左利き肝臓専門医ブログ

2017.12.29更新

くるみ割り人形 の コール・ド・バレエ について語りましたが

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以前 新国立劇場バレエ団のプリンシパルの小野絢子さんが
同劇場のHPのインタビュー記事で
コール・ド・バレエを踊る難しさについて 次のように語っておられました


コール・ド・バレエを美しく見せるには
常に全部の⽅向に神経を配らなければならないし

音楽とうまく調子を合わせることも大切で
ほんの紙⼀重でもテンポがずれるとダンスの感覚が変わり

遅いテンポだと ばらつきが出るし
速いテンポだと ついていけなくてガタガタになってしまうので

本番は与えられた音楽で ダンサーたちがどうにか料理しなくてはなりません


なるほどです

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そういう意味では コール・ド・バレエは
バレエ団の実力や底力が 如実に出るように思います

タレントあふれるプリマやプリンシパルがいれば
彼ら彼女らのソロや ふたりで踊るパ・ド・ドゥで魅せることはできますが

でも 20人以上が一同に踊るコール・ド・バレエは
ソロやパ・ド・ドゥとは異なる魅力があります

そして メンバー全体のスキルが 高いレベルで揃っていないと
コール・ド・バレエは美しくなりません

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前回も言及しましたが

くるみ割り人形は
幼いクララのイブの夢物語がモチーフなので

まあ お子ちゃまは それだけでも充分に楽しめるでしょうが
正直言って大人的には ストーリー展開に少し物足りなさも感じます

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だから 雪と花のふたつのワルツのコール・ド・バレエを愛でながら
バレエ団の力を評価するといった
そんな鼻持ちならない(?:苦笑)大人の楽しみ方もできる演目かな?

とも思います

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で 大人のいやらしさで
くるみ割り人形にもう一歩踏み込むと(再苦笑)

花のワルツは 

夢の世界の女性リーダーの金平糖の妖精が踊るバージョン と
クララ自身が踊るバージョン の 
2種類があります

今回のキーエフは後者でしたが 書き手は前者のバージョンが好みです

というのも 前者のバージョンでは

まず クララを夢の世界に引きずり込んだ 老人のドロッセルマイヤーが
花のワルツの主役の金平糖の妖精を クララに紹介して

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幼い少女のクララが 大人の女性の金平糖の妖精に憧れて
彼女の仕草や表情を必死に真似て踊るのですが

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ドロッセルマイヤーは その様子を
舞台の隅からじっと眺めているのですよ

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そして そのあと 王子を登場させてクララと踊らせる

その様子も ドロッセルマイヤーは 舞台の隅からじっと眺める

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舞台では クララ 王子 金平糖の妖精らが入りまじり
見事なコール・ド・バレエが展開される


これって 思い切り深読みすると
谷崎潤一郎の「痴人の愛」とか 渡辺淳一の「化身」で表現されていた
微妙で隠微なコンテクストを 感じられません?

そんな突拍子もない解釈をするのは
ひねくれた大人の書き手だけでしょうか?(笑)


物語の最後に 
一夜の夢から醒めたクララは 少し大人になって朝を迎える

仕掛け人のドロッセルマイヤーは
どこで どんな気持ちで そんなクララを見ているのでしょう?

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そして くるみ割り人形だった王子は  実は刺身のツマだった?

ドロッセルマイヤー 恐るべし?(笑)

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ほらね お子ちゃまが喜ぶ くるみ割り人形

大人だって こんなふうにして楽しむことができるのですよ?(笑)

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良い子の皆さん ゴメンナサイ!(苦笑)

 

2017.12.28更新

クリスマスイベント第2弾

ヘンデルのメサイア
今日ご紹介する バレエのくるみ割り人形

毎年の我が家のクリスマスの恒例行事で

連日のイベントとなった今年は
糖尿病専門医さんも すこぶるご満悦!(笑)

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ただ 昨日のメサイアと同様
毎年ブログネタにしている書き手としては
同じ舞台を新たな視点から料理するのは 意外に大変!(苦笑)


去年のくるみ割りは ボリショイバレエの公演の映画を見ましたが

今年は ウクライナのキーエフ・バレエのナマ公演です

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今年1月の新春公演で 眠りの森の美女を見ましたから
なんと 1年に2回もキーエフ・バレエを鑑賞することになりました

この企画を後援している賃貸くんとも再会!(笑)

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こんな面白いTシャツも売っていました

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さて チャイコフスキーの名作 くるみ割り人形

簡単にストーリーのおさらいをすると

主人公の少女クララ
イブの夜のホームパーテイで 怪しげな老人ドロッセルマイヤーから
くるみ割り人形をもらい

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たいそう気に入ったクララは 人形を抱いて眠りにつきますが
やがて不思議な世界に入り込んでいきます


突如 ネズミの大群が襲い掛かってきますが
そこに現れたのが くるみ割り人形!

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ネズミの大群との戦いを
クララの機転の助けを借りて制した人形は
なんと 素敵な王子様に変身します!

そしてクララと王子は
ふたりで訪れたお菓子の国で 素晴らしい一夜を楽しむ

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というストーリーですが


まあね
幼気なお子ちゃまが イブに心ときめかせるのには
ぴったりのストーリーで

糖尿病専門医さんは 毎年たいそう満足されるのですが

ひねた天邪鬼の書き手には いまひとつ刺激が足りないです(苦笑)


そんなわけで 第1幕のネズミと王子様の対決のシーンでは

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天邪鬼なオヤジは

不謹慎にも(?:苦笑)舟を漕いでしまいましたよ

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ということで 

糖尿病専門医さんがお気に入りの
クララが不思議の世界に入り込むサインとも言える
クリスマスツリーが大きくなるシーンも 夢の中で見ました?(笑)

バレリーナの体は小さくできないから
ツリーを大きくすることでサイズの変化を 相対的に表現する

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なかなか凝ったアイデアですよね(笑)



でも たとえ公演中に舟を漕いでも 帳尻はしっかり合わせる書き手

しばし夢の世界に入り しっかりと目覚めて
今度はホンモノの夢の世界を楽しみます!(笑)


ハイ 目覚めたところで始まったのが
この演目のハイライトともいえる 雪のワルツの群舞です
(業界用語では コール・ド・バレエと呼びます)


くるみ割り人形は 色々なバレエ団のものをたくさん見てきたので
書き手もちょっと薀蓄が語れるようになりましたが(笑)

このバレエは 

第1幕の 雪のワルツ 

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第2幕の 花のワルツ

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ふたつのコール・ド・バレエを楽しむ演目と
思うようになりました


特に ハープの演奏で始まり
途中でバレエでは珍しいナマのコーラスが入る雪のワルツ
衣装も白に薄い青色が入っていて 書き手の好みです

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この前のEDMERのハープも良かったけれど
やっぱりハープは 優雅にメロディを奏でるのが魅力的です


一方 花のワルツ
まさにハープの優雅さ 優しさを 全曲にわたって満喫できますし

少し緊張感がある雪のワルツに比べると
全体的に華やかで 優しくて ほのぼのとした幸せ気分になれます

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雪と花 まさに甲乙つけがたい!


そして 今回のキーエフは コール・ド・バレエが素晴らしかった!

ダンスの〆の ビシッとした“決め”が グループ全体で見事に揃っていて
ちょっと感動的ですらありました

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その感動を 次回もう少し詳しく紹介します



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