左利き肝臓専門医ブログ

2018.02.23更新

清少納言 と 紫式部

王朝文学史に燦然と輝く名を残すふたりが
ライバル関係 女の戦いがあったのではないか?

そんな風に邪推されるのは
ふたりがともに 一条天皇の後宮に仕えていたからです


清少納言は 

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一条天皇の最初の妃である 定子に仕えました

定子は 時の絶大なる権力者 藤原道隆の娘で
一条天皇が10歳  定子が14歳の時に 定子は後宮に入内しました

その3年後に 清少納言が女房として仕えるようになります

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一条天皇も定子も 聡明で文化好きだったことから
定子が中心となった後宮は まさに洗練された栄華な世界で

人々が共有する知性 教養に裏付けられた
風流で機知に富んだ会話が交わされる 
開明的な雰囲気にあふれていたそうです

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しかし 幸せな良き日は長くは続かず
道隆が糖尿病で没すると 藤原家内で熾烈な権力争いが起こり

道隆の長男・伊周(定子の兄)は
道隆の弟の道長の陰謀により失脚してしまいます

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そして 世は 道長の時代になります

道長は 得意の策略を巡らせて 定子が一条天皇に会えないようにし
さらに自分の娘の彰子
一条天皇の第2の皇后として後宮に送り込みます

一条天皇が20代 彰子が12歳のときです

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こうしてふたりの皇后が並び立つ状況になりますが

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既に清少納言らの活躍により 文化の誉れ高い定子の宮 に対抗するように

道長は教養高い女房をたくさんヘッドハンティングして
彰子の宮を盛り上げようとします

ここでスカウトされた女房のひとりが 紫式部 でした

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紫式部は 清少納言に匹敵する活躍を道長に求められ
当時は貴重品だった紙 墨 硯などを 道長から豊富に供給され
源氏物語を書くに至ったと言われています


そういう意味では 清少納言と紫式部は
それぞれ 定子宮と彰子宮の文化広報担当職のような存在で
確かにある意味で ライバル関係にあったと言えるのでしょう


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しかし定子は 彰子が後宮に入ってからわずか10カ月で
産後の状態が悪く 25歳の若さで あっけなく亡くなってしまいます

そして 定子の宮はなくなり 清少納言も後宮から去ります


紫式部が彰子の宮に女房として仕えるようになったのは
彰子が後宮に入って何年後かと言われていますから

実際に後宮で 清少納言と紫式部が
顔を合わせて言葉を交わすといったことはなかったと考えられています


うーん 才能があり筆も立つ女同士の
バチバチとした火花を散らす争いを期待する下衆としては
ちょっと残念な展開ですが(苦笑)

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でも 少なくとも紫式部は
清少納言のことを かなり意識していたようです

というのも 紫式部は自らの筆で 清少納言のことを

利口そうに漢字を書き散らしているけれど よく見ると間違いも多く
こんなふうに自らの才能をひけらかそうとする人の行く末は
必ず悪くなるばかりだろう

と 辛辣に評しているのです

しかも 後ろ盾である定子が亡くなり
清少納言がひとりでわが身の行く末について案じている状況で
このように完膚なきまでに論破していて

水に落ちた犬は打て 的な感じで
うーん ちょっと意地が悪いかな という感じすらします

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確かに 知的で華やかだった定子の宮 その中心にいた清少納言に対して

時の権力者の交代により しゃしゃりでてきた感じの新興の彰子の宮で
清少納言と同じ役割を求められていた紫式部としては

定子の宮や清少納言に対する
並々ならぬ対抗心やライバル意識はあったのでしょうが

清少納言が なにかの折に 単なる興味で
紫式部の亡き夫の派手な衣装を難じたことを根に持って
清少納言に対してただならぬ意識を持っていたという説もありますから

もしかしたら 紫式部の方から清少納言への
一方的な負の感情ベクトルがあったのかもしれません


それに ふたりの性格が 対照的と言っていいほど異なっていた

紫式部が清少納言を過度に意識する理由は
そんなところにもあったように思います

ふたりの性格が どんなに対照的だったかは 次回詳しく説明します



2018.02.19更新

もう だいぶ前のことになりますが
NHKの大河ドラマで 松山ケンイチさん主演の 平清盛 が放映されていました

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視聴率が大河ドラマの歴代ワースト記録になるくらい不評で
営業的には散々だったようですが

書き手は 結構面白いと思い
あまりテレビの連続ドラマを見ない書き手としては珍しく
毎週欠かさず見ていました


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そのなかでも 印象に残っていることのひとつが
西行役の役者さんが 和歌を詠むシーン 

本当に 歌を唄うように大きな声で節をつけて 作品を披露するのですよ

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季節のTPOに応じて 昔の名歌と言われる和歌を
さらっと口ずさんだりできると たいそう格好良いと思うのですが

和歌は どうも馴染みがなくて
本に書いているのを 文字で読むのが面倒くさい 
という印象が強かった

でも あの番組を見て

平安時代には あんな風に 
まさに歌のように詠んでいたのか


確かに 文字で読むより 音として耳から入った方が
印象に残るなあと

いたく感心したのを覚えています

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そのあと 平安時代の王朝文学に関する本を読む機会もあって

和歌集とか日記とか 結構面白いかもと思いつつ
未だに本格的に読んだことはないのですが

そのあたりの書籍を漁っていて 書き手の下衆心に触れたのが(苦笑)

清少納言と紫式部の関係
です

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清少納言 は 枕草子

紫式部 は 源氏物語


いずれも王朝文学を代表する名作古典の作者ですが

二人とも同時代 一条天皇の後宮で女房として働いていたことから
ちょっと微妙なライバル関係のようなものがあったようで

そういう下衆っぽいのが決して嫌いではない書き手は
ついつい興味を持ってしまうのですよ(苦笑)



で 平安時代の文化的環境は なかなか雅で やんごとないのですよ

もちろん 
奈良時代の 中国に追いつき追い越せブームが残っていますから

圧倒的に漢字文化が幅を利かせていて 公文書などは全て漢字
男が身につけるべき教養の第一は漢学だったわけですが

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徐々に 平仮名を使った和歌文化 が勢いを増してきて

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特に男女の関係においては
何度か和歌のやりとりをして 互いの人格 教養の深さを推し量り
親交を深めていく 

そんなおしゃれなことが行われていたそうで

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まあ 鼻持ちならない とも言えますが(笑)


一方で 政治の世界はいつの世もドロドロしているもので

当時は 藤原摂関家の全盛時代

ときの権力者は自分の娘を次々に天皇の后に送り込んで
天皇を意のままに操り 思うままに政治を動かしていたわけです

当然 藤原家内ではトップを巡る権力闘争が頻繁に行われていて

清少納言や紫式部が活躍した一条天皇時代は

最初は藤原道隆が絶大なる権力を握っていましたが
彼は 当時は飲水病と呼ばれていた糖尿病により亡くなってしまいます

その後 道隆の子供達と 道隆の弟の道長との間で権力闘争が行われ
剛腕だった道長が天下を握ります

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ちなみに道長は以前ご紹介したように
日本を代表する(?)糖尿病患者さんとして
インスリンの結晶とともに切手に描かれています

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さて こうした文化的 政治的環境のなかで

清少納言と紫式部は どのようにして名作を世に残したのか?
それぞれの性格はどんなだったのか?

そして 気になるふたりの関係は?

次回 詳しく解説します



2018.02.09更新

もう一昨年のことになりましたが
アメリカ大統領選挙で ヒラリーが敗れたとき

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それまでも指摘されていた

女性がなかなかトップになれないという ガラスの天井論 が

再度 注目を浴びていました

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それに関連する形の「女性とリーダー論」で
こんな興味ある記事を読みました

一昨年5月 ヒラリーが出馬宣言をしたのと たまたま同じ日に
 
大西洋を隔てた アメリカとフランスの代表的な新聞である
ニューヨークタイムスの編集主幹と ルモンドの社長が退任したそうです

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NYタイムスの編集主幹は「強引」 ルモンドの社長は「独裁的」

そんな言葉で評される それぞれの経営スタイルが批判を浴びての 
事実上の更迭だったとか


しかし 強引とか独裁的という言葉は 
ときとして優秀なリーダーを褒める際に用いられることもある

少なくとも 男性の場合は、、、


そう 更迭されたNYタイムス編集主幹もルモンド社長も 女性でした

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女性と男性では
リーダーとして期待されるものが異なる というダブルスタンダードは
決して過去のものではなく

リーダーの「女性らしさの神話」は今もって健在で
女性のリーダーが組織を追われるときは 
必ずと言っていいほど「強引」「独裁的」という形容詞がつけられるとか

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そんなこと考えたこともなかったので 読みながら驚きました 

世の殿方たちは 女性が自分の上司になったとき 彼女を

*周囲を和ませながら完璧に女性らしさを発揮するリーダー

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*独裁的で鼻持ちならないリーダー

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の対極的な2項分布的評価をしがちだそうですが
 
男性が上司のときは そんな極端な評価をすることはあまりない


そして上司と部下で衝突があって 
女性上司が男性の部下を評価指導するとき

部下の男性は 
それを冷静に受け入れられるタイプと 
生理的に受け入れられないタイプがいて

後者のタイプの男性部下は 
女性上司を「独裁的で鼻持ちならないリーダー」
と評することが多いそうです

まあ 似たような傾向は
男性の上司のときにも多かれ少なかれあるでしょうが

でも女性リーダーは ともすれば 冷酷なモンスターのように見られ

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男性リーダーと同じように判断や仕事をしていても
ある種のバイアスがかかった物差しで評価され

更迭されるときは男性リーダーと異なり 実績以上に性格が話題にされる

女性は絶えず その本能を詮索され続ける 
それが リーダーさえも逃れられない女らしさの呪縛である

と この記事を書いた女性作家は結んでいます

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まあ 裏を返せば 
上述した 女性上司からの評価指導を生理的に拒絶するような
男社会の ”未熟さといやらしさ” がなせる業 ということでしょうか?(苦笑)

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うーん 書き手は幸か不幸か
これまでの人生で女性上司を持ったことはないし 
自分自身が女性ではないから 

この話題は
イメージすることはできても リアルに実感することは難しい


でも 最近日本は 女性の社会進出の度合いの少なさで
世界から かなり白い目で見られつつあるようで
この状況は相当ヤバイそうです

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確かに 書き手が海外の学会に出席した際などには
女性の座長やスピーカーの数が日本の比ではないほど多く
最初はびっくりしたものです


書き手は この手の差し迫った問題を解決するには

男性が 自らの幼さ(?:苦笑)を反省することはもちろんですが

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女性も 一握りのGlass ceilingへの挑戦者だけでなく
多くの女性が ある意味で意識改革をしないといけないようにも思います

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言うは易しで 難しい問題なのですが、、、

 

2018.01.29更新

先日のニューズウイーク

超富裕層への富の集中がアメリカを破壊する

というタイトルのコラムが掲載されていました


アメリカでは 所得額トップ1%が 国家の富の約20%以上を握っており
下位90%が有する富は 約23%に過ぎない

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という現状を踏まえて

カネが世界を動かし 選挙の流れを決め 権力の担い手を決めている

アメリカをはじめとする先進国で進む富の集中は
社会と民主主義の安定を危険にさらしている

これは 世界を崩壊させる恐れがある 最も深刻な長期的な問題だ

富の集中が グローバル化と組合わさると
ポピュリズムが高まり 民主主義は衰退する

と 危惧を呈します


2年ほど前に 21世紀の資本 が大流行したトマ・ピケティ

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資本は自己増殖する

ひとたびその仕組みが確立されると 自己増殖のスピードは
生産によって国民の所得が蓄積されるスピードを超える

との指摘を引用し 現在進行中の 富の一極集中の理由を推察します


投資家や金持ちは 大金の海原をゆうゆうとクルージングしていけるが

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庶民は ボートが沈まないように 必死でこぎ続けなければならない

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アメリカでは ルーズベルトのニューディール政策 以来行われてきた
市場経済が一定の規制を受け
金持ちほど税負担が大きく 貧困層を支援する政策により
平等主義的な社会が築いてこられたが

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それが80年代にレーガンが開始した「レーガン革命」により中断され
政府による富の再配分が行われなくなったことが
大きな原因であると 指摘します

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この流れには サッチャーさんも 絡んでましたよね

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そして 富の集中が民主主義に緊張をもたらしている と指摘します

民主主義の要である ひとり1票 の原則は
今や 1ドル1票 に取って代わられようとしている

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トランプのアメリカで見られた 白人至上主義者たちと民衆との衝突を
引き合いに出して
格差の拡大は 社会の緊張も高めていると 警鐘を鳴らし


そして コラムをこう結びます

富の格差が拡大すると 社会の緊張が高まり
これまでにないほど 民主主義が緊張にさらされる

そして その次は 為政者のクビが飛ぶ 
しかも暴力的な方法で

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うーん 最後の〆が ちょっと衝撃的ですね、、、

 

そういえば
昨年末の12/28のファイネンシャル・タイムスの社説でも

民主主義を脅かす格差拡大

というタイトルで

権力は富を生み 富は権力を生む

この連鎖を止める方法はあるのだろうか?

と 現代社会の富の一極集中状態に 危惧を呈していました

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この社説では

これまでの人類の歴史で 
ヨハネの黙示録に出てくる 人類に破滅をもたらす4つの悲劇
すなわち 

戦争 革命 疫病 飢饉

が 
格差の拡大に歯止めをかけてきた 

と指摘し

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今後 そうした破滅をもたらす事態が発生しない限り
我々は無限に拡大する格差に再び直面していく可能性が大きい

と 悲観的な予測を立てます


しかし
現代国家は
所得と富の不平等を是正すべく様々な政策を導入しようと思えばできる

税金と社会保障が 格差を縮小させてくれるだろう と
希望的な観測も述べます


はたして それが出来るのでしょうか?

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この社説でも 最後に
こうした現代資本主義社会における民主主義の危機を 憂います

20世紀の混乱の中で
自由民主主義を守り通してきたアメリカにおいてさえ
今 ポピュリズムと富裕層による金権政治が台頭している

将来的には 大衆を常に分断しつつも従順にさせておきながら
富裕層が力を握る金権政治が続く時代が 到来するかもしれない

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あるいは 独裁者が台頭する可能性もある 

エリートの富裕層に批判的なことは言うが
富裕層に対する抵抗勢力のふりをするだけで
決して彼らに不利なことはせず
エリート層に抱いている大衆の不満を利用して権力を握る独裁者だ

格差拡大は 最終的には 民主主義をも殺してしまうかもしれない

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訴えている内容がとても類似した
ニューズウイークのコラムと ファイネンシャル・タイムスの社説を
タイミングよく短期間の間に連続して読んで

普段 あまりそうしたことを考える機会がない書き手も

うーん 今の世界の社会って そんな感じなの? と

ちょっと思いにふけったというか びっくりもしました


トランプ大統領がアメリカに出現したのは
突拍子もない現象だったのではなく 拡大した富の格差による結果

ということですよね?

そして そのトランプは レーガンを見習った経済政策を行い
彼の品のない言動に愛想を尽かしているアメリカ国民も
彼の政権下での経済の好調さには 一定の評価を下しているとか

先週のダボスでも トランプさんの評判は良かったとか!

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ヨーロッパでは
グローバリズムがもたらしたひずみを基にしたポピュリズムが
徐々に跋扈しようとしている?

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そんな世界の状況は
個人的にはあまり実感できず あなたの知らない世界 ではあるのですが

でも 現実的には そうした世界に生きているのですよね

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大きな政府が
富の格差問題を改善して 民主主義の危機を救えるのでしょうか?

それとも ファイネンシャル・タイムスの社説で指摘された
戦争 革命といったカタストロフィーを待つしかないのでしょうか?

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うーん 世界は どうなっていくのでしょう?

こんなふざけた 現実逃避的な漫画を
最後に引用している場合じゃないのかな?(苦笑)


でも 面白い漫画を見つけてきたでしょう?

アラ還暦になっても まだ モラトリアム?(笑)



2018.01.05更新

今年のお正月は 連日天気が良くて
少し寒かったけれど 穏やかなお休みが過ごせました

読み手の皆さんに 元旦のブログでお正月太りの注意喚起をしましたから
自分も気をつけないとと 
毎朝お餅を食べてから ちゃんとお散歩に出かけましたが(笑)

皇居のお堀端では 季節らしい南天を見つけました

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ホテルやデパートなどの お正月のデコレーションを見ると
華やかなお正月気分が 盛り上がりますね!

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お正月デコレーション・ハンティングも なかなか楽しいものです!

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初詣は こちらの神社へ

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歴史ある神社にしては トレンデイなイラストがお迎えで
さすがは ビル街のど真ん中にある神社ですが(笑)

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八丁堀の氏神さまは ここ 日枝神社 なのですよ


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今年も良い年になりますように とお祈りして


帰り道に銀座によって 去年オープンした銀座SIX

福袋目当てのお客さんで ものすごい混雑!

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でも 書き手の目的は福袋のゲットではなく こちら!

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銀座SIXの地下3階にできた 観世能楽堂

去年オープンしたときから行ってみたいと思っていましたが
やっと念願がかないました!

なんと銀座SIXさんが 観世流とタイアップして
無料で新春能を開かれたのですよ!

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銀座SIXさん 太っ腹! ありがとう!!


開演は5時ですが 3時半くらいに会場につくと 
既にたくさんの方が並んでおられて びっくり!

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でも なんとか100番以内に潜り込めました(笑)


初めて入る  観世能楽堂

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どの席からも能舞台が見やすいように 客席には傾斜がついていて
座席も 前の列の方の頭と頭の間から見られるように
交互にズレが施されています


正面の席が確保できたので 開演までの待ち時間に売店を覗きましたが
なんとスヌーピーとのコラボ商品があってびっくり!

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しっかりと クリアファイルを購入しましたよ(笑)

お店の方にうかがったところ
少しでも若い人に能に親しんでもらいたいとの目論見で
始められた企画だそうです

でも その効果があってか お客さんの平均年齢は高いけれど
晴れ着姿の若い女性も かなりおられました


で 演目は 仕舞の高砂 と 能の羽衣

高砂は
有名な た~か~さ~ご~や~ で始まるかと思いきや 違いました

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笛や鼓の伴奏がつく舞囃子では あの節から始まるようですが

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地謡だけの仕舞は もう少し簡略してあるようです

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数名の地謡方をバックに
ひとりの方が 能の代表的な所作を舞いながら 謡われます

短時間で終わってしまうのですが
舞いのメリハリが効いていて しかもお稽古を見ているようで
なかなか見応えがありました


そして 能の 羽衣

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をナマで見るのは とても久しぶりです!

お正月にお能

日本のお正月!という感じがして 良いですよね!(笑)


三保の松原の松の木の枝にかかっていた天女の羽衣を
通りかかったワキ役の地元の漁師が見つけて
それを返してもらった天女が お礼に舞を舞い 天空に帰る

というストーリーで

怨念にまみれたストーリー展開が多い能にしては
珍しい平和なお話で(笑)
まさにお正月にピッタリの演目です


笛が鳴り
いよ~っ ポン!という 地謡さんと鼓の掛け合いが始まり
舞台から客席へ その空気が運ばれてくると

あ~ 能を観に来たな! という実感が湧いてきて気持ち良いです!


美しい装束の天女が 舞いに舞います

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短い時間でしたが 久し振りに お能の独特の雰囲気が味わえました

来年は きちんとお金を払って 翁を観に行こうかな!


ちょっと幸せな気分になって すっかり暗くなった銀座の街に出ると
まだクリスマスのイルミネーションが残っていて
そして ものすごい人だかりでした!

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で 家に帰ってから
録画していた ウイーンのニューイヤー・コンサート を観ました

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まあ 毎年同じような曲目や演出なので
初めて観た頃の感動は なくなりましたが(苦笑)

驚いたのは 今年の指揮者の リカルド・ムーティ

久し振りに見ましたが 太って二重顎になっていたのでビックリ!

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余計なお世話かもしれないけれど 糖尿病とか 大丈夫なの?(笑)


それにしても

能の世界を楽しんで ヨハン・シュトラウスの世界を楽しんで

うーん いかにも和洋折衷が大得意の日本人らしい
カオスなお正月の過ごし方でした?(笑)

 

2018.01.01更新

明けまして おめでとうございます!

旧年中は 大変お世話になりました
今年も どうぞよろしくお願い申し上げます

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高橋医院は 今年も
ひとりでも多くの患者さんたちの健康管理に
ご協力できればと願っています


さて 我が家の年始の恒例行事の ネコsのお正月ご挨拶


まずは 楓さん

体の上に何を載せられても 意外に嫌がりません

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ミカンも 達磨も OK!

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あ さすがに ちょっと煩わしくなってきましたか?(笑)

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ついで デイジーさん

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デイジーさんも 意外におとなしいのですが 
もしかして 我慢している?

目が ちょっと 語っているけど(笑)

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あ やっぱり お嫌ですか?

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最後は ローズさん

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なんだか ご満悦顔に見えるけれど

あ 目つきが険しくなった!(笑)

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戌年なので イヌのぬいぐるみとツーショット!

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これは本当に お気に入りのように見えます
ぬいぐるみの毛の感触が良いのかな?


えっ 今年は戌年なの? なにそれ?


我が家は毎年 ネコ年でしょ?


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はい 仰せのとおりでございます

だから A Happy にゃう Year !


今年も この駄ブログに
お付き合いのほど 宜しくお願い申し上げます

読み手の皆さんにとって 今年も素晴らしい年でありますように!

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あ 新年早々 鬱陶しいことを言って恐縮ですが(苦笑)

糖尿病 生活習慣病の皆さんは
暴飲暴食 運動不足によるお正月太りに
くれぐれもご注意ください!

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太るのは簡単! 痩せるのは大変! ですよ!(笑)


2017.12.30更新

この季節のお楽しみ イルミネーション・ハンティング!

毎年 都内各所で楽しんでいますが
六本木 渋谷 原宿 汐留
いずれも例年同じような傾向で
さすがに 毎年新しい趣向をこらすというわけにはいきません

去年は新たに 渋谷で 青の洞窟 がお披露目されましたが

うーん 青は個人的には好きな色ですが
寒空にブルーのライティングは 渋いけれど 寒い!(笑)

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去年のブログにも書きましたが
やはり シャンパンゴールドのイルミネーション
華やかだし 暖かい感じがして いちばん美しいように思います

だから 歩いて行ける 丸の内の仲通り が いちばん!

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プロの写真では こんなに輝いて見えます!(笑)

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さて 今年も 初物イルミネーションがありました!

東京駅の丸の内口の 東京ミチテラス

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数年間続いていた改修工事がやっと完了して
東京駅から皇居までつながる行幸通りが 開放的な空間になりました

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で 新しくなったこの空間で
24日夜から 花と光の饗宴 というタイトルのイルミネーションが催され

初物 新しい物には目がない書き手は
24日 ちょうど東京フォーラムでくるみ割り人形を見たあとに
イルミネーション・ハンティングに出かけました


まずは 丸の内仲通りを 丸ビル方向へ

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いつもながらのシャンパンゴールドのイルミネーションが美しいです!


丸ビルの1階には
デンマークのフラワー・アーテイスト
ニコライ・バーグマンさんがデザインした
巨大な花をモチーフにしたツリー

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こんな具合に色が変化して 見ていて飽きません

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そして いよいよ 行幸通りのミチテラス

初日だけあって たくさんの人が見学に訪れていて
会場にたどり着くまで 数回のロープ規制がありました

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それほど寒くなかったのが 幸いです(笑)

ふーっ やっと 行幸通りに到着です!

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通りの向こうに見えるイルミネーションが
さっきまで散策していた  丸の内仲通り


新丸ビルの方まで ぐるっと大回りしてから並ばないと
お目当ての会場にはたどりつけません!


通りの両側に 花や木に施されたイルミネーションが並びます

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さすが なかなかオシャレなデザインです!

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立ち止まって写真撮影せずに 真っ直ぐにお進みくださ~い!
と 警備の方が拡声器で注意を発せられるので
ついつい写真がピンボケになります(笑)

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東京駅の駅舎は こんな感じで
一部には プロジェクションマッピングもされていました

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紫のライトをまとい 幻想的に浮かび上がる駅舎の姿も
なかなか大人っぽくて素敵です!

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高層ビルの借景も 東京駅・丸の内界隈ならではのお楽しみ!

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帰りに立ち寄った
KITTEのホワイトクリスマスツリーも きれいでした!

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そして 華やかなイルミネーションに輝いていた丸ビルも
今やこんな具合に 衣替えでしょうか?

一夜にしての ツリーから門松への 即行チェンジ!

日本ならではの 暮れの街角の風物詩ですね!(笑)

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いよいよ 今年も暮れますね!



2017.12.26更新

年の瀬の土曜日 久し振りに横浜に行きました

たまには専門分野以外の領域の勉強をするのも刺激になると思い
横浜で開催された 日本アレルギー学会主催の総合講習会 に参加したのです

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アレルギーの概念も ここ数年でずいぶん変化したのですね
書き手が学生時代に習ったのとは大違いで 驚きました

勉強の成果は そうのうちにブログでしっかりと紹介します(笑)


で ちょうどクリスマスシーズンだったので
お昼休みに 学会場から歩いて10分あまりのところにある
赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに 行ってきました

その日は それほど寒くなく お天気も良くて
学会場からも赤レンガ倉庫からも 横浜港がきれいに見えました

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赤レンガ倉庫の前には 巡回バスの“あかいくつ”号が停まっていて
うーん いかにも横浜! という感じですね

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パシフィコ横浜には これまでに何回も行きましたが
こんなに近くに 有名な赤レンガ倉庫があるなんて 知りませんでした 

マーケットの入口は こんな感じ

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まだ昼間なのに たくさんの人々で賑わっていました!

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青空に映えるツリーも なかなか乙です

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寒かったので 暖かい飲み物で暖をとろうと思いましたが
うーん お祭り価格ですね!(笑)

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屋台の上には クリスマスらしい飾り付け!

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入口の前には サンタさんとトナカイ ではなくて 白馬がいました

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さて 学会場に戻って 午後もしっかりとお勉強をしたあと
糖尿病専門医さんと待ち合わせ 再び赤レンガ倉庫へ

実は 昼は予習でした!(笑)

幸い 夜になってもそれほど厳しい寒さではありません


観覧車 きれいです!

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途中で寄った カップヌードル博物館
上に乗っているのは チキンラーメンのマスコット!

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夜になると 赤レンガ倉庫 モダンな雰囲気です!

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さすがに 昼よりたくさんの人が
イルミネーションを楽しみに来ていました

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昼間はこんな感じだったのが 夜には大変身!

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きれいです!

ツリーも 

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港側から見た全景も やはり夜には映えますね!

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サンタさんとトナカイさん これから大忙しだね!

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帰りに赤レンガ倉庫のなかのお店を冷やかしたら こんなネコsがいました

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真剣に買おうかと思ったです!(笑)


講習会でのお勉強も面白かったし

糖尿病専門医さんが 去年行ってみたいと言われていた
赤レンガ倉庫のイルミネーションも楽しめて

思いがけず 有意義な週末になりました!



2017.12.01更新

秋は 糖尿病患者さんにとっては 危険な季節です

食べ物が美味しいから ついつい食べ過ぎて
体重も HbA1c値も上がってしまいます

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そうした原因となる秋の食べ物のなかで
意外な落とし穴なのが 果物 です

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果物屋さんの店先には
美味しそうな 柿 りんご みかん などが並ぶようになりました

果物は ビタミンやミネラルが豊富なので体に良いはず
だからたくさん食べても大丈夫だろう

そうでなくても 最近の果物は甘くて美味しいので
ついつい食べ過ぎてしまう

はい それが危険なのですよ!


果物は 意外にカロリーが高く 糖質が多く含まれているのです!

たとえば

りんご1個は    糖36.5g 138kcal
洋ナシ1個は    糖31.0g 138kcal
ぶどう1房は    糖31.0g 120kcal
梨1個は      糖26.5g 110kcal
柿1個は      糖19.4g 100kcal
みかん1個は      糖  8.8g   34kcal


季節を問わずに楽しめる

マンゴー1個は                  糖30.4g   125kcal
バナナ1本は                     糖19.3g     77kcal
パイナップル1/4カットは    糖18.0g     50kcal
パパイヤ1個は                  糖16.6g     87kcal
グレープフルーツ1個は       糖18.9g     80kcal
メロン1/4カットは            糖12.3g     53kcal
オレンジ1個は                  糖 7.8g      34kcal
キウイ1個は                     糖 4.7g      46kcal


秋以外のフルーツでは

すいか1/8カットは         糖20.7g  83kcal
桃1個は                           糖18.9g  85kcal
夏ミカン1個は                   糖14.0g  64kcal
さくらんぼ10粒は              糖  9.0g  38kcal
アメリカンチェリー10粒は    糖16.0g  60kcal
イチゴ5個は                     糖  3.0g  20kcal
びわ1個は                        糖  3.2g  14kcal


ごはん1膳で 約50gの糖質 235kcalですから
りんごや洋ナシは ごはんを半善食べているようなものです

梨や柿も 意外に沢山の糖分を含んでいます


そんななかで 比較的糖分が少ないのが
みかん オレンジ さくらんぼ イチゴ など

でも みかんは1個では物足りなくて ついつい2~3個食べたりするので
そうすると リンゴや洋ナシ1個食べたのと同じになります

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野菜ジュースやフルーツジュースも 要注意です


オレンジジュース200mlは              糖16g  84kcal
グレープフルーツジュース200mlは        糖21g  80kcal
ぶどうジュース200mlは         糖29g 110kcal
りんごジュース200mlは         糖25g  88kcal

ぶどうやりんごのジュース200mlには
果物1個分ほどの糖分が入っているのです

最近は500mlのフルーツジュースも多いので もっと危険です

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確かに 果物は ビタミン ミネラルが豊富ですから
栄養学的にも食べた方が良い食材です

厚生労働省が推進する運動「健康日本21」では
1日にフルーツ200グラムを摂取することを  目標としています


但し これはリンゴ1個だけでもクリア可能な数字です

最近は 過度に糖度を上昇させた”甘い果物”が主流ですから
食べ過ぎると 糖分やカロリーの摂りすぎになるリスクがあることは
充分に認識して注意していただきたいと思います

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1日1個 を目安にして良いのではないでしょうか?

特に 糖尿病で食事療法を頑張っておられる方は
1日1個くらいに留めた方が無難です


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くれぐれも 果物の食べ過ぎには ご注意ください!



2017.11.24更新

2008年 リーマン・ショックが起こります

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金融工学を駆使して生み出された 住宅ローンの不良債権化に端を発し
アメリカでは 800万人が家を失い 1000万人が失業し
全世界に大きく深刻な爪痕を残しました

正直に告白すると 書き手も ちょっと”火傷”しました(苦笑)

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この期に及んで ようやく 金融工学の罪が 問われ始めます

そして 金融工学者にも 
全てではないが 一部の罪はあると考えられるようになりました

金融工学は重要な技術革新ではあったが
リスクを隠していた部分もあり

粗悪な証券が破綻することに賭けて儲けた 

そんな金融機関すら あったようです


結果的に 金融工学は 暴走してしまった

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前提条件を常にチェックして
壊れたときにどうなるかを考えてやらないと 危ない

数式の前提が崩れると 数式は機能しなくなる

物理学や数学と金融の世界は 似て非なるものだった

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大志を持って金融の世界に転向した科学者たちは 今になって述懐します

私達は 思い違いをしていたのです

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人間がパニックになると 
どんな行動をとるか そのとき価格がどう動くか

それを数学や物理学で計算するのは不可能だ


うーん このコンテクストだと
ノーベル財団さんは 1997年以降の世界の経済状況の紆余曲折を鑑みて
自嘲を込めて 今年の賞を行動経済学に与えたのかな?(笑)


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それに 金融工学は 他の自然科学で行われる実験が出来ないので
実際にお金を投入して取引をしないと 検証できない

また 金融工学はブラック・ボックス

数式は 表に出れば 真似られてしまうので
決して表に出ることはない秘密主義
(数式では特許がとれない というハンデもあるようですが)

オープンにされていない 議論が出来ない 
それでは 発展できない

だから 金融工学は 本来の科学ではない

とする意見もあります

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リーマン・ショック後には こうした議論を背景に
金融機関の動き 金融派生商品への規制が必要という意見が出てきて
現在 多くの規制がかけられ コントロールされようとしています

その一方で 規制に対応した新たな金融工学を開発している科学者もいて
彼等は 規制を新たな利益を得るチャンスと とらえています

科学者は 障害があると乗り越えたくなるそうです(苦笑)



さらに最近は AIの参入という 新たなトピックが世を賑わせています

クリスタルという洒落た名前のAIは
過去20年間の膨大な市場データにより 有利な売買パターンを学習し 

High Frequency Trading HFT 高頻度取引 と呼ばれる
まばたき1回の間に1万回の取引という 
圧倒的なスピードによる売買を行います

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人間は 対応不可能です(苦笑)

やがて コンピューターがトゥルースを生み出す時代が来るかもしれません
トゥルースの基本は人が作り AIがそれをより効率的に改善する

しかし
AIコンピューターの暴走による 瞬時の異常な株価の変動も起こりました

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何が金融危機のきっかけになるか 原因を特定できなくなる時代

そんなリスクが囁かれ始めています

所詮は その時代の技術の限界を越えた金融危機には 対応できないのです



では そんなお騒がせの金融工学は 世の中に必要なのか?

多くの市場関係者は ないとダメ! と言われます

今更 勘 経験 度胸 の世界には戻れないし
第一 既にシステムのバックボーンになっているので
金融工学なしの市場は成り立たない



では 金融工学者の社会的責任は どうなのか?

もちろんそれは重大で
金融は知識の格差が非常に大きいので ブラック・ボックス化できやすいため
余計に倫理感を持ち

何が正しくて 何をやってはいけないか という考えをしっかり持ち
金融工学的手法に取り込む必要がある

その不具合により被害を受ける人がいて
社会的影響が大きいことを認識すべきである

市場関係者は そのように自らに警鐘を鳴らしています


ただ 彼等のホンネの中には
強欲な面がないと金融工学者には向かない という意見もありました

まあねぇ これまでも何回か話題提供しましたが

ヒトがその本性の一部である ”強欲” をコントロールするのは
簡単ではありませんからね(苦笑)

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そして ソープもショールズも
いくつも会社を破綻させ 多くの人々に不幸を及ぼしましたが
ともに70歳過ぎて 悠々自適の生活を送っているそうで

さらに今年2月には トランプ政権により
リーマン後に続いていた金融市場への規制が 緩和され始めました

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さて 世界の経済は どんな方向に進んでいくのでしょう?

過ちを再び繰り返さず
地に足がついた発展を遂げられるのでしょうか?



エピローグには ニュートンのこんな言葉が登場します

星の動きは計算できるが 人間の狂気は計算不可能だ

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そして番組は こんな警句で〆られます

トゥルースは 狂気さえも計算できるか?

科学は誘惑する

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うまい!(笑)

この番組の企画制作に携わった方々のセンスに
敬意を表したいと思います!


で 最後に

リーマンで火傷してから 色々と勉強した書き手は 
正直言って こう思うのですよ

額に汗して働いて得たお金と
金融工学的に楽して(?)儲けたお金 Easy Money  では
持つニュアンスが少し違わないかな?

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こんなことを書くと
お金に質の差があるか! と 怒られるでしょうか?(苦笑)

 


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