左利き肝臓専門医ブログ

2017.11.13更新

ロシア天才美少女育成コンサート

いよいよ 萌えタイム じゃなくて

ピアノ ヴァイオリン ドムラ の順番で ソロの演奏が始まりました


演目は

ピアノは ショパン ドビュッシー ラフマニノフ

ヴァイオリンは
ヴィターリのシャコンヌ ワーグナーのアルバムリーフ
サラサーテのカルメン ファリャのスペイン舞曲

いかにも 若い人が選びそうな曲です(笑)

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さて この年代の人たちの演奏を聴くのは初めてのことでしたが

うーん さすがに 音が硬いですね(笑)

一生懸命弾いているのはわかりますし テクニックも相当なのでしょうが
意地悪な言い方をすると 自己陶酔の世界になっているかも

ヴァイオリンは 正直言って ちょっとうるさく感じてしまう音でした


でも まあ 若いから仕方ないのかな?

これから 恋もたくさんして 色々な苦労もして 楽しいことも経験して
奏でだす音色に 深みや広がりを持たせていってほしいものです

10年後の彼女たちの演奏を また聴いてみたいな!


そんな風に 彼女達の演奏を聴きながら
ふと余計なことを思ったのですが

芸術家にとって
さまざまな深い情動をともなう経験をすることは
とても大切なことなのでしょうね

そうしたことが
作曲家の音楽の解釈や その表現に 幅と深みを持たせるのでしょう

でも そういう経験って とってもしんどいことでもあるので
芸術家さんは大変だなあ、、、



さて ドムラ という楽器の演奏を 初めて聴きました

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ロシアの民族楽器で バラライカの祖先のような存在の3弦の楽器です

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こんな風にして 演奏します

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で プログラムを見ても
ピアノやヴァイオリンの作曲家は知っていましたが

ドムラに関しては
曲目の作曲家も曲名も 聴いたことがありません

ブタシュキンさん 誰?
ツィガンコフさん どなた?(笑)


でも 演奏が始まったら なんと耳覚えのある曲でした!

音楽の授業で聴いたり歌ったりした

“日曜日は市場に出かけ~ 糸と麻を買ってきた~
 チュラチュラチュラ チュラチュラ チュラ ラ~“

という ロシア民謡

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フォルクローレは 懐かしく 優しい音色で良いですね

若さが醸し出す緊張感や硬さに 少し圧倒されていただけに
やわらかな哀愁を誘うメロディと音色に ちょっとホッとしました


ということで 約2時間の萌えタイムも 無事に終了

終始こわばった表情だったロシア天才美少女達も
最後に盛大な拍手と花束を贈られ
ちょっとかわいく はにかんでいました

でも そっけなく退場で アンコールはなし(笑)


いやー 実は オペラグラスを持ってこようと ちらっと思ったけれど

と 帰る途中で 隣の席の方に話すと
無言で冷たい視線をいただきました(苦笑)


彼女たち こんなロシア女性の宿命に従うことがないように

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ちゃんと節制して 大きくなっても今の体型を維持してね!(笑)


コーヒーハウスで軽めの夕食をとったホテルのロビーには
この季節らしい 菊をアレンジした美しいオブジェが飾ってありました

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深まる秋を 感じました! 


2017.11.06更新

スラブ系は ラテン系に劣らず美女が多いですよね

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いつぞやBBCで
ロシア女性が 世界のモデル市場で大人気!
なんていう “はしたない”系の番組を放映していましたが

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ロシア女性でも ツウの間で人気が高いのが美少女だそうで
かなり危ない業界も存在しているようです


で なんと 書き手も
そのロシア美少女に萌えるチャンスを いただきました!

しかも ただの美少女ではありませんよ!

御年 13~15歳の ローティーンで 天才!

うひゃ~! ドキドキしちゃう?(苦笑)


ということで とある夜 仕事を終えて向かったのは
日比谷交差点のビル地下にある某所

サロンコンサートが行われる 小さな音楽ホールです

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ここで開催されたのが

オジサンとロシア天才美少女の萌える集い!

ではなくて


ロシア天才少女育成コンサート

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うーん 別の意味で インパクトが大きいタイトルですね!(笑)


でも 由緒正しい ロシア文化フェステイバル2017 
れっきとしたプログラムの一環です

ロシアの才能ある若手音楽家に
外国での演奏経験を積ませることを目的に行っているのでしょうか?

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でも どうして美少女なの? (あ “美” とは書いていませんね:苦笑)
美青年はダメなの?

当日のオーディエンスの構成を見ると おばさま族が多かったので
美青年シリーズもしたら 好評なのではないかな?

と 書き手は演奏会が始まる前に 余計なことを考えます(笑)



さて いよいよ ロシア天才少女たちの登場!

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左から

ヴァイオリンの ヴァレリヤ・イリシューナ ちゃん
ドムラの アレクサンドラ・サハローヴァ ちゃん
ピアノの アレクサンドラ・アデリゲイム ちゃん

うわー ロシアっぽい名前です!(笑)


皆さん モスクワ音楽院附属中央音楽学校の学生さんで
それぞれ既に
国際コンクールでの入賞歴や海外での演奏会経験もお持ちです

ヴァレリヤちゃんは15歳
アレクサンドラちゃんは14歳
もうひとりのアレクサンドラちゃんは13歳

うーん うちのローズやデイジーより若い!

隣の方にそれを耳打ちしたら
ホントだね!と目を丸くしていました(笑)

いやー これは 歳を聞いただけで 萌えます?(笑)


それにしても 皆さん 背が高くて スタイルが良い!
とてもローティーンには思えません

黒のロングドレスが とてもお似合いです


そして やっぱり 可愛い!

ヴァイオリンのヴァレリヤちゃんは
なんとなく テニスのシャラポアに似ています

書き手は 鼻の下が伸び切っていないか不安です(苦笑)


つづく

2017.10.16更新

ソフィア・コッポラ演出の ラ・トラヴィアータ 椿姫

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椿姫そのものを見るのも久し振りでしたが 良かったです!!


あ 映画鑑賞にお約束のこちらも 忘れずに!

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これは ローマ歌劇場では 楽しむことはできませんよ!(笑)

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まあ ヴェルデイさまのストーリーも音楽も鉄板なので
敢えて新たなアレンジのしようがありませんが

際立っていたのは 舞台装置の美しさ!


第1幕

ヒロイン・ヴィオレッタと相手役のアルフレードが知りあうサロンでは
舞台中央から上手に設置された 大きならせん階段が印象的でしたし

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第2幕の前半

パリの喧騒を離れ
ヴィオレッタとアルフレードが愛の日々を暮らす別荘の場面では

開放的な全面ガラス張りの空間が広がり
後景となる窓の外の田園風景が とても美しい

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一方 第2幕の後半

アルフレードの父親から息子との離縁を要求され
苦悩のうちにそれを受け入れたが故に
偽りの拒絶の態度をアルフレードに示すヴィオレッタに

真相を知らぬアルフレードが
札束を投げつけるという 酷い仕打ちをする 舞踏会のシーンは

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黒でまとめられた シンプルかつ洗練された空間に
3基のゴールドのシャンデリアが燦然と輝き
荘厳な雰囲気すら感じさせました

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この空間に
ヴィオレッタが鮮やかな深紅のドレスを纏って登場するシーンは
思わず息を呑みましたよ!

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そして 第3幕

ヴィオレッタが 真相を知って戻ってきたアルフレードの愛を得ながら
結核で短い生涯を閉じるエンデイングが繰り広げられる
ヴィオレッタの寝室

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深い黒と青の世界 中央に広がる窓の外の青い薄明り

まさに シンプル で エレガント です

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さすがは ヴァレンチノ
息を呑むような美しい世界を作り上げられて お見事でした

最近つくづく思いますが

シンプルなエレガントさこそは 美しさの極み ではないでしょうか?

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さて ソフィアの演出は
それほど斬新でユニークなものではありませんでしたが

それこそ シンプルで洗練された雰囲気は 心地よく感じました


そもそも ヴェルデイの充分に完成された世界ですから
演出家が独自の新たな解釈を挟み込む余地は あまりないのかもしれません


ソフィア自身は インタビューで オペラ初演出について

映画は パーツごとに細かく作り上げて それを合成していく手法なのに対し
オペラは 舞台の上に一気に世界を作り上げる手法なので
その違いが面白かった

と 語っていたようです

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なるほどね 言われてみれば 当たり前だけど

映画監督と舞台演出家
そういう根本的な手法の違いがあるのですね

でも その違いは かなり大きなものですよね

彼女自身は どちらが面白いと思ったのかな?



ということで 個人的には とても面白くて
ヴェルデイ コッポラ ヴァレンチノのコラボの世界に
しっかりと惹き込まれて埋没した2時間弱でした


観終わったあとに
なぜか ルキノ・ヴィスコンテイの映画を見たくなりました

イタリア芸術の まさに総合力を見せつけられた! 

というところでしょうか?

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さて 2018年9月 ローマ歌劇場がこの演目で日本に来るようですが

うーん チケットは高いだろうけれど
ナマで見聞きしてみたいから 行っちゃうかも(笑)



そうそう 最後に いつも椿姫を観て思うのですが 

このストーリーで何気に興味深いのは
ヴィオレッタとアルフレードの仲を引き裂く お父さんの立場で

もちろん あくまでヴィオレッタとアルフレードの悲恋物語なのですが

お父さんの心境を 更に深く掘り下げるような演出はできないのかな?

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あるいは そこにフォーカスをあてた内容の 新・椿姫 とか
どなたか作られませんかね?


映画が終わったあと 
余韻に浸りながら 夜の日本橋を歩いて帰りましたが

日本橋のライトアップがきれいでした!

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2017.10.13更新

プリティ・ウーマンという ジュリア・ロバーツが主演した映画があります

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LAでストリート・ガールをしている彼女が
リチャード・ギア扮するやり手実業家と ラヴ・アフェアーを繰り広げますが

そのベタなストーリー展開が 意外に書き手は好みなのですよ(笑)


お話の終盤に 彼は自家用ジェットで
サンフランシスコのオペラハウスに彼女を連れていき あるオペラを見せます

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演目はイタリアオペラの巨匠 ジョゼッペ・ヴェルデイの

ラ・トラヴィアータ 椿姫

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初めてこの映画を見たときに
ちょっと小賢しいけれど でも 上手いじゃない? 
と思いましたよ(笑)


ストリート・ガールが きれいに着飾って 生まれて初めて見たオペラ

高級娼婦ヴィオレッタの純愛・悲恋物語に 感動して涙して
自分の生き方や 彼との交際について 考えるきっかけを持つ

良いお話じゃないの?(笑)



愛  なんて

真正面から考えたり 取り組んだりするのは
ちょっと面倒くさいし 気恥ずかしいし
第一 もう そんな歳ではないでしょう?

それでなくても 世の中を斜めに見るのが大好きな書き手ですから
純愛物語のラ・トラヴィアータなんて 興味ありませんよ

大体 ラ・トラヴィアータのストーリーでも

最初の頃 ヴィオレッタは
アルフレードの求愛を受けても

愛なんて面倒くさいと 笑いながら拒絶しているではありませんか?

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でも 世の中 そんなに捨てたものでもないのですよ?(笑)

ヴィオレッタは 
それまでの自ら生き方に疑問を感じるようになり

純愛に目覚め アルフレードの愛を受入れます

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まあ そうでなくては ストーリーは展開していかないのですが(笑)

だから天邪鬼オヤジも
たまには 心を清らかにすることも大切かなと
柄にもなく思うようにもなるのですよ(苦笑)


ましてや
伝統あるローマ歌劇場で 2015年シーズンに上演されたこのオペラ

演出したのは 
オペラ初演出の ソフィア・コッポラ

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ロスト・イン・トランスレーション

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マリー・アントワネット

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書き手がお好みの ちょっと気になる映画を監督した才女が
ラ・トラヴィアータを演出したら
どんな世界になるのでしょう?

そりゃ 興味ありますよね!

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しかも コスチュームを含めた舞台の総合デザインは
イタリアを代表するデザイナーの大御所

ヴァレンチノ

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どんな世界が造りだされるのか 期待が更に膨らみます!


ということで 3連休を利用して
ちょっとローマまで コッポラの椿姫を観に行きましたよ!

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ではなくて


2016年にローマ歌劇場で上演された
ラ・トラヴィアータの映画版

を 日本橋の映画館に観に行きました(笑)



2週間 1日2回の限定上映

オンライン予約が開始されると同時に 座席を確保しましたよ

いつもバレエ映画を見る映画館ですが
バレエ映画は比較的観客の数が少なくて空いているのに
今回は ほぼ満席!

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椿姫だから? コッポラ演出だから?

多分 その両方の影響なのでしょう


話が長くなるので 次回に続けます



2017.10.09更新

3か月余り行われてきた ザ・ラグビーチャンピオンシップも いよいよ最終節

既にご贔屓のオールブラックスが優勝を決めていますが

最終戦は 敵地ケープタウンに乗り込んでの
南アフリカ・スプリングボクス戦

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スプリングボクスは 2週間前に57-0と屈辱的な敗戦を喫しているだけに
ラストのホームゲームで ファンに良い試合を見せたいところ


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試合前の国歌斉唱でも いつにも増して気合が入っているのが感じられます


この試合の注目は オールブラックスのキレキレ・バック3

ウイングの  ミルナー・スカッター イオアネ
フルバックの  マッケンジー

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マッケンジーは22歳 イオアネは なんとまだ20歳ですよ!


でも 彼等の活躍の披露の前に
書き手がご贔屓の ロックのサム・ホワイトロックをご紹介

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立派な髭だけど童顔の ホワイトロック
オールブラックスデビューの頃から注目していますが すっかり4番に定着
貫録すら漂い始めてきました

今日も グランドに転がるイーブンボールへの素早い飛び込みの連発で
しっかりとバックスにボールを供給!

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派手さはないけれど 素敵です!


そして 今日の白眉は FBのダミアン・マッケンジー!

FBにしては175cmと身長が低いので
相手チームにハイパントを蹴られて それを処理するところを狙われるのですが
そんなの ぜーんぜん 大丈夫!

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しっかり空中でキャッチして ボールを前に力強く運びます!

そして 瞬時のスピードアップ ステップで相手マークを振り切り

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まるでバスケットボール選手のようなパスを投げて
トライをセットアップ!

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ライブ中継を見ながら 
何度も「マッケンジー凄い!」と 手を打ちましたよ(笑)


イオアネも負けておらず
キレキレの走りで 相手の一瞬のミスを逃さず 独走トライ

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格好良いです~!


ミルナー・スカッターも 相変わらずの走りを見せていましたが
前半の最後に肩を痛めて交代 古傷を再度ではなければいいけれど


ところが 
そのかわりに出てきた 代表2試合目のダビット・ハビリがスゴイ!

密集をきれいに抜けて 

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こんなトリッキーな逆手パスで

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マッケンジーが快足を飛ばした決勝トライのお膳立てをしました

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ハビリも まだ22歳の若さ!

ニュージーランドのラグビー界には
こんなにキラキラしたタレント達が あちこちに転がっているのでしょうか!

スゴイです!


試合は スプリングボクスが終了間際に意地のモールトライをあげ

終わってみれば1点差でしたが

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内容的には 危なげない勝利と言ってよいと思います

やっぱり強いぞ オールブラックス!

一緒に観戦していた楓さんも その強さに納得していました(笑)

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スプリングボクスも
さすがに地元で頑張って 前戦の汚名は返上しましたが
こうしたら点を獲れるというストラテジーが見えない

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地力の差は 意外に大きいように感じました


アフターマッチレセプションでは 両チームのキャプテンもにこやかに談笑

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これが ノーサイド精神のラグビーの良いところです!

今日 大活躍のマッケンジーとイオアネも
それぞれ 嬉しそうにインタビューに答えていました

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それにしても ふたりとも若い! これからが楽しみです!


最後は 彼等を率いる先輩のセンター ソニー・ビル・ウイリアムス

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血気盛んな彼は ときどき勢い余ってレッドカードをもらってしまいますが

「今日はちゃんとタックルの練習をしたので 
 レッドでなくイエローで済むはず」

と 試合前にお茶目に答えていたそうで

イエローももらわずに 無事にしっかりと勝利に貢献していました(笑)


オールブラックス これから先も楽しみだけど
先発メンバー争いは ますます熾烈になっていくのでしょう

最終的には どんなメンバーになるのかな?

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ここ数試合は 固い防御からの 切れ味鋭い一瞬のターンオーバーで
電光石火のごとくトライを奪い取る強さを見せてくれましたが

攻撃のフェーズを重ねたあとに しっかりとトライを獲りきる仕留めに関しては
まだスゴイ!という場面を あまり見ていない気もするので

そのあたり さらに磨きをかけていただきたいものです!



2017.10.06更新

ダヴィンチとミケランジェロの企画展で いちばん面白かったのが

絵画と彫刻の比較論です


確かに 

ダヴィンチは絵画に 
ミケランジェロは彫刻に

それぞれ秀でていましたが

対照的な二人が 絵画と彫刻の関係をどのようにとらえていたか?


ちなみに 書き手は彫刻が大好きです

なにせ マイ神様の1番手に上がってくるのは
この圧倒的な作品を作られた ベルニーニさまですから

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で 書き手の好みはどうでもいいのですが(苦笑)

ダヴィンチは こんなことを語っていたそうです

絵画の驚くべき効果は 
二次元の平面に三次元の立体を表出させることで

自然に則り 見える通りに陰影や遠近をつけて描くことである

一方 彫刻は 
陰影や遠近をつける必要がなく 自然に助けられている


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こんな風に 絵画の彫刻に対する優位性を言及したのちに

さらに

画家は 精神的な労苦を被りつつ絵筆を執り優雅な仕事をするが

彫刻家の仕事は 肉体的労苦のみで 石材の粉まみれになる劣ったものである

とまで 言い放っていたそうです


えーっ そこまで言う? という感じですが(笑)


ダヴィンチは
絵画や彫刻が 音楽や詩よりも劣るものと見做されていた当時の社会風潮に
異を唱え

視覚を聴覚より上位の感覚と捉え

その視覚に持続的に訴えかける芸術である絵画は
聴覚から瞬時に消えてしまう音や言葉に頼る芸術より上位に来ると考え

さらに リベラルアーツの必須項目であった数学や天文学の知識を
絵画の執筆に際して応用して取り入れて融合させることで
絵画をより地位の高い芸術に高めようと試みたそうです


いかにも ダヴィンチらしい(笑)

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それに対して 彫刻の人であるミケランジェロは

絵画に浮彫の効果が近づけば立派になるが 逆は真ならず

と 絵画に対する彫刻の優位性を唱えはしたものの


制作に肉体的な労苦をともなうことを除いては 絵画も彫刻も同じである

と述べ 
彫刻の優位性を必要以上に主張することはなかったそうです


また 彫刻の出発点は素描である とも述べ

絵画と彫刻 いずれの基礎ともなる素描の重要性を指摘し
同じ土俵にあるものとして 絵画と彫刻の差異をことさらに強調しなかった


大人ですね!(笑)


でも ミケランジェロは

彫刻とは 削りとっていく芸術である

と 絵画にはない彫刻の特徴を シンプルな言葉で強調もしています

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そう まさに彫刻という芸術のポイントは そこだと思うのですよ

ベルニーニは
岩山から切り出された大理石の巨大な塊を前にして

神の導くままに この塊から神の像を掘り出していく と語ったとか

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ダヴィンチが
肉体的労苦のみで石材の粉まみれになる劣ったもの と揶揄した作業こそが
彫刻という芸術の真髄ではないでしょうか?

そして それが出来るのは

キャンバス上で 二次元の平面に三次元の立体を表出させる才能とは異なる
石塊から作品を削りとって生み出していく才能を天から授けられた彫刻家

だと思います


ミケランジェロは こんな印象的な言葉も残しています

私には 大理石の塊の中に天使の姿が見える
私がすることは 彼がそこから解き放たれるまで 石を削っていくことだ

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彼にとって 彫刻家の仕事とは
あらゆる石塊の内に潜む像を 開放することだったのですね

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さて 

絵画の優位性を声高に主張したダヴィンチに対し
敢えて彫刻の優位性を大っぴらに主張することはなかったミケランジェロですが

騎馬像の素描をもとにブロンズ像を作ろうとして
結局できなかったダヴィンチのことを
仲間内であからさまに揶揄することもあったそうで

ダヴィンチとミケランジェロの関係 奥が深そうで
いったいどんなだったのか ちょっと下衆心がくすぐられます(苦笑)


ちなみに ふたりの財産記録をみてみると
ミケランジェロの方が ダヴィンチよりはるかに多くの蓄財があったようで

うーん 金持ち喧嘩せず ということ?(笑)

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つまらないオチになってしまい
ダヴィンチの科学者や芸術家としての純粋さを愛するファンの皆さん
申し訳ありません(笑)



2017.10.02更新

宿命の対決 ダヴィンチ vs. ミケランジェロ

うーん ずいぶんベタな企画をされますなあ(笑) 
三菱一号館美術館さん

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ルネサンスの2大巨匠をライバル関係のコンテクストでとらえるのは
ありそうで なかなか実現できない企画のように思いましたが

そんな風に斜めに構えながらも
書き手はしっかりと 美術館に足を運ぶわけですよ

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はい この企画展を思いつかれたキュレーターさんの勝ち!(笑)

そして この企画だと やっぱり混んでいますね!

それでなくても 訪れたのが終了間際の週だったせいもあり
開館時間には入口に既に列ができていました

この美術館は展示室が狭いところがあるので 混むとキツイ


で ライバル関係をモチーフにした企画展に興味がある人は
当然 どちらかへの思い入れがより強くて
その思いを確認するために 会場に足を運ぶ?(笑)

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書き手は 行く前から ミケランジェロ派!

ダヴィンチは 中学生の頃は尊敬していましたが
ミケランジェロとどちらが好みかと聞かれれば 当然 後者です!

その訳は おいおい語ることとして
ふたりの世界に入っていくことにしましょう


この展覧会がユニークなのは 色彩が施されている作品が少ないこと

ほとんどが素描 デッサンです


書き手は もともとデッサンが大好きですが

絵画制作の出発点であるデッサンには
画家のインスピレーションがダイレクトに反映されるし
また 画家の描き方の個性がプリミティブに顕れる

という解説を読み なるほどね! と とても納得しました


で 最初に展示されているデッサンが

ダヴィンチの自画像 と 
ミケランジェロの「レダと白鳥」の頭部のための習作

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このふたつの作品をじっくり見ていると
ダヴィンチとミケランジェロの違いが よく見えてくるように感じます

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書き手はやはり 右側のミケランジェロのデッサンに魅かれるのですよ

だって 気持ちが伝わってくる感じがするでしょう?



ダヴィンチとミケランジェロは 25歳も年が違います

しかし ふたりはイタリアルネサンス芸術の二大スターとして認識され
周囲はふたりをライバルと見做し
同じ広間の壁画をパート分けして描かせ競わせたりしました

なんと 本人たちの互いに対する意識も かなり強烈なものがあったようです

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でも ふたりの絵画や芸術に対するスタンスは全く異なるから
ライバルとして比較することは 意味がないと思うのですよ

ダヴィンチはクールに ミケランジェロは情熱的に 芸術に取り組んだ

とでも言えるのでしょうか


この企画展の図録の冒頭で
ローマ教皇庁の文化財委員会のお偉いさんが解説されていましたが

ダヴィンチ

フィレンツェにおけるキャリアの出発点で抱いていた
芸術に対する唯美主義や抽象的な精神主義に別れを告げ

現実的な経験を表現するものとして芸術を捉えなおし
やがて 自然科学や発見の追求のために芸術を卒業した人であり

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一方 ミケランジェロ

芸術に 物事の本質を越えた奥深く超越的な探究を求め
そうした美徳 意志 エネルギーといったものを表現しようとした

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つまり

ミケランジェロは 人というものの内面や魂の表現を芸術に求め

ダヴィンチは 自然の中での人間の存在を
科学の一部としての芸術により明らかにしようとした

というのです


で 書き手は 芸術の根本はパッションだと思うのですよ

もちろん
表現を豊かにするためのテクニックとしての自然科学的手法は重要ですが
それが目的となっては 本末転倒のような気がします

だから 正直言って ダヴィンチの絵画の良さが いまひとつわからない

ミケランジェロの作品の方が わかりやすく 共感できる


でも ダヴィンチの芸術の良さも理解できるようになりたい
 
とも思うのですよ

モナリザの謎の微笑みの わけを知りたい?(笑)

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いやはや 何を言っているのか よくわからなくなりましたね(苦笑)

 

 

2017.09.29更新

All Blacksは 前週のアルゼンチン戦に続いて いよいよ 南アフリカ戦

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オーストラリア・ワラビーズに2連勝して
アルゼンチン・プーマーズにも勝ったAll Blacksですが

細かなミスがあり 点もかなりとられて 満足には程遠い内容

新しいチームを作り上げている過程なので
2015年の頃の相手を圧倒する強さには 未だ達していません


対する南アフリカ・スプリングボクス
昨シーズンは不調でしたが 今年はなかなか好調で

今シーズン初めての両チームの対決 どんな展開になるか楽しみです!

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試合開始当初は 南アが良いテンポで攻め込み 優勢に試合を進めますが
All Blacksも固い守備で 攻撃をはね返します

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そして 南アの一瞬のミスを突いて 
瞬時の切り返しで あっさりと先制トライ!


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先日 サッカー日本代表がワールドカップ予選突破した試合で見せたような
厳しく鋭いプレッシングからの 1発逆襲!

お見事です!


そして 圧巻だったのが All Blacksの次のトライ

やはり南アが攻め込んでいたのですが
前回ご紹介したミルナー・スカッターが鋭い出足で
相手バックスのパスを見事にインターセプト!

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この時点で 写真右上に写っているスタンドオフのバレットが
後ろからバックアップのために トップスピードで走り出しています

ミルナー・スカッターが快足を飛ばして 自陣から相手陣内に走り込みますが

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バレットも足が速くて あっという間にスカッターに追いついていく

最近 いつも思うのですが バレットの韋駄天ぶりは出色です!


そして 相手のマークをひきつけたスカッターから バレットにパス

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バッレットが内側に切り込んで

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なんとここで スカッターに 後ろ手にノールックパス

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再度パスをもらったスカッターが 再びアングルチェンジして
相手ディフェンスを翻弄するかのように
そのままゴールラインに飛び込んでトライ!

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なんて美しく イマジネーションに溢れたトライ!

すごいものを見せていただきました!


All Blacksのスタンドオフに定着した感がある ーデン・バレット

2015年のレジェンドチームのSOのダン・カーターの領域に
少しずつ近づいていきそうな気配もします

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で 試合はその後も All Blacksがプレッシングをかけ続けてトライを量産

テリトリーも攻撃時間も 緑色で示された南アの方が上回っているのに

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80分間の試合が終わったら スコアはなんと 57-0

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All Blacksが 8トライ奪って 記録に残る点差で 完封勝ち!

びっくりしました!


All Blacksファンには たまらない試合になりましたが

でも 屈辱的な敗戦のスプリングボクスの落胆は いかばかりか


試合後の記者会見で 南アのコーチは選手たちの健闘を讃えつつも
まるでホラー映画を見ているようだったと
沈痛な面持ちで漏らしていました

でも 南アのキャプテンは
我々はすぐに頭を上げて 次の試合に備えなければならない と 
自らを鼓舞していました

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次の第2戦 スプリングボクスのリベンジが楽しみです!


それにしても この試合のAll Blacksのディフェンスの固さ
そこからのスピーディな攻撃の切り返しは見事でした!

先日の日本サッカーの試合でも感じましたが
プレッシングという試合運びのアイデアは なかなか興味深いと思いました


そして
ウイングの ミルナー・スカッター
センターの ソニー・ビル・ウイリアムス

この二人が バックスの柱になっていくのかな?

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2019年の日本開催のワールドカップを見据えて
徐々に固定され始めた感じがするAll Blacksのメンバー

これからどうなっていくか楽しみです!



2017.09.25更新

バイエルンは ドイツ南部にある ミュンヘンを首都とする州です

フライ・シュタットというニックネームが示すように
お堅いイメージがあるドイツのなかでは
自由で開放的な文化が栄えています

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観光名所として有名なノイシュバンシュタイン城を建て
ワーグナーの世界に心酔しすぎて身を滅ぼした
狂王とも呼ばれたルートビィヒ2世が治めた地方でもあります

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そんな文化の誉れ高いバイエルンの国立歌劇場が
この秋 アジアツアーを行い 日本にもやってきました

持ってきたオペラの演目は 魔笛 と タンホイザー

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実は ホントは行く予定はなかったのですよ

だって 日本で開催される海外有名歌劇場のオペラのお値段は
バレエや音楽会に比べて とてもエクスペンシブ!!

毎回 どうしてこんなに高いのかな? と 不思議に思うほどです(苦笑)


でも ちょっとした幸運が舞い降りてきて
9/23・魔笛の日本初演日のチケットを入手することが出来たので
ホントに久し振りに 日本で海外歌劇場のオペラを見てきました

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バイエルン国立歌劇場の マジック・フルート

実は約四半世紀ほど前にハネムーンで訪れたミュンヘンで
現地の知人の招待で観に行って以来なので
なんだかとても懐かしく 楽しみにしていきました

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久し振りの上野の街には こんな旗がはためいていました

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魔笛 

モーツアルトの最大のヒットオペラですが
なんといっても ちょっと意味不明なワンダーランド的な
まるでおとぎ話の世界のようなお話で

それこそ 今回一緒に持ってきたワーグナーのタンホイザーのように
確かに感動はするけれど 重たくてくたびれる世界とは好対照です

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ちなみにタンホイザーにも結構魅かれたのですが
いやいや ワグネリアンになるには まだまだ修行が足りません?

日本人のワーグナー好き ワグネリアン振りについては
また別の機会に蘊蓄しようと思います(笑)


でも 考えてみたら オペラって
楽しくて夢のある世界が描かれることが 少ない気がします

結構 悲劇が多いですよね

高いお金を払って 気分が落ち込むような世界を観に行くより
コスパが良くてハッピーな気分になれるバレエを観に行く方が良いや
と いつも思っているのですが(笑)


その点 魔笛は良いです!


で 実際の舞台ですが とても華やかな演出で素敵でした!

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ただ 魔笛のストーリーって ホントに妙で

第1幕では
主人公のタミーノが 夜の女王に
悪の帝王ザラストロから娘のパミーナを助けるように命を受けるわけですが

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第2幕になると
悪いのは夜の女王で ザラストロは実は良い統治者であることがわかり

そのザラストロの命令で タミーノとお付きのパパゲーノは
沈黙の修行 火や水のなかをくぐる鍛錬をして
遂にパミーナの愛を得てハッピーエンドになりますが

なんだか その修行や鍛錬のあたりが どうもうさんくさく感じて、、、


大体 どうして沈黙がそんなに重要なの?

パパゲーノと同じようにおしゃべりな書き手は
ついつい そう思ってしまいます(笑)

よく言われるように
モーツアルトもメンバーだったというフリーメイソンの影響なの?と

いつものように 書き手は物事を真っ直ぐに見られないのですよ(苦笑)

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まあ 舞台は美しいのですが


あと ちょっと 夜の女王の迫力が足りなかったかな?

個人的には 魔笛は
タミーノやパパゲーノでなく 夜の女王が主人公だと思っていて(笑)

夜の女王が 1幕 2幕で歌う2回のアリアを聴きにいくもの

という認識でいるのですよ

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特に2幕で パミーナにザラストロを殺すように強く迫るシーンは
なんとなくマゾ的な気分でアリアに聴き惚れる

これが正しい魔笛の鑑賞の仕方だと 勘違いしているので(笑)

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演出的にも 歌唱力的にも もうちょっと迫力満点だと良かったです


ということで
久しぶりのオペラの世界 存分に楽しむことができました

チケット入手にご協力いただいた方 有難うございました!


幕間のロビーでは あまり着飾った方はおられなかったのが意外でした

それだけ 海外からのオペラ公演が日常的なものになったのでしょうか?

それにしては まだチケットの値段が高すぎるです
どうしてバレエとこんなに違うのよ?

と 最後までセコク感じる書き手なのでした(苦笑)


ところで マジック・フルート

その音色で動物たちを自在に操れるようですが

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我が家のウンコテロリストも その笛で矯正できないかなと
上野からの帰り道で 糖尿病専門医さんが呟いておられました(笑)



2017.09.22更新

書き手の最近のお楽しみは 毎週末に開催されている
The Rugby Championship

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ニュージーランド オーストラリア 南アフリカ アルゼンチン
南半球のラグビー強国が リーグ戦形式で南半球王座を決定する大会です

もともとは NZ AUS 南アの3か国で行われていましたが
力をつけてきたアルゼンチンが数年前から加わり 今の形式になっています

この大会 BS放送のJ-Sportsでライブ放送をしていて
オンデマンドで好きなときに見ることもできるので とても重宝!
J-Sportsさん ありがとうございます!


さて 書き手のご贔屓チームは ずーっと昔から

NZ の All Blacks

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2015年のワールドカップで優勝したときは
このブログでも 興奮気味に喜びを書かせていただきました(笑)


で 先日 アルゼンチン戦をライブで見始めたら
なんと スターティングメンバーに懐かしい名前を発見!

ウイングの  ミルナー・スカッター

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2015年ワールドカップで 
キレキレのラン 変幻自在なステップを連発してトライを重ね
All Blacksの優勝に大きく貢献しましたが

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その後 怪我が続いて代表から離脱していて
あの走りにインパクトを受けてファンになっていた書き手は
寂しい思いをしていたのです


そんな彼が やっと怪我が癒えて この試合で2015年以来の先発復帰!

スター復活です!

メンバー紹介を見て 思わず手を打ちましたよ!(笑)


で お約束通りのキレキレの快走を見せてくれての 復活トライ連発!

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今後の活躍が楽しみです

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All Blacksは 2015年のワールドカップ優勝を花道に
キャプテンやスタンドオフなどの主力メンバーがごっそり引退したので

2019年に日本で開催されるワールドカップでの3連覇に向けて
新たなチーム作りが試行錯誤されている真最中です

綺羅星のごとく人材が豊富なNZですから
いったいどんなメンバーでバックスラインが構成されるか楽しみですが
ミルナー・スカッターの復活は 個人的には嬉しい限りです!



そして この試合では 新たなスターも誕生しました

フランカーでAll Blacksデビューした ヴァイア・フィフィタ

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凄い! 速い! 強い! びっくりしました!!

ボールをもらうと一瞬で加速して マークする相手の選手を置いてきぼり

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そして タックルを強烈なハンドオフでいなして

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相手に正面からぶち当たってなぎ倒し

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ライン際を快走して タックルされても倒れず そのままトライ!

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まさに ぶっちぎり!!


解説者が

速すぎる! 強すぎる! ブリリアントなスター誕生だ!

と絶叫していましたが まさにその通り


いやー 凄いタレントが出てきてしまいました!

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これで フォワード第3列のメンバー争いも激しくなって楽しみです


懐かしいスターの復活 新しい凄いスターの登場

その両方を目のあたりにすることが出来て
All Blacksファンとしては とても幸せな夜になりました!



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