左利き肝臓専門医ブログ

2018.11.12更新

インターネットの世の中はスゴイです!

10日夜 ラグビーの聖地 ロンドンのトイッケナムで行われた
オールブラックス vs イングランドの世紀の一戦

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2週間前に横浜で観戦したオールブラックス
ヨーロッパ・テストマッチツアーの初戦です

でも あいにくJ sportsもWOWOWも放送してくれないので
つまらないなと思っていたら

なんとY-tubeに
自宅で見ているSky sportsのTV中継をアップしてくれた人がいて
80分のフルゲームを楽しむことができました

TVの実況に加えて 家で見ている人の雄叫びも聞けて 面白かった!(笑)
McCabes tv Clipsさん ありがとう!


トイッケナムはあいにくの雨模様

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でも8万人を超えるイングランドサポーターでスタンドは超満員

ちなみに
2週間前の横浜のオールブラックスvsワラビーズ戦の観客は4万人で
日本ラクビー史上で最多の観客数だったそうですが
さすがラグビーの本場はその倍の観客数です!

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イングランドの元気者イトジェが走る姿に
大粒の雨が白く映っているのがわかるでしょうか?

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で ランニングラグビーが得意のオールブラックスにしてみると
こんな雨模様の悪いコンデイションで しかも完全アウエイ

開始早々 スクラムから大きく振られてトライを許し

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そのあと イングランドのスタンドオフ(名前忘れた:苦笑)に
お得意のドロップゴールも決められて

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さらにモールからスクラムトライまでされちゃいました!

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なんと前半25分で 0-15のビハインド!

ええっ? という感じ(笑)
さすがのオールブラックスも 雨模様と敵地の雰囲気に飲まれた?


でも そんなオールブラックスも徐々に落ち着きを取り戻し

前半終了間際には イングランドゴールライン前の攻防で
10番バレットから今日もフルバックで先発出場の15番マッケンジー
絶妙のパスがわたり

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マッケンジーがうまくデイフェンスのギャップを突いて

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会心のトライ!

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TVの解説者も
バレットとマッケンジーのダブルスカイハーフシステムは良く機能していると
絶賛していました
(本場ではスタンドオフをスカイハーフと呼びます)

マッケンジーは今日も快調で走りまくり!

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後半20分過ぎには
バレットの国際試合では初めてのドロップゴールが決まり

遂に16-15と逆転!

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イングランドの得点を前半20分過ぎから抑え込んでいましたが

後半35分過ぎにキックをチャージされてトライされた!

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スタンドのイングランドサポーターも大喜び!

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かに見えましたが

レフリーがTV画面でプレーをチェックしているTMOレフリーに確認したところ
チャージしたイングランドの20番の選手のポジションが
オフサイドだったことが明らかになり

イングランドのトライは認められませんでした

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はい 白の20番の選手 しっかりオフサイドポジションですね!

両チームの選手が交錯して地上に転がっているボールを奪い合うラック
(奥に見える”おしくらまんじゅう”状態)

その中にいる自分のチームの最後尾の選手より前の位置でプレーすると
オフサイドの反則をとられます

白の20番の選手は ラックの中に倒れている白の選手より前の位置から
キックチャージに行っていますから オフサイドです

レフリー よく見ていましたが

イングランドサポーターは がっかり!

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結局そのまま 16-15の1点差で
オールブラックスがイングランドを破りました!

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イングランドは北半球の雄の強豪なので
1点差の勝利をものにしたオールブラックスの面々も大喜びでした

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試合後の記者会見では
オールブラックスのハンセンヘッドコーチは神妙な表情で
雨の8万を超えるサポーターのいる敵地で勝てて良かったと述べ

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一方 悔しい負けを喫したイングランドを率いるエディさん
意外に上機嫌で 負けたけれど大きな自信を得られた と語っていたそうです

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でも 点差は確かに1点と僅差でしたが
書き手にはオールブラックスの安定した戦いに見えました

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データが示しているように ゲームはしっかり支配していましたし
最初の20分以降は あまり危ないという感じはなく
雨の敵地という悪条件でも勝ち切るのは さすがだと思いました

エディさんのコメントは 負け惜しみじゃないの?(笑)

ご贔屓のマッケンジーもキレキレだったし
来週のダブリンでのアイルランド戦が楽しみです!

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McCabes tv Clipsさん またアップしてくれるかな?(笑)

ちなみにイングランドは
来週はトイッケナムで日本代表と対戦

エディさん かっての教え子たちにどんなコメントをするか楽しみです!

 

2018.11.05更新

連休中に神戸に所要があって出掛けましたが
その前日に とんでもない情報が入ってきたので
急遽 帰りに大阪に寄ることにしました

新大阪駅から地下鉄を乗り継いで降りた駅は

日本橋

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東京にも 書き手の家のすぐそばに日本橋がありますが
大阪の日本橋は「にほんばし」でなく
「にっぽんばし」と小さな“っ”が入るのですね

知りませんでした!


そして エスカレーターで立つのは 右側

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うーん
ヨーロッパ(ヨーロッパでもエスカレーターで立つのは右側です)
じゃなくて 関西に来たことを実感します!(笑)


さて どうして日本橋駅で降りたかというと ここを訪ねるためです!

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はい ついに 国立文楽劇場・デビュー です!

文楽の神様 近松門左衛門のお膝元 大阪の国立文楽劇場で
近松の世話物を観るのが念願でしたが

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なんと11月公演で 近松の代表的な世話物である
「女殺油地獄」をやるのですよ!

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しかも 3日が初日!

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この情報が入ってきたので
慌てて劇場のHPにアクセスしてチケットを探したら
なんと中央前方の良い席が1枚だけ空いていて 超ラッキー!

久し振りに しかも本場で 文楽を楽しめることになりました

文楽については 人形 大夫 三味線などについて
以前にブログで紹介しましたので そちらもご参照ください

あと こちらのY-tubeも参考になります


ということで 神戸での所要を午前中で切り上げて
午後4時からの公演に向いました

劇場の隣にあるたこ焼き屋さんには こんな看板が

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ツウは幕間に食べに来られるのかな?(笑)


ロビーにはこんな大きな 人形のカシラ

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その隣には「浄瑠璃人形」の「くいだおれ太郎」さん

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さすが 大阪はシュールで(?)スゴイです!(笑)


劇場内はこんな雰囲気

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舞台の右端に浄瑠璃の大夫さんと三味線方が正座して
ストーリーを語り 唄っていきます


で 客層が若いのに驚き!

東京で文楽を観ると お客さんの年齢層がかなり高いのですが
大阪ではずっと客層が若い!

さすが 文楽の本場では
若い人の間にカルチャーとして認知されているのでしょうか?

びっくりしました

あと 東京よりずっとチケット代が安いのではないかな?
これにも驚きました


さて 女殺油地獄

歌舞伎でも演じられる有名な“世話物”で
不良でワルで親に勘当された与平が 借金の返済に困って
お金を奪うために 世話になった人妻のお吉を殺してしまう物語ですが

お吉を 昨年人間国宝になられた吉田和生さん(右側)
与平を 今や斯界をリードする桐竹勘十郎さん(左側)
が それぞれ人形を操られます

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女殺の前に演じられた部では
勘十郎さんのお師匠さんの人間国宝の吉田蓑助さんも登場して

まさにオールスターキャスト! スゴイです!


書き手は 大夫さんの唄いの表情にもとても惹かれるので
人形の所作だけでなく
ついつい舞台右の大夫の方も観てしまうのですが

いやー 最後の殺しの場面では
吉田和生さんと桐竹勘十郎さんの人形遣いの
技の巧みさとダイナミックさに 圧倒されて釘づけになりました!

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思わず見入ってしまい もう少しで鳥肌が立ちそうでしたよ!

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特に勘十郎さんの与平の動きは凄かった!

お吉と争うなかで 油まみれになった床を何度も転ぶのですが

その所作は人間を超えていたというか
人形ならではの表現の極致をいくというか
とにかくダイナミックでスピーディで迫力観点で
本当にびっくりしました!

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以前に観た歌舞伎の女殺油地獄では
当時の染五郎さんと亀治郎さんが与平とお吉を演じていて
その絡みもダイナミックでしたが

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うーん 文楽は歌舞伎の迫力を越えていたようにも思いました

ホント 凄かったです!


いやー 近松の地元 国立文楽劇場で
斯界の大スターたちによる 女殺油地獄 を観ることができて

午後4時から8時までと長時間でしたが あっという間で
幸せな時間を楽しむことができました


そうそう こんなものも売っていました

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もちろん 買ってきましたよ!(笑)

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次の目標は 曽根崎心中 です!


ちなみにダイジェスト版を 文楽劇場のHPで見られます
興味を持たれたら 是非お楽しみください!

 

2018.10.29更新

新横浜駅で降りて出口に向かうと
構内にこんな大きなディスプレイが吊り下がっていて

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駅からスタジアムに向かう道でも あちこちにこのポスターが貼られています

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はい 27日・土曜日に横浜日産スタジアムで行われた

プレディースローカップ2018  オールブラックス vs ワラビーズ

の試合を見に行ってきました!


プレディースローカップは
ラグビーのニュージーランドとオーストラリアの定期戦で
その年の両チーム間の全試合で勝ち越した方が
このカップを獲得することが出来ます

27日に行われたのは 今年の両チームの対戦の3戦目にして最終戦

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普通はNZかオーストラリアのどちらかで行われますが
来年は日本でラグビーのワールドカップが開催され
このスタジアムで決勝戦が行われることから
今年のプレディースローカップ最終戦は横浜で行われました

オールブラックス vs ワラビーズの試合が日本で見られるなんて
超ラッキーです!

ということで 実はチケット代はオペラ並みのお値段でしたが
オールブラックスファンとしては行かざるを得ません!(苦笑)


スタジアムの外では ワラビーズファンも盛り上がっていました

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日産スタジアム 初めてです!

ゲートからスタンドに入ると
視界に大きなフィールドがリアルにワッと飛び込んできて
思わずアドレナリンが出ます!(笑)

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チケットチェックのあとに配られた このミニポスター

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これだけ配られたら
ワラビーズファンの方は怒っちゃうのでは?(笑)


メインスタンド中央に陣取っていた撮影用の大きなテレビカメラには
両チームの選手の名前と背番号が書かれたアンチョコペーパーが
貼られていました

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その場にいたカメラマンさんにうかがったところ
何番の選手をアップにして!
といったオーダーが来ることがあり
そのためにこうした準備が必要なのだそうです

オールブラックスのフルバックの15番 しっかりフォローしてね!

と冗談を言ったら
マッケンジーですね!と間髪入れずに返答が来ました!


そう この試合には
書き手が御贔屓のダミアン・マッケンジー
FBで先発出場するのですよ!

最近の試合では後半から交代で出場することが多かったので
それだけでもナマで見に来た甲斐があります!

で 試合前のグランドを見わたすと
そのダミアンがウォームアップしていました!

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おー ナマ・マッケンジー ナマッケンジーです!

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しあわせです~!(笑)


FW陣も 試合前にスクラムの調整中

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こういう光景が見られるのは スタジアムでのナマ観戦の醍醐味ですね!

バックスタンドの上の方には 両国の国旗が掲揚されていましたが
似ていてどっちがどっちだかわからず ゴメンナサイ!(苦笑)

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で 試合開始前の オールブラックスのハカ!

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初めてナマで見ます!

ニュージーランドの原住民のマオリ族が伝統的に行ってきた
戦意高揚のための踊りです

でもこれは テレビで見た方がリアルな所作はよくわかりますね

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で 試合はというと うーん 正直言って ちょっと凡戦だったかな

オールブラックスが危なげなく勝ちましたが
それほど感動するようなスゴイ勝ち方ではなかった

マッケンジーも鋭いステップやしっかりしたタックルは見せてくれましたが
息を飲むような凄さは 残念ながらなかった

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でも ゴール前のラックでのFWの体のぶつかり具合や
BKのパスの速さと力強さは
ナマならではの迫力があってよかったです

最後の方で
スクラムからブラインドサイドのリコ・イオアネに意表を突いたパスをして
フォローしたバレットにオフロードパスが通ってトライしたプレーは
見事でしたが

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残念ながらバックスタンド側のプレーだったので
遠くてよく見えませんでした(苦笑)


ノーサイド後の選手たちの表情も しっかり見ることができました

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もちろんダミアンファンは 彼に視線が行きます

14番の先輩ベン・スミスと反省かな?

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手前には10番のバレット 御贔屓のロックのホワイトロックもいます

マン・オヴ・ザ・マッチを獲得したリコ バレット ダミアン

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3人で何を話していたのでしょう?
ダミアン 右足のスパイクが脱げてるよ!(笑)


家に帰ってJスポーツのオンデマンドで試合を復習したら
ダミアンは試合後にこんなファンサービスもしていたようですね

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一緒に写真が撮れた坊や いいなあ!(笑)

でもオジサンも
買ってきたTシャツと公式プログラムを見ながら
ハッピーな気持ちを楽しめました!

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オールブラックスは 11月3日に日本代表と試合がありますが

10日にエディーさん率いるイングランド

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17日に 今年のシックスネーションズを制したアイルランド

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重要なテストマッチを控えているので
主力組は早々にヨーロッパに移動するようです

どちらの試合も楽しみですが
今日の試合のように甘いデイフェンスをしていたら やばいかも?

しっかりと立て直して 臨んでほしいです!

 

2018.09.24更新

おやおや タクシーが新聞スタンドに飛び込んでしまいましたね
大丈夫でしょうか?

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でも どうしてこんな事故が起きてしまったのでしょう?

それは タクシーの運転手さんが
後ろの席に座っていたこの方たちが しゃべるのを見聞きして
びっくりしてハンドル操作を誤ったからなのですよ

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で 運転手さんをびっくりさせたこの方たちは

いつも住んでいる”100エーカーの森”から
ある用事のために ロンドンに出てきたところでして、、、

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ということで 糖尿病専門医さんの強いリクエストもあり
連休の1日 こちらを鑑賞してきました

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若い人を中心に結構混んでいて カップルも多かったです


映画鑑賞にお約束のポップコーン

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Newの いきなり!ステーキ味 にも興味がありましたが
プレーンの塩だけにしておきました(笑)


で 登場人物のこの方たち

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糖尿病専門医さんは 当然のごとく皆さんの名前が言えて

びっくりしている書き手に
「えっ どうしてわからないの?」
と 呆れたように問われますが

そんなことを言われてもねぇ、、、


で 物語は
大人になったクリストファー・ロビンの苦悩から始まります

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ちなみに この映画
邦題は プーと大人になった僕 ですが

オリジナルタイトルは クリストファー・ロビン

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うまい訳をしましたね!


で ロビンさん

会社で中間管理職の苦悩と悲哀を思い切り味わっていて
楽しみにしていた週末の家族旅行もキャンセルして
ひとり ロンドンの自宅で仕事をせざるを得なくなります

そんなとき くたびれ果てて座った公園のベンチで
思いがけず再会したのが

幼い頃に100エーカーの森で一緒に遊んでいた 親友だった プー

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ちなみにプーさん 

この再会のシーンで 仕事に悩めるロビンが
what to do what to do what to do とつぶやいていたら

what to do indeed なんてつぶやき返して

英会話するとき
適切なシチュエーションで 上手に”indeed”が使えない書き手は
おー さすがネイティブな熊さん!と感心しました(笑)


さて ロビンはプーの助けに応じて 懐かしい森に戻るのですが、、、

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幼い頃は楽しかった森ですが

大人になったロビンには
哀しいかな その状況を楽しむ精神的余裕はなくなっていて

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でも いろいろなことがあって
プーと仲間たちはロビンの娘と助け合って ロビンのために頑張って

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あまり詳しく話すとネタバレになるので端折りますが

最後は映画の宣伝にも書いてあるように

ロビンは 忘れてしまった「本当に大切なモノ」を思い出して

家族との絆を取り戻し

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プーとも 昔のように語りあうのでした

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さて 書き手は 初めてプーさんの世界に足を踏み入れたのですが
とても印象的だったのが

プーは 毎日 何もしないことに忙しい のですよ

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そして

何もしないことは しばしば 何か素晴らしいものを導きだす

などと 語るのですよ!

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うーん なんだか 哲学的だなあ!(笑)


そして 見ていて思ったのですが
昔の自分を理解できないというか 戻りたくても戻れない
そんなロビンの気持ちには 哀しいかな とても共感できました

まあ 正直なところ
それほど大きく胸をうたれる というほどでもありませんでしたが


でも 映画が終わって 場内が明るくなったとき
ハンカチを手にしている書き手を見て

糖尿病専門医さんは「また泣いているの?」と言われました(苦笑)


ところで お話に出てきた100エーカーの森にある橋

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ロンドン近郊に実在して プーの橋 と呼ばれているようですが

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糖尿病専門医さんは その昔 実際にこの場に行かれて

映画のなかでロビンがやっていたように
木の枝を川に投げるパフォーマンスもされたそうです

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書き手は 映画の中のあのシーンを見て
川面に写った幼い頃のロビンの顔が 投げられた木の枝で消えてしまい
現実に引き戻されることを暗示したのかなと思いましたが

糖尿病専門医さんによると
あの行為は 単純に川の水の流れを確かめるものだそうです

こういうお話は 書き手のように
ひねくれて深読みしてはいけないのですね?(苦笑)


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ちなみに 帰り道で

あの ぬいぐるみの動作は どうやってやったのかな?

と書き手が疑問を呈すると


プーさんたちは 実際にいるのよ!

と答えた方がおられました


なんか そういうの 良いよね?(笑)

 

2018.09.10更新

先日 プチ嬉しいことがあって 実は神様に会ったのです

たまに浮気をするのも いいものですね?(笑)


たまたま ぽっかりと空いた時間ができたので
いつもの行きつけとは違う本屋さんで
その空いた時間を過ごすことにしました

本屋さんのディスプレイには そのお店の個性が滲み出ていて
普段行かない本屋さんで
書棚に並ぶ本達を眺めながら店内を徘徊するのは面白いです

あ この本をこのコーナーに持ってくるわけね とか
そんな新たなアイデアに出会うというか
既成の枠組みが壊されるのを楽しむ感覚です(笑)


で どこの本屋さんでも必ず立ち寄る美術書コーナーを徘徊していたら

そう 神様に出会えたのですよ!

石鍋真澄さんが書かれた ベルニーニ:バロック美術の巨星

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美術書なのに 歴史書が得意の吉川弘文館から出版されている
という変わり種ですが

1985年に初版が出てから 廃版に近い状態になっていて入手が困難でした


誰にとっても 自分だけの神様のような存在がおられると思いますが
書き手のマイ神様の筆頭は

バロックの都・ローマの街並み

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サンピエトロ寺院

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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会の
コルナロ礼拝堂にある 聖テレジアの法悦

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ボルゲネーゼ美術館にある アポロンとダフネ

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などを創った

17世紀のイタリアの彫刻家 ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ

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ミスター・バロックとでも言えるような存在の芸術家です


でも ベルニーニに関する書籍 特に評伝は 和書では全くなくて
唯一の存在が 石鍋さんが書かれたこの本でした

だから 書棚にこの本がいるのを見つけて
まさに神に出会ったような、、、そんな気分になりました(苦笑)

思わず手にとって開くと 初版本が復刊されたもの

初めて読む本に挨拶するときの常として 先ずあとがきに目を通しましたが
初版時のあとがきと 復刊用に書かれたあとがきが併記されていて

その内容や語り口は
この本を発見できたプチ興奮を維持するのに充分なものでした

長年にわたり恋焦がれていた憧れの女性に出会えた

そんな気分でしたね(笑)

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すぐに読むのはもったいないなあ、、そんな気分でしたが
でも我慢できずに 神様の生い立ちの部分を少しかじり始めましたが

ベルニーニは モーツアルトと並び称されるほどの早熟の天才で
7歳にしてすでに 見事な出来栄えの最初の彫刻作品を制作していたようです

栴檀は双葉より芳し

神に選ばれた人は 世の中にはいるのですね

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そんなベルニーニが
いかにして栄光と挫折の生涯を歩んでいくか

いずれブログで 微に入り細に入り紹介したいと思います

 

2018.07.30更新

琵琶と尺八とオーケストラの競演

大きな課題に取り組む武満さんは 長野の山中に籠り 悩み続けます

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そして 山中を散策していたとき

風の音や鳥の音が調和して聞こえる のどかな自然のなかで
公共放送のスピーカーから 
チャイコフスキーの白鳥の湖が田んぼに響くのを聞き

はっと閃かれます

オーケストラが奏でる音を バックに流れる環境の音のように扱い
琵琶や尺八と協奏させればいいのでは?

そうしたアイデアのもとに生まれたのが ノヴェンバー・ステップスです


この曲を通じて 日本の文化を世界に示したい

そう意気込んで NYフィルの本拠地に現れた
武満さん 琵琶の鶴田錦史さん 尺八の横山勝也さん

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和服姿で舞台に昇り挨拶する鶴田さん 横山さんの姿に
楽団員の一部からは笑いが漏れたそうですが

指揮台から小澤さんが即座に投げかけた厳しい視線を受け
沈黙が流れたそうです


その小澤さんは
NYフィルで 武満さんのこの曲が演奏された意義を こう語ります

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日本の楽器 音楽には
西洋音楽に屈しない 
西洋とは異なる音楽の世界があることを
西洋社会に知らしめた


なるほど 先駆者たちは そこまでの意気込みを持っておられたのですね

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格好良いけれど それにしても 小澤さん 若い!(笑)


さて ノヴェンバー・ステップスを聴いてみると

琵琶 尺八とオーケストラの協奏曲 ということでしたが

この楽譜にも示されているように
実際は 両者が重なるところは あまりないのですよね

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少なくとも 融合感はない


オケが通常の西洋音楽を演奏するときとは異なり
微妙に そして緻密に 音を濁らせて
風のうねりのような雰囲気の音を作り出して

そこに琵琶と尺八が入っていくと
オケの音は背景音のように広がっていく

互いに譲らず しかし 互いを損なわず


小澤さんは 尺八と琵琶の喧嘩を オケが包み込むような
といった表現をされていました


まあ しかし 初めてこの曲を聴いたNYの人たちは
さぞかしビックリされたことでしょう

日本人の書き手が聴いても ちょっとびっくりでしたから(笑)


正直言って 書き手は この曲を聴いて
面白いとは思いましたが
それほどスゴイと感動するまでの気持ちは持てなかったのですが

オケのなかで ハープの存在が気になりました

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その音色や響きが
琵琶・尺八の世界とオーケストラの世界を
うまく繫げているような気がします


武満さんの世界は
なんとなく難解な哲学的雰囲気が漂っていそうですが
一度 彼が書かれたものを読んでみようかなと思いました

 

2018.07.27更新

司会者が変わった らららクラシック

武満徹さんの ノヴェンバー・ステップス を紹介していました

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武満徹さん 

現代日本を代表する作曲家として有名ですが
不勉強な書き手は あまり聴いたことがありません


番組では まず
武満さんの音楽史上における位置づけを こう解説します

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モーツアルトは 美しくて楽しい 音楽のジャンルを打ち立てた

ベートーベンは 哀しくて怖い 音楽のジャンルを打ち立てた

ドビッシーは 幻想的で神秘的な 音楽のジャンルを打ち立てた

そして 武満さんは
環境 ノイズ 雑音を 音楽として聴かせるジャンルを打ち立てた


なるほどですが
武満さんの音楽を 環境音楽としてとらえる認識はなかったなあ、、


ちなみに 環境音楽と言うと
書き手は学生時代に好んで聴くことが多かった
ブライアン・イーノを思いだします

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あ すみません 脱線しました(苦笑)


さて ノヴェンバー・ステップス

1967年に 今は亡きバーンスタイン率いるNYフィルの125周年記念公演で
若き日の小澤征爾さんの指揮のもとで初披露され

世界に武満徹の名前を知らしめた名曲とされています


尺八と 琵琶と オーケストラの競演

初めて見聞きする世界に バーンスタインは
なんて生命力のある音楽なんだ! と感動したそうです

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ここで再び 西洋音楽と日本の音楽の違いについて 解説が入ります

西洋音楽は
音の積み重ねによりメロデイが表現されるもので
ひとつひとつの音 そのものが 世界を表すことはない

一方 日本の音楽 たとえば 尺八や琵琶の演奏では
ひとつの音に意図的に強弱をつけて それだけで世界観を表す

しかしこれは 西洋人には 雑音やノイズに聴こえてしまう


青島さんという面白い解説者さんは
この彼我の違いを アルファベットと漢字の違いになぞらえます

西洋では アルファベットの文字を重ねて 意味のある言葉を作るが
日本では 漢字ひとつひとつが 既に意味を有している

西洋と音楽の音に関する感覚の差異は この違いと同じですよ


なるほど~ わかりやすい解説ですね!


で 小澤さんから NYで日本の音楽を披露してくれと頼まれた武満さんは

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こんなに根本的な差異がある西洋音楽と日本音楽を
どのようにして融合させたらいいのかと 悩み尽されます

当時 武満さんは
それまで日本でもいちども一緒に演奏されたことがなかった琵琶と尺八を
初めて競演させて 喝采を浴びていましたが

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今度は その尺八 琵琶と フルオーケストラを
どうやって競演させればいいのか?


次回に続きます

 

2018.07.23更新

以前 ご紹介したことがある NHKの らららクラシック

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なぜかしばらく見る機会がなく 先日 たまたま久し振りに見たら
なんと司会者さんが代わっていました!

NHKのHPを見ると

この番組は2013年4月に始まっていて
2017年3月までの4年間

(ということは 1年以上 この番組を見ていなかった:苦笑)

作家の石田衣良さんと 作曲家でピアニストの加羽沢美濃さんが
司会をされていました

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書き手は このコンビ ご贔屓だったのですよ!


美濃さんの ピアノを弾きながらのわかりやすい解説
とてもエネルギッシュ 快活な感じで 見聞きしていて楽しかった

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一方 石田さんは
美濃さんの傍らで ちょっと元気なさげに ぼそぼそと語られるのですが
その語りが 意外性があるというか ポイントを突くというか

解説者さんがよくされるような 教科書的なコメントでなく
肩に力が入っていない ごく普通の目線で
でもときどき エッと思わせるような鋭い感想を述べられるので
個人的には ツボにはまっていました

このコンビの妙はなかなかで 総集編を見逃したのが悔やまれます

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で 新しい進行役は
俳優の高橋克典さんと 局アナの牛田茉友さん

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素人目線を大事に クラシックの楽しさを伝えていきたい

というコンセプトのようで

これまで美濃さんがされていた 自ら演奏しながらの解説は
毎回 番組内容に馴染みのある音楽家が ゲストとして登場して
色々と語ってくれるようです


あまりクラシック音楽との関連性を感じさせない高橋克典さんの起用に
少し驚きましたが

ご両親が 音楽家としてクラシック音楽に関わる仕事をされていて
子供の頃からさまざまなジャンルの音楽に
慣れ親しんで来られたとか

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ただ 興味がクラシックに偏っていたというわけではなく
むしろ40歳を過ぎた頃から
クラシック音楽に興味を持たれるようになったそうで

そういう意味では コアなクラシック愛好家と言うより
素人代表のようなスタンスで
コメントされていかれるような期待が持てて 何気に楽しみです


ホント なぜか最近 この番組はご無沙汰だったので
また こまめにチェックするようにしようかな

 

2018.07.16更新

1か月間に及んだお祭りも 遂に終わってしまいましたね

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FIFA  サッカーワールドカップ

3位決定戦も決勝戦も 両方ともしっかりライブで見ましたよ

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クロアチアに 勝たせてあげたかったなあ、、、

判官びいきというか

決勝トーナメントの3試合をすべて延長戦まで戦って
そのうち2試合はPK戦でしのいで

でも 試合終了まで 全員がフルに走り切っていた戦いぶりは
本当に感動ものでした


あまり馴染みのないスラブの民の小国 クロアチア

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同じ民族同士なのに 宗教の違いにより
血で血を洗う  すさまじい内戦を経験した国

余計なお世話でしょうが
どことなく不幸せな匂いを勝手に感じてしまいます

そんなこともあり 余計に勝たせてあげたかった

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あ この写真を見たから応援していたわけではありませんよ!(笑)


キャプテンのモドリッチ選手は
往年のスーパースターのヨハン・クライフを彷彿させる風貌で
(左が若き日のクライフ 右がモドリッチ)

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優勝できなかったのに 彼が大会MVPに輝いて良かったです!

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ところで この大会は 

個の力がシステムに封じられた


と評されていたのが  とても印象的でした


ロナウド メッシ ネイマールといった
卓越した個人技を有するスーパースターが率いる国が
ベスト4にも残れなかった

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サッカーの戦術が進歩し システムで守る技術が磨かれたために
個の能力でそれを突破していくのが 困難な時代になっているそうです

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システムによる管理が 個性の輝きを封じ込めてしまう?

天邪鬼な書き手は それはそれで面白くないな と思ってしまいます(苦笑)

管理を打ち破る新たな才能の出現を 期待したいものです!


また ロナウドやメッシが輝けなかったのは
彼等が普段プレーしているヨーロッパのビックなクラブチームに比べ
国代表チームの周囲のタレントが劣っていたからだ

という意見も聞きました

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これも 興味深い現象だと思います


サッカーの醍醐味を存分に味わいたいのなら
国の代表同士が争うワールドカップより

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ヨーロッパ各国のリーグのチャンピオンのクラブチームが争う
UEFAチャンピオンズリーグを見た方が良い というのです

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なるほどねえ と思いましたよ

戦術的 技術的なレベルは 国代表はクラブチームに劣ってしまう
というのが現実なのですね

ふと 国民国家とグローバリゼーションの関係を 思い浮かべてしまいました


それに絡めて話を転がしますが

普段はシニカルにかまえる嫌味な書き手をもってしても
日本代表の予想外の健闘には 心が熱くなりました

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また メッシもロナウドも
クラブチームでの栄冠は既に十二分に得ているのに
それでも レベル的には見劣りするかもしれない代表チームでの栄冠を
必死に求めていたように思います

そういう意味では
チャンピオンズリーグでは見られない情熱のようなものが
ワールドカップにはあるように感じました

やっぱり 国 民族の血が騒ぐのでしょうね


書き手はサッカーよりラグビーの方が好きなのですが
代表チームへの思い入れは サッカーの方に強く感じてしまいます

というのも ラグビーの国代表チームは 民族に拘らない
一定期間 その国に住んだことがあれば
国籍を有していなくても 代表チームの選手になれるのですよ

だから ラグビーの日本代表チームには
名前を漢字でなくカタカナで示される選手がたくさんいます

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それはそれで とてもグローバルで懐が深いと思うのですが
うーん 書き手には正直言ってレベルが高すぎる気もします(苦笑)

サッカーのワールドカップを見終わって ふと そんな風に思いました


ということで
期待していた以上に サッカーのワールドカップ 面白かったです!


そして アルファベットの読みで名前が始まる(面白い!)19歳のあの選手

若さとスピードに目が行きがちでしたが 細かいテクニックもすごかった!

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この先 どんなふうに化けていくのか とても楽しみです!


選手の皆さん サポーターの皆さん 暑い1か月間 お疲れさまでした!

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2018.07.06更新

梅雨の晴れ間の日曜日

お気に入りのヴァイオリニストのギル・シャハムさんが来日して
ソロでリサイタルを開いたので
久し振りに 彼の音色を楽しみに行きました

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彼の長年の友人であるピアニストの江口玲さんとの共演です

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プログラムは こちら

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前半のウィーラー ドルマンは聴いたことがありませんが
プログラムノートに書かれているように
ギルさん自身がとても好みの曲のようなので楽しみです

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いつものように 楽しそうな表情を浮かべて ギルが登場

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期待が高まります!


でも前半の後半に入り始めたとき
突然 不協和音のような音が響いてきて

あれっ? 急にヴァイオリンの調子が悪くなった?

思わず隣に座る糖尿病専門医さんを見ると
彼女もなんとなく怪訝な面持ちです


ドルマン作曲の ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニグン

全く初めて聴く作曲家さんのソナタですが
うーん スムーズで心地良い感じは 全くしないなあ

むしろ 少し心が不安になるような聴き心地です

ちょっと難解な現代音楽を聴いているような感じ


でも 曲が展開していくうちに 違和感はなくなってきて
不協和音に聴こえた激しい旋律も 次第に心地良くなり

最後のアダージョ フィナーレは
満足して聴き終えることができました

それにしても この曲は インパクトがあった!


プログラムノートによると
ドルマンさんは 1975年生まれのまだ若い
ギルと同じイスラエル人の作曲家さんで

今回のヴァイオリン・ソナタは
ギルと 妹のピアニストのオルリさんのリクエストで作られたそうです

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ニグン

初めて聞く単語でしたが
ユダヤの伝統音楽のことを指す言葉だそうです

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ドルマンさんは 作曲にあたって
東欧のクレズマー音楽や 北アフリカから中央アジアなど
世界各地に伝わるさまざまなユダヤの伝承音楽を調査されましたが

その根幹に存在する共通性に気がついて 驚かれたそうです

そして それらからインスパイアされたイメージと

各地域によって異なる非ユダヤ系音楽的伝統 
東欧 グルジア マケドニアなどの民族音楽の要素も取り込み
綜合的に曲を構成されたそうです


面白いですね!

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ユダヤの伝統音楽に触れるのは 初めての経験でした

確かにユダヤの民は 西暦紀元直後から起こった
民族の離散・ディアスポラによって
世界中で暮らすことを余儀なくされました

このあたりは 結構デリケートな問題なので
軽々しく話題にするのは 憚られる気もしますが

離散を余儀なくされた人々が
自分たちオリジナルの伝統的なユダヤ民族音楽を
移住した地域の民族音楽と融合させながら
世界各地で それぞれの新たな音楽世界を形成していった

ということには 歴史やロマンを感じずにはいられません

しかも 根本に流れているユダヤ音楽の共通性は 失われていない

そうなんだ~! 興味があります!


東欧 ロシア 中央アジア 北アフリカ
ユダヤ人たちが世界の各地でどんな音楽を作っていったのか?

そして どんな部分が共通エレメントなのか?

ドルマンさんに聞いてみたくなりました


それにしても
民族音楽でよく聴かれるフォルクローレ風の響きは
哀愁を帯びていて 心に訴えかけるものがあって良いですよね

初めて聴いたニグン

とても興味深かったので
すぐにCDを購入してしまいました!

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ユダヤの伝統音楽ねえ

新しもの好きの書き手は またも簡単にはまってしまいそうです(苦笑)

ギルさん 新しい世界を教えてくれて どうもありがとう!

彼は いつかニグンをオーケストラで演奏したい と言っていたので
それを聴ける日が楽しみです!


アンコールで演奏してくれた
ボルコムのポップス風の曲も素敵でした!

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初めて彼の演奏を聴いたときも ハリウッドの映画音楽でしたが

ギルは守備範囲が広く なんでも楽しそうに美しく聴かせてくれるので
いつも大満足です

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良い気分で会場を出ると 見事な紫陽花を愛でることができました

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あ ちなみに 糖尿病専門医さんは
やはりバッハやフランクの方が安心して聴けて
ユダヤ伝統音楽はパスだそうです

CD買って そんな旋律を部屋で聴いていたら
楓が驚いてテロするよ!
と忠告されましたが 今のところまだ大丈夫です(笑)

 

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