左利き肝臓専門医ブログ

2016.01.11更新

いい歳をしたオヤジは 哀しいことに もう誰からもお年玉はもらえません
(当たり前です:苦笑)

そこで仕方なく 自分で自分にお年玉?

このところ毎年新春恒例となっている ミハイロフスキー劇場バレエの公演

去年の「黒か白か」というブログにも登場しました

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去年は直前のキャストチェンジで ラッキー!でしたが
今年はしっかりと事前にキャストを確認して 
狙い撃ちで公演日を決定しました

演目は去年と同じ 白鳥の湖

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白鳥のオデット黒鳥のオディールを演じるのは 

もちろん ペレン様 です!(苦笑)

お正月三が日のうちから ペレン様のバレエを拝めるなんて 
なんて幸先が良いのでしょう(再苦笑)


今年は去年と違い ロビーにペレン様の等身大の看板はありませんが
その代りに ビデオでペレン様のインタビューが流されていました

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そのお姿をデジカメで撮っているオヤジは 
まわりから見ると たいそう奇異だったでしょうか?(再々苦笑)


一緒に行かれた方は プログラムのストーリーに目を通し
最後の場面が心中する悲劇版でなくハッピーエンド版であることを確認して
まずはひと安心されていました


1年ぶりに拝見するペレン様

相変わらずのスタイルの良さと美しさで とてもママには見えません!
子育てしながら自分の体を鍛えるのは 大変だろうと推測します

去年も感じましたが 完全に踊りに貫録が出てきたように感じられ
特にオデットの場面では 妙に安心して観ていられます


さて 去年のブログでも話題にしましたが

王子との出会いと恋に身を焦がす純粋無垢の白鳥オデット

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悪魔ロットバルトの娘で 妖艶に王子を誘惑する黒鳥オディール

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どちらにより魅力を感じるかというのは 
色々な意味で なかなか大きな問題だと思うのですが

書き手は白鳥のオデットが舞う第1幕よりも
黒鳥のオディールが舞う第2幕の方で 
片時もオペラグラスを手放しませんでした

だって やっぱりオデットよりオディールの方が 魅力的ですよ!

メイクはバッチリと濃いし 黒い衣装は引き締まって見えるし
踊りもメリハリが効いてダイナミックに見える

片時もオペラグラスを離さなかったのは
オディールを演じるペレン様の表情を観るためです

ペレン様 とても艶っぽい眼差しで王子を誘惑し
第2幕の最後 王子がダマされたと気付いたけれど後の祭り 
という場面では

バカな男ね!とばかりに 
王子を見下して 高笑いしながら舞台から消えていきました

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うーん、、、

第2幕が終わって幕間の休憩に入ったとき
隣の席の方に 
やっぱりオディールの方が良いね と呟いてしまいましたが

予想外なことに 彼女もオディールの方が良いと言われていました

やはり 全ての女性のなかには オディールがいるのでしょうか?
あな 恐ろしや、、、(笑)

で ペレン様は オデットとオディール 
どちらを舞う方がお好みなのでしょう?
是非 うかがってみたいものです!


それにしても 毎度感じますが さすがはミハイロフスキー

群舞のひとりひとりの踊り子の指先に至るまで 
しっかりと統制がとれていて 安心して観ていられます

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そして 他の演目も色々と楽しみたいけれど 
白鳥の湖は やはり外すことはできないと思いました


で ふと思ったのですが、、、

ここ数日 マスコミやネット空間をにぎわせている彼女も
「本当の私は オデットでなく オディールなの」 
的な記者会見をやって 

悪女路線に大胆にイメチェンすれば 
タレント生命も維持できるのではないかな?(笑)

おふざけ スミマセン!(苦笑)



 

2016.01.08更新

お芝居や音楽会は ジャンルによって客層が微妙に異なるので 
ロビーの雰囲気にも違いが生まれてきます

オペラは 着飾ったお客さんが多く華やかな感じ

バレエは 若いスタイルの良いお嬢さんが多く オペラとは異なった華やかさ

音楽会 特に宗教音楽系のときは 割と質素でつつましやかな感じ

能 文楽 歌舞伎のときは 和服の高齢の女性が目立つ

去年10月の連休の1日 夕方の国立小劇場のロビーの雰囲気はというと
和服のおばさま方と 着飾った若い女性が混在していて
かって経験したことがない光景がひろがっていました


それもそのはず その宵の出し物は バレエと日本舞踊の夢の饗宴

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演じるのは あのバレエ界の大スター ファルフ・ルジマトフ

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伝説的カリスマダンサーで 今はミハイロフスキー劇場バレエ団を率いています

対する共演の日舞方は 藤間蘭黄さん

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書き手は不勉強でこれまで存じ上げませんでしたが 
藤間家の後継者の気鋭の日本舞踊家です

そしてふたりの仲介役のような位置付けで
ボリショイバレエ団で長くソリストとして活躍され 
現在はロシアでバレエ芸術監督をされている岩田守弘さん

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第一部は 各人がソロで舞います

まずは藤間さんの清元・山帰り
日舞のソロを見たのは初めてですが 動きにメリハリがあって心地よいです

バレエと同じでセリフのないマイムの世界で
顔の表情や仕草だけでストーリーを表現するのはバレエも日舞も同じ
そうした共通点が今回の企画が産まれた素地かなと思いながら見ていました


ルジマトフは お約束のボレロ!
もう50歳を越えているはずですが 全身の筋肉のつき方に
無駄がないというか 品が良いというか

どうやって鍛えてそれを維持しているのか 本当に驚きです
歳をとられて 感情の表現の仕方がより奥深いものになった気がします


岩田さんのバレエは ご自身が振りつけられた創作ダンスで 
旧ソビエト時代の抑圧をモチーフにされていて 
その哀愁がとても良く表現されているように思いました


そして 第二部は 満を持しての3人の饗宴
お題は「信長-NOBUNAGA」

ルジマトフが信長を 蘭黄さんが斎藤道三と明智光秀を 岩田さんが秀吉を 
それぞれ演じます

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音楽は 琴と横笛と太鼓と小鼓 
舞台の両脇で 着物姿の女性が正座して奏でます

この舞台が凄かったのですよ びっくりしました


道三と信長の出会い 
比叡山焼き討ちをめぐる信長の雄姿と光秀の心の葛藤 
その後の本能寺に至る信長と光秀の確執が

まさにバレエと日舞の饗宴で演じられるのですが
信長 道三 光秀の心の内が 実に巧みに踊りで表現されるのです

日舞は摺り足で腰を落として 地に向かうベクトルの踊り
それとは逆に バレエは手足を伸ばして 天に向かうベクトルの踊り

バレエが信長の勇壮な姿を 日舞が光秀の悩む心内を 
それぞれ的確に表現するさまも見事なのですが
ふたりが一緒に 同じ場面で揃って踊るシーンが まさに秀逸でした

また 信長と光秀の葛藤を 
ふたりが日舞とバレエの絡み合いで表現するシーンは圧巻で
思わず身を乗り出して 見入ってしまいました

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日舞とバレエのコントラストの妙が新鮮で しかも不思議に違和感がない

馴染みのない日舞の音色のリズムに合わせてバレエを舞う
ルジマトフさんの力量は見事でしたが

蘭黄さんも ルジマトフさんに一歩もひけをとらないオーラを放ち

秀吉を演じた岩田さんも ふたりの関係をユーモラスにとりもち
見事なアクセントをつけていました


最後のシーン 秀吉が光秀を討ち取る場面では
蘭黄さんと岩田さんがバレエと日舞で対決している後ろの高い位置に 
本能寺で自決したルジマトフさんの信長が天使の姿で現れて 

そこにはグレゴリオ聖歌が流れるのですよ


こうした見事な踊りと演出に 終演後は拍手のあらしで客席は総立ち
書き手も思わず立ち上がり 
久しぶりのスタンディング・オベーションを体験しました


この企画は 蘭黄さんの舞台を見て感激したルジマトフさんが
信長をモチーフにしたコラボレーションを提案され
日舞とバレエをとりもつ形で 岩田さんが参加・演出されて実現したそうで

蘭黄さんがプログラムに書かれていましたが

異文化の共演による新たな世界の創造には 
それぞれがきちんとした基本を学び 
正当な技術を充分に身につけていることが必要で

この舞台では まさに伝統に基づく新たな世界を存分に楽しめて幸せでした

その道のプロ同士の 力の入った見事なコラボレーション
客席が総立ちになるのも むべなるかな です


こういう企画は面白いですね ホントにびっくりしました

何事も基本が大切ということがよくわかりますし
共演により 日舞とバレエのエッセンスを
それぞれ再認識することができました

たまたまチケットをいただいたので 
貴重な機会を体験することが出来てラッキーでした
ご案内をいただきありがとうございました

また こういう異文化コラボ企画を楽しめると良いな!



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