昨日は
春の訪れを予感させるような強い日差しだったのに
風が冷たくて寒い一日でした

そんななかコートの襟を立てながら
ヴァイオリン・リサイタルに行ってきました

ヴァイオリンのリサイタルに行くのは
すごく久しぶり

知人の息子さんの同級生が
リサイタルをされるということで
チケットのご案内をいただきました

ヴァイオリンの画像

岡本誠司さん

まだ東京芸大の現役2年生ですが
昨年のライプチヒのバッハ国際コンクールで優勝され
その記念のリサイタルだそうです

このコンクール
若手の登竜門的な存在のようですが
ヴァイオリン部門で日本人が優勝したのは
初めての快挙だったとか

岡本さん
プログラムを見ると1994年生まれ 
なんと今年が成人式 若い、、、

会場はほぼ満席
同級生や知人の方も多くいらしたのでしょうか
客層は比較的若く和気あいあいとした雰囲気です

リサイタルというと
演奏家は燕尾服というイメージですが
岡本さんも ピアノの江口さんも
おしゃれで比較的ラフないでたちで登場しました


演目は
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
第2番二短調 

ベートーベンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ
第7番ハ短調

休憩をはさんで

イザイの悲劇的な死・作品12 

リヒャルトシュトラウスのヴァイオリンソナタ
変ホ長調・作品18

正直言ってヴァイオリンは
それほど詳しくないのですが

プログラムの後半にいくほど
勢いが乗ってきて 音も伸び
次第に岡本さんの奏でる世界に
引きずり込まれていきました

アンコールは
ブラームスのハンガリー舞曲

岡本さん
本当に楽しそうに
伸び伸びと弾かれていたのがとても印象的で
万雷の拍手でリサイタルは終了しました

やはりまだ若いから
情熱的な曲の方が彼の魅力がほとばしるのかなと
素人は思ったりもしましたが

個人的には
3番目のイザイの曲がとても気に入りました

イザイの世界
ちょっと深入りしてみたくなりましたよ


お恥ずかしい話ですが
書き手はヴァイオリンは小学生の頃に挫折しました(苦笑)

だから余計に
はつらつと若さいっぱいで情熱的に
そして楽しそうに演奏する岡本さんの姿は
とても眩しく映りました

帰り道
「彼はきっともてるんだろうな」と
隣で聞いていた方に話したら

ポイントはそこなの?
と突っ込みを入れられましたが

芸術家なんだから
恋愛だって大いに嗜まないといけないよね

と個人的には思うのですが、、、(苦笑)

 

ちなみに隣で聞いていた方は
最初のバッハで
岡本さんのしっかりとした演奏技術を感じたそうです

うーん 同じ演奏を聴いていても
プロと素人では感じるポイントが違いますね

いずれにせよ
久しぶりにヴァイオリンの音色の世界を
存分に楽しませてもらいましたし
岡本さんのこれからのさらなるご発展を
期待したいものです

そのうち
マスコミにも登場するようになるのかな、、、


ところで本筋とは外れますが
ちょっと気になったのが
ピアノを弾かれていた方の楽譜がなんとiPadでした  

当然 楽譜めくりもなし

最近は演奏の音に反応して
自動的に楽譜を進ませるソフトがあるのですね

ちょっとびっくりでした!

ピアノ演奏の画像

と思っていたら、、、

ピアニストのうしろに座っていた方が
iPadの譜面をリモコン操作されていたそうです

昨日 ブログを読んでくださった関係者の方から
教えていただきました

なるほど~ 最近の黒子さんは 
譜面のページをめくるのではなく
ボタンを押すのですね!

不確かな情報を書いてしまい
申し訳ありませんでした(ペコリ)
高橋医院