先日ご紹介した 
トランス=シベリア音楽祭の第2弾で

失礼ながら いまいっちょ? と感じた
ヴァイオリンのレーピンさんと
チェロのミッシャ・マイスキーさんの

「鮮烈なる協奏曲」と題されたコンサートを
聴きに行きました

レーピン マイスキーのコンサートのポスター

初台のオペラシティだったので 
例によって書き手は遅れて到着となり

最初のレーピンさんのヴァイオリン・ソロ
ロビーのスクリーンで見聴きしましたが

レーピンさんのヴァイオリン・ソロの様子

書き手は
冷えたビールを飲みながら聴いていたせいか
レーピンさんのヴァイオリンの響きは
前回より調子が良いように聴こえました(苦笑)

やっぱりパートナーと一緒より
ソロで演奏の方が良いのかな
などと 勝手な想像をしていましたが

徐々にビールを飲むのも忘れて 
聴き入ってしまいました

今まで聴いたことがない 
かなり前衛的な作品なので
誰の曲かと思いプログラムを見ると

レーラ・アウエルバッハ  
ヴァイオリン協奏曲第3番“深き淵より”

と記されています

うーん 知らない作曲家さんだな
でも こういうのは書き手好みだな

と思いながら 聴いていました

で 次のマイスキーさんのチェロのソロの前に 
座席に滑り込みました

マイスキーさん

チェロを奏でるマイスキーさん

勉強不足の書き手は 
またしても存じ上げませんでしたが

ラトヴィア生まれの世界的に有名なチェリストで
かのロストロボーヴィチにも師事されたとか

チェロが小さく見えるような 
立派な体格の方で
メタボは大丈夫かな? 
などと不謹慎にも思っていました(苦笑)

マイスキーさんが奏でるのは

チャイコフスキー 
ロココ風の主題による変奏曲 イ長調作品33

書き手はチェロが意外に好みでして
チャイコフスキーだと 
余計に安心して聴いていられます

マイスキーさん 
汗をふきふきの大熱演で 
なかなか聴かせてくれました

そして最後は 
レーピンさんとマイスキーさんの競演で

ブラームス 
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102

レーピンさんとマイスキーさんの競演の様子

ヴァイオリンとチェロのダブル協奏曲を聴くのは
初めてでしたが
面白いですね!

同じ旋律を 
まずヴァイオリンが
そしてそれを追うように チェロが奏でていくのは
とても新鮮で印象的でした

支えるオーケストラの重厚感もあって 
とても聴き応えがありました

オケは日本フィルハーモニー交響楽団でしたが

指揮をされた広上淳一さんの指揮ぶりが 
とてもダイナミックで
すごく印象的で 
ついつい指揮者に目がいってしまいました

指揮をされた広上淳一さん

幕間のロビーでも
彼の指揮ぶりを真似をしているお客さんが 
何人もいました(笑)

さて レーピンさんの演奏を 
二回にわたり聴けましたが
書き手は後日の方がとてもよかったように感じました

後日 
チケットをくださった方からうかがったところ

この時期の日本は湿気が多いので
楽器のコンデイションの調整が難しく

正直なところ 
レーピンさんも絶好調ではなかったとか

なるほど~ 
そういったこともあるのですね

確かに楽器は生き物ですから 
色々と大変なのでしょう

で 個人的には 
最初の曲がとても気になって
帰宅後にググってみると 
作曲家のレーラ・アウエルバッハさん

なんと1973年生まれの 
美しいユダヤ系ロシア人さんでした

レーラ・アウエルバッハさん

ピアニストや作曲家として活躍するのみならず
詩人 作家 美術家としても活動する 
マルチタレントだそうな

同行した方は
こういうのは現代的すぎて 
私はあまり好きじゃない
と言われていましたが

書き手は好みなのですよ(苦笑)

不協和音とロマンテイックな調べが
同居するような
そんな得も言われぬ独特な世界を感じます

はい レーラ・アウエルバッハ 発見しました!

レーラ・アウエルバッハさん2

うーん
しばらく彼女の世界に
引きずり込まれそうな気がします?(苦笑)

ロシアの芸術は 奥が深いですよね、、、

ロシアの芸術家たち
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