左利き肝臓専門医ブログ

2015.10.23更新

ラグビー日本代表チームがワールドカップから帰国して 
ちょっとしたフィーバーになっていますが

開催地イギリスでは17日からベスト8の激突が始まりました

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日本とイギリスの時差は8時間なので
現地時間の夜に行われる試合をライブで見ようとすると
日本では夜中の12時頃から試合開始になります

しかも第1試合のウエールズvs南アフリカのあと 
約1.5時間のインタバルをおいて
第2試合のニュージーランドvsフランスが始まります

日本時間では試合開始は午前4時ちかく

うーん この歳になって徹夜はつらいですが 
まあ翌日は日曜日ですし
結果を知ってから録画で見るより ライブでハラハラドキドキしたい!

ということで 観戦の途中で寝てしまわないように
土曜の夜の飲酒は控えめにして(笑) ひとりテレビの前に陣取りました


ウエールズvs南アは 
ケガ人続出で満身創痍のウエールズが大健闘
70分過ぎまで(試合は前後半各40分)僅差でリードする展開でしたが

終了間際に南アのキャプテン・スクラムハーフのデュプレア
相手ゴール前のスクラムサイドを 電光石火で駆け抜けて 
決勝トライをあげ辛勝しました

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デュプレアは日本のトップリーグのサントリーでも活躍していて 
馴染みある選手ですから 南アを積極的に応援しているわけではありませんが
トライの瞬間は 思わず手を打ちました!

あ でも 夜中にあまり騒ぐと あとで怒られるのですよね(苦笑)


そして ソファに横になり30分ほど仮眠をとってから
いよいよ お目当てのニュージーランドvsフランス戦です

前のブログにも書きましたが 書き手は昔から
ニュージーランド代表・オールブラックスのファンです

オールブラックスのラグビーは 見ていて楽しい!

試合運びにメリハリがあるというか ここがポイントという場面では
15人全員の動きが瞬時にトップギアに入り 
見事に連動して あっという間に相手の防御網を崩してしまいます

このシークエンスは 大人を感じさせる

格好良くて ほれぼれしてしまいます

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いつかオールブラックスのドキュメンタリー番組を見ましたが
ラグビーが国技ともいえるニュージーランドでは
オールブラックスの選手は まさに国民からリスペクトされる英雄で
それだけに 選手のラグビーやチームにかける情熱 拘りもすごい


しかし そんなオールブラックスも フランスとは相性が悪いのです

前々回のワールドカップでは 同じ準々決勝で対戦して
オールブラックスは10点差のリードをひっくり返されての逆転負け
しかもそのときの試合会場は 今回と同じカーディフのミレミアムスタジアム

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前回のワールドカップでは 決勝で対戦して
予選リーグでの対戦ではオールブラックスが大勝していたので 
楽勝と思っていましたが
なんと1点差の薄氷を踏む思いのギリギリの勝利

だから今回も 何かが起きるかもしれない という
一抹の不安を抱きながら見ていました


でも オールブラックスが実に小気味よい試合をしてくれて
終わってみれば 62-13の歴史的な大差での快勝!

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なんと9トライもあげる完勝で いやー 見ていて楽しかったです!

なかでも白眉だったのが 前半に見られた
SOダン・カーターからウイングのサヴェアへのパスでトライをとったシーン

これは 美しかった、、、

眠い目をこすりながらライブで観戦して ホントに良かったと思いました

メインカメラの向こう側のタッチ際のプレーだったので
カーターがボールを持って走っていたのはわかりましたが
最初は いつ どうやってサヴェアにパスしたのかわからなかった

カーターをフォローしていたサヴェアが 
いつの間にかボールを持ってトライしていて

えっ 何が起こったの? という感じ

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逆サイドから撮ったスローモーションで見ると
 
カーターがタックルしに来た相手と接触する間際に
左後方をフォローしてきたサヴェアに
ノールックで左手で手渡すように ヒョイとパスを投げているのですよ

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しかも 逆手で!

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結構長いことラグビー観戦していますが 
こんなに美しいトライは見たのは初めてです!

カーターに神が降りたかと思いましたよ(笑)


良いものを見ることができた幸福感を味わいながら
すっかり空が明るくなったのに気づき 部屋のカーテンを閉めて 
久々の徹夜明けの眠りについたのでした(苦笑) 

24日の準決勝 南アvsオールブラックス 今から楽しみです!

また徹夜かな?(笑)



2015.10.15更新

昨日紹介した エディさんのドキュメンタリー番組を見ていて 
印象に残ったことがふたつありました

ひとつは 彼がオーストラリアを追われる形で去り 日本に来た時のエピソード

失意のなかにあったエディさんに
日本人は誰ひとりとして オーストラリアでのことを聞かなかったそうで

彼はそのことにとても心を打たれ
「それが日本人の心の美しいところです」と語っていました

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惻隠の情 大切にしたいものです


もうひとつは 彼が選手を諭していたシーン

ラグビーは 相手を倒してボールを力づくで奪い合うゲームですから
肉体的にも精神的にもタフさが求められます

そのボールの奪い合いの練習をcheckしていたエディさんは
練習後に中心選手のひとりを呼んで こう指導します

「日本人がこれまで世界で勝てなかった理由がわかるか?
それは 日本人が優しすぎるからだ
優しいことは良いことだが ラグビーでは相手を力づくでねじ伏せることが必要
そのためには 自分の中の鬼の部分を引き出さないといけない

確かに 優しいということは 色々な意味で 何気に難しいことでもあります

そして エディさんご自身も 練習中には度々 鬼と化すことがあったようで
激高すると 周りが手をつけられないようになったとか

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その激しさは 「指導者としては素晴らしいけれど 人間としては、、、」
と 言葉を濁す選手もいたほどだそうです

まあ 結果が全ての勝負の世界ですし
学校教育で人間形成のためラグビーを教えているわけではないので(苦笑) 

ただ そんなエディさんも ワールドカップの最終戦
自らがHCとしてジャパンの指揮を執るのは最後になるアメリカ戦の
試合前のミーティングでは

涙ながらに「プライドを持って戦ってほしい」と語られたそうで

「あのエディさんも涙を流すのか」と びっくりした選手も多かったとか、、、


さて 10月一杯でジャパンのHCを辞されるエディさん

次の活躍の場は 世界最高峰リーグのスーパーリーグで戦う
南アフリカのクラブチーム・ストーマーズのHC

スーパーリーグには来年から日本代表チームも参戦する予定なので 
対戦が楽しみですが

実はこのスーパーリーグへの日本の参加の手続きの過程で
ちょっとゴタゴタがあり
それにまつわる日本ラグビー界の旧態依然とした部分に
エディさんは愛想をつかされて それが日本を離れる一因になったとか

日本代表チームもエディさんも
2019年に日本で開催される次回ワールドカップに向けて
強化を継続していってほしいものです


それにしても 今回のジャパンの活躍で
日本でもマスコミが連日大きく報道して ラグビー人気が復活してきましたね

日本代表に外人選手が多くて 違和感を覚えた方も多いと思いますが

書き手も 日本代表に外人が入るようになってきた当初は
正直言って ちょっと違和感というか抵抗感というか を感じました

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ラグビーには面白い文化があって その国の国籍を有していなくても
*その国で生まれた
*両親か祖父母の誰かがその国の人
*その国に3年以上住んでいる
のいずれかの条件を満たしていれば その国の代表選手になる資格があります

ただし いちど他の国の代表選手になると 
たとえ母国であっても 二度と代表選手にはなれない

今回 日本代表として活躍した選手のなかにも
母国の代表と日本の代表のどちらを選ぶかで悩まれた選手もおられたとか

国よりもクラブや国の協会(ユニオン)を重視する ラグビー特有の文化です

でも 今回の外人日本代表選手の献身的な活躍で 
なぜ日本代表チームに外国人?といった違和感は消失したことでしょう

彼等が日本を思ってくれる気持ちは 
そんじょそこらの日本人よりも 余程強いかもしれません

それに 外国人を国の代表チームに選出できるというアイデアは
ひとつの国にさまざまな国籍の人が暮らすようになった 
そんなグローバリゼーションの時代を先取りしたというか 
ある意味で時代を象徴する文化と言える気もします


さて 今週末からいよいよベスト8の対決

*南アフリカ vs ウエールズ
*ニュージーランド vs フランス
*アイルランド vs アルゼンチン
*オーストラリア vs スコットランド

いずれも 南半球と北半球のチームの対戦となりました

やはり 前回大会の決勝戦の再現となるニュージーランドvsフランス
いちばんの注目のカードでしょうか?

オールブラックスファンの書き手は
もちろん 史上初の連覇がかかるニュージーランドを応援しますが
予選リーグの戦い方がいまひとつ本調子でなく 一抹の不安を感じています

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対照的に 初戦で日本に敗れた南アフリカが豹変して絶好調なので
オールブラックスはフランスに勝っても
もしかしたら準決勝で南アフリカに負けてしまうかもしれません

でも 南アフリカが優勝したら 唯一黒星をつけたチームとして
日本代表に再びスポットが集まるかも?(笑)

書き手の予想は 準決勝は
*南アフリカ vs ニュージーランド
*アイルランド vs オーストラリア

決勝は 南アフリカかNZ vs オーストラリアで
頂点に輝くのは 南アフリカかNZ 

さて どうなることでしょう?

あと3週末 土日の夜は眠れません(苦笑)


おまけで ェディさんの後任のジャパンのHCですが 書き手の予想は
去年からパナソニックのHCをされている ロビー・ディーンズさん
NZ人で初めてオーストラリアの代表HCを務められた方です

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彼が引き継いでくれないかな、、、

こちらも どうなることでしょう?

 

2015.10.14更新

先日のブログでも紹介した 9/19に開幕したラグビーのワールドカップ

10/11に予選リーグが終わり これからいよいよ10/31の決勝戦に向けて 
ベスト8の激突です

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ご存知の通り エディ・ジャパンはベスト8には進めなかったものの
これまでの24年間のワールドカップで たった1勝しかできていなかったのに 
なんと3勝もして 予想外(失礼!)の大健闘!

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初戦では 過去に優勝経験もある超強豪国の南アフリカに勝ってしまいました!

これには驚きました!

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結果を知ったのは旅先でしたが ネットでニュースを見てホントにびっくり!
相撲に例えれば 幕下序二段が横綱に勝ったようなものです

旅の途中でたまたま話をした ラグビー強豪国のニュージーランド人に
「ブレイブ・ブロッサムはスプリングボクス(南アフリカチームの愛称)に勝ったな!」
と讃えられましたよ

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日本チームは今大会 その健闘を称えられ
ブレイブ・ブロッサムズ 勇気ある桜 
と 現地のテレビ放送や新聞では呼ばれています

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気を見るに敏なNHKでは サモア戦の勝利後に
今年1月に放送したヘッドコーチ(HC)のエディ・ジョーンズさんの
ドキュメンタリー番組を再放送していました

ご覧になれれた方も いらっしゃるでしょう

既に詳しく報道されているので 皆さんご存知と思いますが
エディさんはタスマニア生まれ 
お父さんがオーストラリア人 お母さんが日系アメリカ人
そして奥さまは日本人

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オーストラリアの国技ともいえるラグビーに幼少時から慣れ親しんで
代表のワラビーズにこそなれませんでしたが
現役引退後には指導者としてメキメキと頭角を現し

ワラビーズのHCとしてワールドカップ準優勝に導き
南アフリカのテクニカルスタッフとしてワールドカップ優勝にも貢献されました

しかし そのあとワラビーズの選手の世代交代が上手くいかず
成績が低迷したために解任され(勝負の世界は厳しいです)
失意のときに 縁あって日本チームのコーチを引き受けられ 
来日されました

書き手がエディさんの存在を知ったのは
前回ご紹介した清宮さんがサントリーの監督をされていたときに
アドバイザリーコーチとして活躍されていた頃のことで
清宮さんがヤマハに移られたあとにサントリーの監督になられ
サントリーを連続して日本一に導かれました

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そして2012年春から日本代表のHCに就任され
日本人の特性を生かした戦法の「ジャパン・ウエイ」を考えられ
世界でも類を見ないという厳しいトレーニングを選手に課して
今回の素晴らしい結果を得るに至っています

ジャパン・ウエイは 体格に劣る日本人が勝てるように
常に数人でボール奪取や攻撃に取り組む 低い姿勢でプレーする
といったものですが 
とにかくエディさんが指導されるようになってから 
選手の体が逞しく屈強になった

ラグビーは体格がものを言うスポーツですから
(糖尿病専門医は 書き手が必死になってテレビ観戦しているのを見て
「デブがデブのおしくらまんじゅうを見ている」と揶揄されます:苦笑)
筋力をつけさせることを目標に 合宿では朝5時から筋トレが始まります

試合形式の練習でバテバテになっているときに
突然100mダッシュをさせたりする厳しい練習が続き
選手たちは「自分たちは世界で一番厳しい練習をしてきた」
自負できるようにまでなりました

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これまでの日本チームは密集戦のボールの奪い合いでの力負けが多く
後半20分過ぎくらいまでは接戦をしていたのに
急にフィツトネスが落ちてきて 連続得点を許して負けてしまう
といったパターンが多かったのですが

厳しいトレーニングの成果で 全然当たり負けしないし
これまでとは逆に 後半20分過ぎから得点を重ねることが多くなってきました

長年 日本代表の悔しい試合を見てきた者としては 隔世の感があります
 

エディさんは日本人の特性として
我慢強いこと 勤勉なこと 言われたことをきちんと行うこと 
組織的なプレーに長けていること などを挙げられ 
そうした国民性なので厳しい練習にも耐えられると 鍛え抜かれたそうです

うーん こうした日本人像は 昔からお約束のように語られてきたので
天邪鬼な書き手は ちょっと微妙な心持ちで聞いてしまいます(苦笑)

ましてや エディさんが 日本人が不得意なこととして
常に受身で 自ら判断して行動を起こすことができない
といったことを指摘されるのを聞くと ますます複雑な気持ちになり(再苦笑)

でも こうしたエディさんの日本人の特性を見据えた鍛え方が
見事に実を結んだのは事実です

ちょっと長くなりそうなので 次回に稿を続けます


 

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