パラノイアなGW日記・第2弾

今日も良い天気 吹く風も爽やかで
まさに薫風の候 風薫る5月 
木々の新緑が眼に鮮やかです

新緑の写真

地元の鉄砲洲稲荷神社では 
3年に1回の例大祭が行われていました

鉄砲洲神社祭のポスター

本部の方にいただいたパンフレットを読むと
ルーツを平安時代にまでさかのぼれるこの神社は
徳川幕府の埋立てが進んだ1624年(寛永元年)に
現在の地に遷座しました

八丁堀の歴史を紹介したブログに書いたように
江戸庶民の日常生活の消費物資が全国から海路で運ばれ
湊町で陸揚げされていたため
航海の安全を祈念する神社として尊ばれ
当時は全国的な知名度があったとか

今年は遷座から数えて1175年周年
湊 入船 新富 明石町 銀座の各町の神輿が
ソイヤっ ソイヤっと町内をねり歩きます

でも 八丁堀は氏子が鉄砲洲稲荷でなく
日比谷稲荷なので仲間はずれ(苦笑)

神社では 
ちょうどお子ちゃまたちの囃子が行われていました
背景が松の絵なので能舞台だったのかな?

お囃子の様子

神社の横の道には ご覧のように屋台が並んでいました

屋台の写真

まさに非日常の世界です

綿あめに射的ですよ! 
なんだか時間がタイムスリップしたみたい

綿あめ

射的

お店をひやかして歩く 
はっぴ姿の子供たち 格好良い!

はっぴ姿の子供

いなせなお嬢さん

右のお嬢ちゃんは 頭の格好がおしゃれ!
将来はいなせな女性になるのでしょうね

入船から新富に歩いて行くと 
神輿も担ぎ手さんもしばし小休止中

今日は日射しが強くて暑いですからね

それにしても凄い数の人 
天気が良くてなによりです

神輿

お囃子


お囃子もやっていました 
太鼓と鈴のリズムが心地良いです!

まさに非日常の空間で
下町らしさを感じられた気持ちの良いひとときでした

お神輿を担いで練り歩くところも
見たかったけれど
別の用があったので 
後ろ髪をひかれる思いでその場をあとにしました


そういえば 
新富町の交差点付近の桜の木に
なんとサクランボがなっていました!


サクランボその1

サクランボその2

サクランボ狩りをしていた女の子が
わけてくれましたが
甘酸っぱくて美味しい! びっくりしました!

サクランボその3

で 鯉のぼりが気持ちよくたなびいている
銀座の交差点を横目に通り過ぎて

鯉のぼり

次に向かったのは
「ラ・フォル・ジュルネ 熱狂の日々 2015」で
賑わっている東京フォーラム

ラ・フォル・ジュルネのポスター

数年前から
毎年この時期に数日間集中して開催されている
クラシック音楽の祭典

たくさんの音楽好きが集っていて 
ものすごい賑わいです!

会場の様子

今年のテーマは 

PASSIONS 恋と祈りといのちの音楽

PASSIONSのポスター

なんとも魅惑的なポスターにキャッチコピー!
この女性 涙しているイメージだそうで
このセンス 個人的にはとてもお気に入りです

3日間にわたり

祈りのパシオン 
恋のパシオン 
いのちのパシオン 

の3テーマで
10あまりの会場にわかれて 
さまざまなミニコンサートが
朝9:30から夜11時過ぎまで開かれています

ここは糖尿病専門医にイニシアティブをとっていただき
たくさんあるプログラムの中で選ばれたのは
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブルによる祈りのバロック
バッハとヘンデルの宗教音楽の聴き比べです

バッハとヘンデル 

なんとふたりとも1685年生まれだそうで
同い年とは知りませんでしたが
二人の面会は何回か試みられたものの
結局いちども実現しなかったとか、、、

まずはバッハのミサ曲ト短調BMV235
キーリエ(主よ)の言葉で始まる荘厳なミサ曲です

バッハの写真

不謹慎で不適切な表現かもしれず
気に障られる方がおられたら申し訳ありませんが
個人的には 
宗教には文化として接したいと感じ考えています

なにせ節操がありませんから
キリスト教にもイスラム教にもヒンズー教にも神道にも
すべからく興味があります(苦笑)

だから 
たまにミサ曲を聴いても厳粛な気持ちになれますし
ポスターの女性ではありませんが 
琴線に触れれば涙も流せます(再苦笑)

でも このバッハのミサ曲は荘厳ではありましたが
涙を流すまでのパシオンは感じなかったかな


続いてヘンデルの「主は言われた」HMV232

ヘンデルの写真

ヘンデルは 毎年クリスマスに
鈴木さんのバッハコレギウムジャパンが開かれている
メサイアを聴いているので馴染みがありますが

そのせいかどうかわかりませんが
バッハのミサ曲に比べると胸に迫るものがありました

ヘンデル 盛り上げ上手ですね!

コーラスの低音から高音にいたる
それぞれの音色を巧みに積み重ねていくことで
主がおられる天に向かって昇っていく
そんな感覚を実感できる空間を演出してくれます

ちょっと涙腺が緩みそうになりました、、、

敬虔な信者の方は 
バッハのミサ曲の方が良いと思われるのかもしれませんが
不謹慎なその場だけのにわか信者は 
ヘンデルの方が気に入りました


さて 神社に神輿に祈りのバロック 

そんなパラノイアな日を締めくくったのは
新緑の丸の内仲通りを抜けて向かった
新丸ビルにある行きつけのドイツビール屋さん

新緑の丸の内仲通り

今日は暑いし 
バッハとヘンデルの母国に敬意を表して
大好きなヴァイツェン(小麦)ビール!


小麦ビール黒ビール

もちろん一杯ですむわけはなく 
ドゥンケルもしっかりいただきましたよ(笑)

でも 一緒に歩かれた方の万歩計を見ると
17000歩だったので
ちょっと安心して美味しいビールを
楽しませていただきました

皐月のビールは美味しいです!

アウトドアで昼間から飲むのが
いちばんですが(苦笑)


高橋医院