左利き肝臓専門医ブログ

2017.11.20更新

NHK特番の「ザ・トゥルース(真実)世界を変えた金融工学」の続きです

ソープが生み出した 金融工学 は
数学者ブラックと経済学者ショールズによって 大きく成長します

kkg21


彼等は 金融派生商品の適正価格を的確にはじき出せる

ブラック・ショールズ方程式を 作り上げました

kkg22

これは ソープ理論を学問的により洗練させた 非常にシンプルな数式で
条件を変えることで 色々な金融商品の価格が計算でき

これまでランダムとされていた 市場の動きのかなりの部分を 
この方程式で説明することができ
株式市場に革命をもたらすことになりました

この方程式を用いて
次々と金融派生商品が生まれ 市場が拡大していきます


1994年には ショールズ自らが
Long-Term Capital Management LTCMという投資会社を立ち上げ
ブラック・ショールズ方程式を用いて12兆円を運用

年率40%の利益をあげ続け!

kkg23


なんと1997年には ノーベル経済学賞を受賞したのです

kkg24



えーっ ノーベル経済まで 

しかもそんな短期間で 獲っちゃったの?
知りませんでした、、、


ちなみに それから20年後の今年

ノーベル経済学賞は
行動経済学の魁 リチャード・テイラーさんに贈られました

kkg25

20年前にノーベル財団が 先見の明を示して
ショールズさんでなくテイラーさんに賞を授与していたら
世界の経済の模様は変わっていたかもしれませんね?(笑)



さて ブラック・ショールズ方程式は

ザ・トゥルース 真実という名の数式

と呼ばれました

kkg27


予測不可能な市場の動きも 解析・数式化して的中させるための試み
全てを統一できると 科学者たちが信じた数式でしたが

その一面で 富を得るための数式 錬金術 とも揶揄されました

kkg28


しかし 栄華が長続きしないのは世の常で

新たな市場開拓のために
ロシアなどの新興国の国債をターゲットにしたLTMCは
1998年のロシアのデフォルト・債務不履行により破綻して

損失は46億ドルにも上りました

ブラック・ショールズ方程式では
0.0003% 100万年に3回の確率でしか起きない事象と計算していた
ロシアのデフォルトが 現実に起こってしまったのです


世のエコノミストたちは

ショールズらが数式に頼りすぎていた 目の前の現実より数式を信じていた

数式は 平常時の状況は予測できるが 金融危機は予測できず対応できない

破綻はごくレアな現象ではあるが
数式が成り立つ前提条件が破綻すると うまくいかなくなる

これが 金融工学の限界である 

などと論評しました



一敗地に塗れた 金融工学


しかし たくましく復活してきます

マネーゲームの魅力は強力で
一度よい目を味わうと 失敗してもあきらめきれず

より効率的なトゥルースを求めるため
金融会社は 多くの科学者を雇い
たくさんの新たな金融派生商品を作り出します


ちょうどその頃のウォール街には
アポロ計画の終焉により職を失った科学者・ロケット工学者が参入し始め
彼等は トゥルースの在り処を 月でなく金融の世界に求めたのです

当時 ロケット物理学から金融工学の世界に転入した物理学者は

金融業界での仕事は
物理学のそれとほとんど変わりなくエキサイティングで

kkg29

物理学の法則が金融工学の世界にもあると信じていた そうです

kkg30


マーケットに進出してきた科学者たちは

自分たちの理論の正しさを証明したい
金融市場で利益をあげたい 金儲けがしたい

という

数学としての純粋な面 儲けたいという貪欲な面 の2面性を持ち

kkg31

金融商品をヒットさせて 巨額のボーナスを得るという
いかにもアメリカ的な価値観に基づく  サクセスストーリー

を描いていきました


そして

新たな局面を迎えた金融工学の大躍進により

為替 原油 住宅ローン 天候 などが 投資の対象となり
市場はカジノのようになり 規模は500兆ドルに膨れ上がりました

金融派生商品(デリバティブ)は
世界のGDPの7倍以上のマネーで運用されるという
 

実態をともなわない まさにバブルで異様な世界と なっていったのです

kkg32


でも 世の人々はその時点で
BRCISなど新興国の好景気も合わせた 右肩上がりに浮かれてしまい

そうした浮かれた状況の背景に潜む異様さに
哀しいことに 気がついていなかった

もちろん 少し火遊びをしていた書き手も
ことの重大性や異様さに 全く気がついていませんでした(苦笑)

 
そして あの 2008年を迎えるわけです


2017.11.17更新

書き手は  大学院で免疫学を学んでいました
(学ぶというより遊んでいた?:苦笑)

当時はインターロイキンという 
リンパ球が産生するホルモン様物質が同定され始めた頃で
免疫の分野は とても活気づいていました

ちなみに 現在ではインターロイキンは40種ほど同定されていますが
書き手が遊んでいた30年ほど前は
まだ数種類しか発見されていませんでした

日本は この分野の研究で世界をリードする立場にあり

そのフロントランナーの研究所のひとつが
今年 文化勲章を受勲された松原謙一先生が率いられ
IL-6の発見者 岸本忠三先生が活躍されていた
大阪大学・細胞工学センターでした

kkg01

細胞工学 Cell Engineering  という言葉は

それまで聞いたことがなかったのですが
その響きはとても印象的でした

細胞 という単語と 工学 という単語の結びつきが
なんだか違和感があるようで
それでいて なんとなく先駆的な格好良さも感じて


で 長い前振りになって恐縮ですが

書き手がもっと大人になってから(笑)

工学という単語が 別の単語とくっついているのを見聞きして
もっと驚いたのですよ!

それが 今日のお題の 金融工学 です

kkg02


NHKの「ザ・トゥルース(真実)世界を変えた金融工学」

という番組を見ました

kkg03


なぜか最初に 吉川晃司(なつかしい!:笑)が出てきて
ショーペンハウアーが語ったという こんな警句を紹介します

富は海水に似ている 飲めば飲むほど  喉が渇く

kkg04


うまい導入ですよね!(笑)


金融工学

その響きは 細胞工学よりも
もっと違和感があって もっとアヤシイ!(笑)

kkg05


番組では まず 金融工学が何たるかを紹介します

数学 物理学の数式を駆使して 富を拡大して 儲けようとする科学で
現在の金融ビジネスのほとんどの分野で 金融工学が使われており
金融工学の登場により 世界の富は500兆ドルまで膨れ上がっている

確率論をベースに構築されたもので
株価を 単純な数式で表し予測することを 初期の目的としていた


金融工学が出てくる以前の投資は
企業の経営に関する情報を集め
そのうえで カン 経験 度胸 で 投資判断をしてましたが

金融工学の登場により その景色が一変してしまい
次々と新しい金融派生商品(デリバティブ)が生まれて
市場は巨大に膨れ上がった

kkg06


そして そのあと 突然 暴走を始めて
かってないほどの規模の経済危機を生み出したのは ご承知のとおりです


では 金融工学は 誰が いつ どのようにして 生みだしたのでしょう?

1960年代のマサチューセッツ工科大学に
エドワード・ソープという 金融工学を生み出した数学者がいました

kkg07


世界恐慌の時代に子供時代を過ごし
経済的自由の重要性を認識していた彼は
要は 金儲けが好きだった?(笑)

自らの数学的才能を駆使して
確率論によりブラックジャック必勝法を見出し

そのアイデアを基に
株価の不規則でランダムな動きを 数学的に表現し予測する試みを始め
ウォール街の投資の世界に持ち込んで 巨額の富を得ようとした

kkg08


Beat the Market マーケットをぶっとばせ という書籍を執筆 出版し

従来の投資の重要な参考資料だった 会社の財務状況 経営方針など全く無視し
自らが考案した数式のみを信じて 投資を行う

そんな当時としては破天荒なやり方に
多くのウォール街関係者は 興味を示しませんでしたが

彼の出現を契機に
金融界は 数学者・物理学者が幅を効かせる世界となりました


個人的に 彼の業績(?)で注目だったのは
「空売り」という方法を発明したことです

kkg09


空売りは 今でこそ投資家さんやヘッジファンドさんらが
マーケットで巨額の利益を得るために
日常茶飯事的に行われていますが

値上がりだけでなく 値下がりでも儲けようという 空売りのアイデア

kkg10

書き手は 初めてそのやり方を知ったとき
ずいぶんとえげつないことを考えだした奴がいるものだと
びっくりしたものですが

なんとエドワード・ソープが思いついたものだそうで

ワラントという
金融派生商品とリアル株の割合を 絶妙に調整する数式を作り上げ
年に20%の利益をたたきだしていたそうです


さて ソープが生み出した金融工学 
この先 どんな風に暴れていくのでしょう?(笑)

 

2017.10.30更新

昔 スペイン北西部のガリシア地方を旅したとき
荒涼とした海岸線や自然を目の前にして
「太陽の国・スペイン」といったイメージとのギャップに驚きました

現地ガイドさんに その印象を話すと
「フラメンコや闘牛だけがスペインではないのだよ」
と ポツリと言われましたね

バスク地方を旅したときも
町中の道路標識や公共機関の案内には
必ずスペイン語とバスク語の両方が記載されているのを認識して
なるほどね~ と思いました

スペインには さまざまな地方文化があり
田舎に行くほど
マドリードやEUのことをよく言わない人が多いようにも感じました

cata00

 

そして今回の  カタルーニャ独立騒ぎ

cata01

 

バルセロナは  大好きな街です


ガウディやモンタネールの建築物
ピカソやミロの美術館
ゴシック地区の迷路にたたずむ歴史あるバール
バルセロネッタの海水浴場
そして スリにあった地下鉄(笑)

cata02


カタルーニャは
スペインのスパークリングワイン カヴァの名産地でもあります

cata03


そんなカタルーニャが 今 大揺れです


9月に起こった悲惨なテロ事件のあと
10月初めに行われた独立選挙に端を発した騒動は

cata04


中央政府の強硬かつ稚拙な対応のせいもあって 泥沼化しています

28日には

中央政府は 初めて憲法155条を用いてカタルーニャの自治権を停止し
自治州政府の指導者たちを罷免し
新たな選挙を12月に行うことを発表しました

cata04a


それに対し カタルーニャ議会は 再度 直ちに独立を宣言して

cata04b


解決の落としどころが見つからない 最悪の状態に陥ってしまいました

cata05


もともと カタルーニャ バスク ガリシア といった地域は
統一国家としてのスペインが成立するずっと前から
独立した言語や文化を有する地方として 長い歴史を持っていました

だから ジモピーの認識としては
スペイン人である前に
カタルーニャ人であり バスク人であり ガリシア人であり
自分たちの歴史や文化に 強い誇りを持っている

cata06a


でも カタルーニャは
バスクやナバーラが自治州として独立した徴税権を有するのと異なり
税収を中央政府に払い 中央政府から補助金を貰うシステムに
組み込まれているそうで

スペイン全体の 国土の6% 人口の16%を占め
そしてGDPの20% 総輸出額の25%を有し
国内屈指の経済力を持つにもかかわらず

上記システムのために 経済的な潤いを得られず
教育 社会保障 インフラ整備などは 国内でも下位レベルだそうです

だから 余計にマドリッドの中央政府に対する不信感が強い


さらに 両者の関係を決定的に悪くしたのが

カタルーニャ州議会が2006年に成立させた自治憲章を
中央政府が国の最高裁に訴え 2010年に憲法違反との判断を導きだし

それ以降 カタルーニャ州議会が提出するあらゆる独立のための政策を
ことごとく司法に訴え無力化する手段をとり続けていること


そうした背景で起こった 今回の独立騒ぎ

cata07

ここまで泥沼化したのは
独立選挙の投票日に ラホイ政権の中央政府がとった
警察を導入しての強硬な排除策のせいで

cata08

あれがなければ
カタルーニャの人々の心を ここまで頑なにさせなかったのでは?
という論説が 欧米のメデイアには多く見られるようです


確かに ラホイ政権の初期対応は稚拙だったように感じますが

でも その後の一貫した強硬な対応には
一歩たりとも譲らないぞ!という強い意志を感じます

cata09


また フェリペ国王のコメントも
カタルーニャに対する思いやりは微塵もなく
中央政府の対応に近いものがあったように思います

cata10


書き手は 地方の文化や伝統は 大切にされるべきだと思います

でも 国民国家としては 国の統一を守るためには
こういう対応をせざるを得なかったのかな? とも思う


cata11

 

カタルーニャは EUや他のヨーロッパ諸国に仲介を求めたいようですが

他の国だって国民国家なのだし
ましてやEUは そうした国民国家の上に立とうとしているわけだから
カタルーニャからのヘルプ!の声は 無視されますよね

唯一 スコットランドがカタルーニャにシンパシーを示していますが
EUはもちろん他のヨーロッパ諸国は 無視を決め込んでいます


独立意識が強い地方と 国民国家・ネーションとの関係は 難しい

地方は独立した共同体として
国民国家ができる以前のずっと昔から 機能してきたわけですからね


さて この問題 どうなるのでしょう?

落としどころが 見つかるのでしょうか?


現地在住の大野ゆり子さんが
Foresightというオンラインマガジンに書かれたレポートによると

幸いなことに カタルーニャ人は非暴力をモットーとしているので
暴力沙汰が起きる気配はないそうです

cata12


それと カタルーニャの人々全てが 独立に賛成しているわけではなく
自治州政府の独立宣言に異を唱える人々も多くおられて

独立に 賛成 反対 の双方の立場のデモが起こっているそうです

cata12a

内乱のような状態にならなければいいけれど、、、


しかし カタルーニャ人らしい気質を表した言葉に

Seny という

知恵 良識 精神的なバランス感覚 
といったニュアンスを意味する単語があって

そうしたメンタリティを カタルーニャの人々は誇りにしているとか

cata13b

SENY と書かれたプラカードを持って
デモに穏やかに参加する人々も少なくないそうで

cata13


まさに Senyに 平和裏に 落としどころを見つけて欲しいものです!



2017.10.23更新

公の場では 政治と宗教の話はしない方が無難なのでしょうが

衆議院選挙も 無事に終わりましたから

17el14

ちょっと こっそり 政治ネタ します(笑)

yrid10


書き手は これまでのブログで

トランプさんのやり方に疑問を感じることや

佐野元春さんの政治への姿勢に共感を覚えながらも
でも歳をとると逡巡するところもある

といった

まあ 当たり障りがないことを 書いてきましたが(笑)


今回の選挙を巡っての

ちょっとびっくりするような
予想外 想定外なダイナミックな動きが続いた政治情勢

政治家さんたちの騒動

それらに関してさまざまなマスコミで繰り広げられた論評

などを見聞きしていて 感じることがありました


それは  日本では リベラルがどうなっていくのか? ということ


いわゆる ”保守” と ”リベラル”

” ” が意味するところは 
必ずしも一筋縄ではいかなくて なかなか厄介でもありますが


17el01


優等生的かつ短絡的な表現で恐縮ですが

社会や政治が健全に発展していくためには
その両方が 二大政党制で 競い合った方が良いと思う

17el02

日本の政治風土には 二大政党制は似合わない
という話もありますが


で 今の日本では 

保守は いわずもがなの存在感がありますが

リベラルは どうなっていくのだろう?

という気持ちが ずっとありました


書き手も さすがに若い頃は
今のように世の中を斜めに見てばかりいませんでしたから(苦笑)

どちらかといえば左寄りで
(左利き=酒飲み という意味ではありませんよ:笑)

保守かリベラルかといえば リベラルで

学生の頃は 江田さんの社民連とかに 淡い期待を持っていました

17el03



まあね でも 歳を重ねると
よいことか悪いことかわからないけれど(苦笑)
ついつい保守化しますよね

言い訳するわけではありませんが(苦笑)

アメリカでも 年齢層が上がるに連れて
赤の保守党の支持者の割合が増えてくるし

17el05


イギリスでも 47歳を境にして
保守の支持がリベラルのそれを上回るようになる
(この図では 保守:青 リベラル:赤 と これまでの逆です)

17el06


でも 個人的には
若い頃のリベラルへの思いも 心のどこかにこっそり生息していて

佐野さんの歳を重ねてもぶれない姿が気になったり
リベラルはどうなるのかな?という思いを
イジイジと持っていたのですよ(苦笑)


で 今回の選挙

新党結成で アッと驚く政治ショーの幕を勢いよく開けたけれど

17el07

あのたった一言で トリックスターになり損ねた 緑のおばさまの

17el08

ご本人が全く想定していなかったであろう “大功績” によって

思いがけず リベラル新党が生まれ 

17el09


ご存知のような結果に あいなったわけで

17el13



この結果は 仕掛けた彼女は憮然でしょうが
書き手は 結果として彼女の功績が大だったと思うのですよ

まさに 瓢箪から駒!(笑)


17el10




こうした想定外の政治情勢の変化を受けて

選挙区と比例区で 保守とリベラルの使い分け!

なんて投票行動をした人も おられるのではないかな?


これから先 うまく育って行ってほしいものです(主語ナシ:笑)


それから

あのトリックスターの巻き返しはあるのかな?
という下衆な関心も 正直言ってあります

17el11

傷心のパリでの記者会見では しおらしいところを見せていましたが
転んでも ただでは起きないキャラでしょう!(笑)



ところで 結構驚いたのですが

各種の世論調査によると

若い層では リベラルでなく保守の支持が圧倒的に多くて
リベラルの支持は むしろ中高年 特に60代以降で多いそうで


17el12

えーっ そうなの?

若い頃はリベラルシンパで 今は保守シンパの書き手にとって
このデータは ホントに驚きました

今の若い人たちは 書き手が若かった頃より
ずっとリアルで 賢いのかもしれません


それにしても 安倍さん 悪運が強いなあ(笑)

 

2017.10.20更新

飛行機の中で スッチーさんに優しくしてもらいたい!

そう願う世の殿方は 少なくないと思います

そこで今日は スッチーにモテモテになる秘策を 特別に伝授します

ca01


以前 学会の帰りの某地方都市から東京へのフライトでのこと

隣の席には 40代くらいの金髪の男性が座っていました

地方都市から東京に向かう便に
外国人がひとりで乗っているのが珍しかったので
「旅行ですか?」という感じで 話が始まりました

彼は カナダのモントリオールに本社がある会社の
日本支社のマーケティング責任者で
仕事の関係で 四国や九州の田舎にほとんど毎月行くそうです


最近の日本の若者は海外に行かなくなったから
精神的鎖国状態に拍車がかかるね

日本はアメリカべったりだから ハワイの次の51番目の州でしょう?

いや ハワイのあとにはカナダがいるから 日本は52番目

などなど 途切れることなく どうでもいい会話が続きました(笑)



会話はずっと英語でしていましたが

その途中でふと思ったのが

日本語をしゃべらない外国人が
九州や四国の田舎に一人で行って不自由しないの? 

ということ


日本語が喋れなくて 田舎では不自由じゃない?

日本語 喋れるよ
伊予弁や熊本弁は喋れないけど(笑)

え そうなの?
でも さっき スッチーと英語でやりとりしていたじゃない?

ca02


彼は書き手の質問を聞いて にやりとして こう答えました

日本語を喋ると
スッチーのサービスが悪くなるんだよ!



ええっ?


日本では 英語しか喋れないふりをした方が
色々な状況で 良い待遇を受けられることが多いんだよ

そう言って 彼は ウインクするのですよ!

ca03


いやはや まいりました(笑)


でも 確かに彼の指摘は 的を得ているかもしれません

明治以来 脱亜入欧で アメリカやヨーロッパばかり見ていて

一生懸命 手を変え品を変えで 英語教育に勤しんできたのに
残念ながら GAIJINさんから
世界でいちばん英語が使えない国 と揶揄されてしまう現状ですから

英語を喋る西洋人に対する崇高の念(?:苦笑)は
哀しいかな 日本人に染みついているのかもしれません


ca04


そして 特に男女の関係のシチュエーションで
そのコンテクストを見抜いて上手く利用されておられる

日本に長く住んでいる GAIJINさん男性の知恵!

うーん 日本男児としては 正直 微妙な気持ちがします(苦笑)

ca05


でも このシチュエーション 

金髪女性と日本男児の間でも

きっと成立しているのかもしれませんね?(再苦笑)

ca07


 
そういえば 今日はこんなベタなタイトルにしましたが

スッチー なんて呼び方 今や死語ですね!
若い人には わからないかな?

でも 書き手的には CAさんというと このイメージなのですよ(苦笑)

ca06


PANAM

もっと わからないか?(再苦笑)



2017.09.18更新

秋といえば やはり これです!

as1701

定食屋さんのこんな広告を目にする季節になると
さんま大好き!の書き手は いてもたってもいられなくなります!

去年一昨年も この時期に さんまネタのブログを書いていますが(笑)

今年は例年になく不漁とのことで なかなか食べる機会がなく
先日やっと 今年初めていただくことができました


でも 噂通り 今年のさんまは ちょっと、、、

これが 昨年 同じような時期にいただいたさんまの塩焼きで

as1702


今年は こちら

as1703


ご覧になってお解りのように 身が細いし 脂のノリも悪い

この時期 根室沖で獲れるさんまは
いちばん脂がのって美味しいはずなのに

でも さんまラバーは 
いつものように しっかりときれいにいただきました(笑)

as1704


別の日に家でいただいたさんまは 少し身が大きかったですが
でも 脂のノリはもうひとつだったかな

as1705


お店の方にうかがうと 去年のブログに書いたように

海水温の変化や 沖合で中国の船が根こそぎ獲っていく状況下で
(日本の漁船の10倍以上の大きさの中国船が沢山稼働しているそうです)
年々 さんまの状況は悪化しているそうです

去年もひどかったのに 今年はさらに悪くて
来年以降もどうなることかと お店の方は心配されていました


美味しい脂ののったさんま 食べられなくなってしまうのかな?

哀しいことです



さて 週末の午後 デパ地下を徘徊していたら
こんな秋も発見しました!

as1706

高い! びっくり!!

as1707

確かに 国産で とても立派なお品ですが 8万円ですか!

余計なお世話でしょうが
いったい どなたがお買い上げになるのでしょう?(笑)


そのとなりには こんな別の秋もありました

as1708

 

こんな風にして デパ地下で売られているのですね!
初めて見ました



そして 家への帰り道 宝町の交差点あたりを歩いていたら
街路樹の下あたりが なんとなく匂うのですよ

as1709


えっ もう? と思って路上を見たら こんな光景が

as1710

銀杏の実が  落ちて潰れて
あの独特の匂いを周囲に漂わすのは
11月に入ってからと認識していたので驚きました!


色々なところで さまざまな小さな秋を感じた
休日の午後でした



2017.09.01更新

民主主義とは何だ? 

NHKの特番 欲望の民主主義

だらだらと感想を述べ綴ってきましたが やっと最終回です
ここまでお付き合いいただいて 有難うございました(苦笑)

さて 冒頭に記した 根源的な問いがなされる最終パートでは
ドイツの哲学者の マルクス・ガブリエル の登場頻度が増えます

ybmin81


彼は 民主主義について こんな風に語ります

民主主義は 情報処理の特定の形であり
人間の行動を組織化する方法で 真実を中立的に判断すること である

ともすれば人は
民主主義を 真実を得る方法 うそつき政府を暴く方法 と信じがちだが
そうした解釈では混乱を招いてしまう

また 現在 直面しているさまざまな問題は
感情的な判断から引き起こされているので
感情的でない民主主義が必要だ


民主主義は あくまで社会を機能させるシステムであり
そこに善悪の判断や 過度な感情的な期待を求めてはいけない

ということでしょうか?


また 彼は こんな風にも語ります

民主主義の機関は 巨大な情報処理システムである

現代では 大きな社会システムが どのようにして稼働しているか
誰も理解できていない

政府の仕事は この仕組みを理解できている者がどこかにいる
という錯覚を生み出し それを維持することである


現代社会を支配する巨大で複雑化したシステムを
俯瞰的に理解できている人なんていない

という指摘は 確かに色々なところで見聞きします


でも そうしたら 人はどうすれば良いの?
見通しの効かない霧のなかで ひたすらもがくしかないの?

ybmin83



彼は テロリズムについても言及します

テロリズムは 恐怖を作り出すことによる支配 統治であり
人々の間に恐怖が増しているが 

極端な恐怖と不安には 大抵 根拠はない
根拠のない視線が恐怖を作り出している

うーん ここは わかったような わからないような、、、(苦笑)


そして彼は 民主主義の未来について こう語り続けます

民主主義は 手続きや制度の中で 普遍的価値観を実現する試みで
私達は まだ民主主義を実現していない

民主主義は 未完成なもの 常にこれから実現されるもので
今の民主主義が正しい規範だと勘違いしてはならない


では どのような方向に 作り上げていくのか?


民主主義は 共同体の倫理の実践であるが
それは 反対派の共同体とも言え

異なる意見を意見として認めること
声なき声を尊重する制度 少数派の気持ちを尊重することが
民主主義の必要最低条件である

民主主義が機能するのは
普遍的価値を受入れたときだけだと認識すべきで
その普遍的価値は 他人の苦しみを理解する 人間の度量にかかっている

苦しんでいる人の気持ちを推し量り
それを自分のこととして認識することが 倫理感の原点であり
それがないと 民主主義は機能しない


結局 民主主義のキモは 前回も言及しましたが

他者への思いやりであり 反対意見への寛容さ 

ということでしょうか?

ybmin85


そして彼は こんな警句も発します

もし民主主義の価値観が世界で崩壊したら
かってない規模の戦争が起こるであろう

だから 民主主義を守るのは価値があることで
今のところ 人間がみんなで生き残るための唯一の選択肢である



最後に 民主主義と欲望の資本主義の関係 について言及します

民主主義は 欲望の資本主義と明らかに関係している
この恐怖の欲望を乗り越えなければならない

ybmin86


では どうすれば乗り越えられるか?

そのための唯一の道は
民主主義の最大の価値を思い起こすことである


彼が敢えて具体的な言及をしなかった 民主主義の最大の価値とは

再度 他者への思いやりであり 反対意見への寛容さ

ということでしょうか?



ということで 欲望の資本主義 の続編 欲望の民主主義

アメリカ フランスという 民主主義の老舗の国々において
民主主義がいかに苦悩しているかがよくわかりましたし

民主主義とは何か? という根源的な議論も交わされ

今回もなかなか面白かったし 勉強になりました



意外な収穫だったのは マルクス・ガブリエル を認識したことです

ybmin87


実は彼のことは そのうちに紹介しようと思っている
「いま 世界の哲学者が 考えていること」という とても面白い本に
現代哲学界のスーパースター 的な扱いで紹介されていたので


ybmin88

彼の名前は知っていたし 興味を持っていたのです

それが この番組で 実際の風貌 話し方などを見ることが出来て
驚きましたし とても面白かった

確かに
番組のまとめのパートのほとんどを 彼のインタビューが占めていたように

彼の意見は面白かったし 説得力がありました

今後も注目したいと思います

ybmin89


プロデューサーの丸山さん さすがのご人選でしたね!(笑)



さて 一昨日 哲学者の中村雄二郎さんの訃報を新聞で知りました

yunakamura


書き手が学生時代 自分の価値観を形成しようとしていた時期に
中村さんの著作をむさぼり読んで とても大きな影響を受けたものです

ものを考えるときの指標を与えてくださった方 のひとりです

共通感覚論 魔女ランダ考 感性の覚醒 などなど

懐かしいです、、、

ご冥福をお祈りしたいと思います



2017.08.28更新

久々にNHK特集の 欲望の民主主義 の話題に戻りますが


番組も終盤にさしかかり まとめに入っていき

民主主義とは何だ? 

という根源的な問いが投げかけられます


ybmin71a



番組をリードする形でコメントしてきたマルセル・ゴーシュは 
こんなことを語ります

自由の本来の意味は 自らの運命を決定する力である

そして 社会全体として より高度な目的を達成するために
個々人の自由の領域を超えて 互いの自由を結集することが出来る

民主主義とは 理想の世界であり
個々人の自由の領域を超えて
同意できないことについて議論することこそが面白い

ybmin72


さまざまな人たちから構成される社会で
お互いの違い 対立 矛盾 根本的な多様性から
創造的なものを生み出すことが民主主義であり
その結果 文明は発展していく



一方 精神分析のシシリア・フルーリー
民主主義の熟成を阻むものについて言及します

度を超えた個人主義は 民主主義を危険な状況に陥れるので
個人主義でなく 個性化を確立することが大事である

個性化を確立するということは
自分は他とは異なるけれど 公共的なことにも参加する ということで

自分自身の特異性 才能を明確にしつつ
他人とともに集団的物語を築くことである

民主主義が進化するには この点が欠かせない

ybmin73



こうしたコメントを受けて ナビゲーターの吉田さんが こうまとめます

感情の民主主義を越えるために

*他者の存在を尊重すること

*理不尽さを和らげる社会を作っていくこと

が 大切なのではないか?


民主主義の根幹を成す部分が なんとなく 見えてきたような気がします

他者への思いやりと寛容を持てる個の確立

目新しさがない 言い古されたことですが
民主主義には それが大切ということでしょうか?

ybmin74



ここで 政治学のヤシャ・モンクが とても興味深い意見を語りました

現状の解決策は
民主主義からの撤退でなく グローバリゼーションからの撤退でもない

民主主義を再活性化し グローバリゼーションによる衝撃を緩和するような
新たな政策を採用すること

グローバリゼーションが国内にもたらす影響に対応するには
どうしたら良いか考えること

ybmin75



欲望の資本主義と民主主義の関係について考えてきた番組をまとめるには
なかなか好ましい(?:笑)意見です

歯触りの良い意見で
なにをどう 具体的に実現するかは難しそうだけれど(苦笑)


以前 BS朝日で日曜夜に放送している
世界情勢を報道する「いま世界は」という番組で

コメンテーターのエコノミストの伊藤洋一さんが

これからの社会で重要なのは いかにしてグローバリズムを修正していくかだ

と述べられていたのが 印象に残っていますが


民主主義は 欲望の資本主義を修正できるか?

どうなのでしょう?



番組の中で 民主主義における欲望 についても
度々言及されていたのが面白かったです


前述のヤシャ・モンクは

欲望の資本主義によるグローバリゼーションに対抗する
そうした役割を求められる国家のなかでも
人々は見えない敵におびえながら 欲望を渦巻かせている 

と語り 民主主義にも欲望が関わってくることを示唆しています


また 前回にご紹介したように
18世紀のアイルランドの哲学者・政治家 エドマンド・パーク
フランス革命後の混乱を揶揄し

我々の本性が抱える大きな過ちは
次から次へと 飽くことなき欲望の追求の果てに
手に入れた全てのものを 失うしかないことである

と 民主主義の理念が 欲望によって変容するリスクを看破しています


マルセル・ゴーシュは

人は 理性的な理由ではなく 情動的な理由で思考を維持する 

と語り やはり 民主主義と情動 欲望との関連を指摘しています



これらの意見を受けて 番組では

民主主義は 人々が生き延びようとする欲望の集合に過ぎないのか?

という ネガティブで刺激的な問題提起もしています

ybmin76


グローバル資本主義にも 民主主義にも 大きな影響を及ぼす 欲望

うーん 厄介ですね、、、

 

 

2017.08.25更新

今年は6~7月はカラ梅雨で 暑くて晴れた日が多かったのに
8月になってからは 毎日のように雨が降り

kgzo00

連続降雨日数の記録が21日間で 40年前の夏以来とか

40年前の夏というと
書き手は高3で 大学受験勉強で予備校の夏期講習に通っていて
あまり良い思い出がありません

そういえば 天気も悪かったかな?(笑)


そんなわけで こんな天候が続くと 夏も終わりかなと感じてしまいます

学校も もう2学期が始まったそうですね


さて 夏の終わりといえば
16日には 京都五山の送り火を BSテレビで中継していました

kgzo01


番組の解説を聞いて 初めて送り火について詳しく知ることができましたが

お盆で現世に戻ってこられたご先祖様の霊をお送りするという
厳粛な宗教行事であること

を 改めて認識しました


また 送り火の準備の様子も放送されていましたが
保存会の方々が中心になって 薪を伐採するところから始まり

kgzo02

あの山肌に映える大きな火文字は

kgzo03a

山の傾斜に点在する 文字を形成するポイントの連なりにより形成され

kgzo03

その各ポイントに束ねた薪を運び

kgzo04

合図とともに順番に あるいは一斉に点火していきます

kgzo05


山の点火ポイントからの実況もされていましたが
眼下に広がる京都の町の夜景がきれいでした

kgzo06


こうした地元の方々の地道な作業の積み重ねにより
あのような美しい送り火が見えるのですね

kgzo07


五山の文字や記号の由緒の解説もしていましたが
昔はもっと多くの 大小の送り火が見えたそうです

kgzo08

とても勉強になりました

特に 鳥居が とても鮮やかできれいでした

kgzo09

 

嵐山では 川で灯篭流しも行われて とても美しいそうです

kgzo09

ナマで見てみたくなりました


京都の送り火といえば
小学生の頃に 夏休みの家族旅行で京都に行ったのが
ちょうど送り火の頃で

送り火を見ながら
楽しかった家族旅行も そして夏休みももうすぐ終わってしまうと思い
柄にもなく 妙に寂しく感じたのを憶えています


夏の終わりは 寂しいものですね

kgzo10a



さて 秋田でも この季節に大文字の送り火がされているそうですが
今年は 秋田らしいひと工夫がされたそうです

kgzo11

秋田犬 大人気ですからね!

ハートにしたのが にくいです!(笑)


 

2017.08.21更新

どうも彼の言動を見聞きしていると ジョーカーを連想してしまうのですよ


クリストファー・ノーランのバットマン映画 ダークナイト

bmdn01


ヒース・レジャーが鬼気迫る勢いで演じていた 悪役のジョーカー
非常に強いインパクトを感じて
あの映画 書き手は何気にお気に入りです

bmdn02


ジョーカーが表現していたものは

人の心の闇に潜む 普遍的な邪悪さ

普段は理性や知性でそれを覆い隠しているけれど
何かの拍子で発露してしまうと 抗しがたく勢いづいてしまう

そんな 力強い負の情念 ドグマのようなもの だと思っています


bmdn03


人は そのネガティブな情動を御しきれるか?

あの映画が訴えかけているテーマは そうしたものではないかと
書き手は勝手に想像しているのですが



先日 アメリカ・バージニア州で起こった
白人至上主義団体と反対派との衝突事件に際し

bmdn04

彼が記者会見で 感情あらわに発した言葉や振る舞いを見て

文頭に述べたように 書き手はジョーカーを連想してしまいました

bmdn05


見たくない 人の負の性 闇の部分

ジョーカーもトランプも それを思い切りさらけ出している


でも 間違いなくジョーカーは そのことを意識しているけれど

bmdn06



トランプは 多分 意識していない?(苦笑)

bmdn07


アメリカの人々は
自らが尊ぶ民主主義による選挙で選んだあの大統領を
この先 どうするのでしょう?

映画のストーリーのように
抗しがたい潜在的な邪悪に対する理性の勝利を
示すことができるのでしょうか?

bmdn08



NHK番組の「欲望の民主主義」で マルクス・ガブリエルが語っていたように

アメリカ人は 民主主義制度の秀逸さを
自らが選んだ大統領を弾劾する という方法により
証明することが出来るのでしょうか?


天邪鬼で無責任な書き手は ちょっと興味津々です(苦笑)



前へ

entryの検索

カテゴリ

高橋医院 メールでのお問い合わせはこちら 高橋医院 メールでのお問い合わせはこちら