左利き肝臓専門医ブログ

2018.09.10更新

先日 プチ嬉しいことがあって 実は神様に会ったのです

たまに浮気をするのも いいものですね?(笑)


たまたま ぽっかりと空いた時間ができたので
いつもの行きつけとは違う本屋さんで
その空いた時間を過ごすことにしました

本屋さんのディスプレイには そのお店の個性が滲み出ていて
普段行かない本屋さんで
書棚に並ぶ本達を眺めながら店内を徘徊するのは面白いです

あ この本をこのコーナーに持ってくるわけね とか
そんな新たなアイデアに出会うというか
既成の枠組みが壊されるのを楽しむ感覚です(笑)


で どこの本屋さんでも必ず立ち寄る美術書コーナーを徘徊していたら

そう 神様に出会えたのですよ!

石鍋真澄さんが書かれた ベルニーニ:バロック美術の巨星

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美術書なのに 歴史書が得意の吉川弘文館から出版されている
という変わり種ですが

1985年に初版が出てから 廃版に近い状態になっていて入手が困難でした


誰にとっても 自分だけの神様のような存在がおられると思いますが
書き手のマイ神様の筆頭は

バロックの都・ローマの街並み

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サンピエトロ寺院

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サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会の
コルナロ礼拝堂にある 聖テレジアの法悦

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ボルゲネーゼ美術館にある アポロンとダフネ

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などを創った

17世紀のイタリアの彫刻家 ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ

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ミスター・バロックとでも言えるような存在の芸術家です


でも ベルニーニに関する書籍 特に評伝は 和書では全くなくて
唯一の存在が 石鍋さんが書かれたこの本でした

だから 書棚にこの本がいるのを見つけて
まさに神に出会ったような、、、そんな気分になりました(苦笑)

思わず手にとって開くと 初版本が復刊されたもの

初めて読む本に挨拶するときの常として 先ずあとがきに目を通しましたが
初版時のあとがきと 復刊用に書かれたあとがきが併記されていて

その内容や語り口は
この本を発見できたプチ興奮を維持するのに充分なものでした

長年にわたり恋焦がれていた憧れの女性に出会えた

そんな気分でしたね(笑)

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すぐに読むのはもったいないなあ、、そんな気分でしたが
でも我慢できずに 神様の生い立ちの部分を少しかじり始めましたが

ベルニーニは モーツアルトと並び称されるほどの早熟の天才で
7歳にしてすでに 見事な出来栄えの最初の彫刻作品を制作していたようです

栴檀は双葉より芳し

神に選ばれた人は 世の中にはいるのですね

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そんなベルニーニが
いかにして栄光と挫折の生涯を歩んでいくか

いずれブログで 微に入り細に入り紹介したいと思います

 

2018.07.30更新

琵琶と尺八とオーケストラの競演

大きな課題に取り組む武満さんは 長野の山中に籠り 悩み続けます

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そして 山中を散策していたとき

風の音や鳥の音が調和して聞こえる のどかな自然のなかで
公共放送のスピーカーから 
チャイコフスキーの白鳥の湖が田んぼに響くのを聞き

はっと閃かれます

オーケストラが奏でる音を バックに流れる環境の音のように扱い
琵琶や尺八と協奏させればいいのでは?

そうしたアイデアのもとに生まれたのが ノヴェンバー・ステップスです


この曲を通じて 日本の文化を世界に示したい

そう意気込んで NYフィルの本拠地に現れた
武満さん 琵琶の鶴田錦史さん 尺八の横山勝也さん

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和服姿で舞台に昇り挨拶する鶴田さん 横山さんの姿に
楽団員の一部からは笑いが漏れたそうですが

指揮台から小澤さんが即座に投げかけた厳しい視線を受け
沈黙が流れたそうです


その小澤さんは
NYフィルで 武満さんのこの曲が演奏された意義を こう語ります

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日本の楽器 音楽には
西洋音楽に屈しない 
西洋とは異なる音楽の世界があることを
西洋社会に知らしめた


なるほど 先駆者たちは そこまでの意気込みを持っておられたのですね

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格好良いけれど それにしても 小澤さん 若い!(笑)


さて ノヴェンバー・ステップスを聴いてみると

琵琶 尺八とオーケストラの協奏曲 ということでしたが

この楽譜にも示されているように
実際は 両者が重なるところは あまりないのですよね

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少なくとも 融合感はない


オケが通常の西洋音楽を演奏するときとは異なり
微妙に そして緻密に 音を濁らせて
風のうねりのような雰囲気の音を作り出して

そこに琵琶と尺八が入っていくと
オケの音は背景音のように広がっていく

互いに譲らず しかし 互いを損なわず


小澤さんは 尺八と琵琶の喧嘩を オケが包み込むような
といった表現をされていました


まあ しかし 初めてこの曲を聴いたNYの人たちは
さぞかしビックリされたことでしょう

日本人の書き手が聴いても ちょっとびっくりでしたから(笑)


正直言って 書き手は この曲を聴いて
面白いとは思いましたが
それほどスゴイと感動するまでの気持ちは持てなかったのですが

オケのなかで ハープの存在が気になりました

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その音色や響きが
琵琶・尺八の世界とオーケストラの世界を
うまく繫げているような気がします


武満さんの世界は
なんとなく難解な哲学的雰囲気が漂っていそうですが
一度 彼が書かれたものを読んでみようかなと思いました

 

2018.07.27更新

司会者が変わった らららクラシック

武満徹さんの ノヴェンバー・ステップス を紹介していました

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武満徹さん 

現代日本を代表する作曲家として有名ですが
不勉強な書き手は あまり聴いたことがありません


番組では まず
武満さんの音楽史上における位置づけを こう解説します

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モーツアルトは 美しくて楽しい 音楽のジャンルを打ち立てた

ベートーベンは 哀しくて怖い 音楽のジャンルを打ち立てた

ドビッシーは 幻想的で神秘的な 音楽のジャンルを打ち立てた

そして 武満さんは
環境 ノイズ 雑音を 音楽として聴かせるジャンルを打ち立てた


なるほどですが
武満さんの音楽を 環境音楽としてとらえる認識はなかったなあ、、


ちなみに 環境音楽と言うと
書き手は学生時代に好んで聴くことが多かった
ブライアン・イーノを思いだします

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あ すみません 脱線しました(苦笑)


さて ノヴェンバー・ステップス

1967年に 今は亡きバーンスタイン率いるNYフィルの125周年記念公演で
若き日の小澤征爾さんの指揮のもとで初披露され

世界に武満徹の名前を知らしめた名曲とされています


尺八と 琵琶と オーケストラの競演

初めて見聞きする世界に バーンスタインは
なんて生命力のある音楽なんだ! と感動したそうです

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ここで再び 西洋音楽と日本の音楽の違いについて 解説が入ります

西洋音楽は
音の積み重ねによりメロデイが表現されるもので
ひとつひとつの音 そのものが 世界を表すことはない

一方 日本の音楽 たとえば 尺八や琵琶の演奏では
ひとつの音に意図的に強弱をつけて それだけで世界観を表す

しかしこれは 西洋人には 雑音やノイズに聴こえてしまう


青島さんという面白い解説者さんは
この彼我の違いを アルファベットと漢字の違いになぞらえます

西洋では アルファベットの文字を重ねて 意味のある言葉を作るが
日本では 漢字ひとつひとつが 既に意味を有している

西洋と音楽の音に関する感覚の差異は この違いと同じですよ


なるほど~ わかりやすい解説ですね!


で 小澤さんから NYで日本の音楽を披露してくれと頼まれた武満さんは

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こんなに根本的な差異がある西洋音楽と日本音楽を
どのようにして融合させたらいいのかと 悩み尽されます

当時 武満さんは
それまで日本でもいちども一緒に演奏されたことがなかった琵琶と尺八を
初めて競演させて 喝采を浴びていましたが

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今度は その尺八 琵琶と フルオーケストラを
どうやって競演させればいいのか?


次回に続きます

 

2018.07.23更新

以前 ご紹介したことがある NHKの らららクラシック

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なぜかしばらく見る機会がなく 先日 たまたま久し振りに見たら
なんと司会者さんが代わっていました!

NHKのHPを見ると

この番組は2013年4月に始まっていて
2017年3月までの4年間

(ということは 1年以上 この番組を見ていなかった:苦笑)

作家の石田衣良さんと 作曲家でピアニストの加羽沢美濃さんが
司会をされていました

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書き手は このコンビ ご贔屓だったのですよ!


美濃さんの ピアノを弾きながらのわかりやすい解説
とてもエネルギッシュ 快活な感じで 見聞きしていて楽しかった

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一方 石田さんは
美濃さんの傍らで ちょっと元気なさげに ぼそぼそと語られるのですが
その語りが 意外性があるというか ポイントを突くというか

解説者さんがよくされるような 教科書的なコメントでなく
肩に力が入っていない ごく普通の目線で
でもときどき エッと思わせるような鋭い感想を述べられるので
個人的には ツボにはまっていました

このコンビの妙はなかなかで 総集編を見逃したのが悔やまれます

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で 新しい進行役は
俳優の高橋克典さんと 局アナの牛田茉友さん

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素人目線を大事に クラシックの楽しさを伝えていきたい

というコンセプトのようで

これまで美濃さんがされていた 自ら演奏しながらの解説は
毎回 番組内容に馴染みのある音楽家が ゲストとして登場して
色々と語ってくれるようです


あまりクラシック音楽との関連性を感じさせない高橋克典さんの起用に
少し驚きましたが

ご両親が 音楽家としてクラシック音楽に関わる仕事をされていて
子供の頃からさまざまなジャンルの音楽に
慣れ親しんで来られたとか

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ただ 興味がクラシックに偏っていたというわけではなく
むしろ40歳を過ぎた頃から
クラシック音楽に興味を持たれるようになったそうで

そういう意味では コアなクラシック愛好家と言うより
素人代表のようなスタンスで
コメントされていかれるような期待が持てて 何気に楽しみです


ホント なぜか最近 この番組はご無沙汰だったので
また こまめにチェックするようにしようかな

 

2018.07.16更新

1か月間に及んだお祭りも 遂に終わってしまいましたね

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FIFA  サッカーワールドカップ

3位決定戦も決勝戦も 両方ともしっかりライブで見ましたよ

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クロアチアに 勝たせてあげたかったなあ、、、

判官びいきというか

決勝トーナメントの3試合をすべて延長戦まで戦って
そのうち2試合はPK戦でしのいで

でも 試合終了まで 全員がフルに走り切っていた戦いぶりは
本当に感動ものでした


あまり馴染みのないスラブの民の小国 クロアチア

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同じ民族同士なのに 宗教の違いにより
血で血を洗う  すさまじい内戦を経験した国

余計なお世話でしょうが
どことなく不幸せな匂いを勝手に感じてしまいます

そんなこともあり 余計に勝たせてあげたかった

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あ この写真を見たから応援していたわけではありませんよ!(笑)


キャプテンのモドリッチ選手は
往年のスーパースターのヨハン・クライフを彷彿させる風貌で
(左が若き日のクライフ 右がモドリッチ)

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優勝できなかったのに 彼が大会MVPに輝いて良かったです!

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ところで この大会は 

個の力がシステムに封じられた


と評されていたのが  とても印象的でした


ロナウド メッシ ネイマールといった
卓越した個人技を有するスーパースターが率いる国が
ベスト4にも残れなかった

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サッカーの戦術が進歩し システムで守る技術が磨かれたために
個の能力でそれを突破していくのが 困難な時代になっているそうです

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システムによる管理が 個性の輝きを封じ込めてしまう?

天邪鬼な書き手は それはそれで面白くないな と思ってしまいます(苦笑)

管理を打ち破る新たな才能の出現を 期待したいものです!


また ロナウドやメッシが輝けなかったのは
彼等が普段プレーしているヨーロッパのビックなクラブチームに比べ
国代表チームの周囲のタレントが劣っていたからだ

という意見も聞きました

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これも 興味深い現象だと思います


サッカーの醍醐味を存分に味わいたいのなら
国の代表同士が争うワールドカップより

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ヨーロッパ各国のリーグのチャンピオンのクラブチームが争う
UEFAチャンピオンズリーグを見た方が良い というのです

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なるほどねえ と思いましたよ

戦術的 技術的なレベルは 国代表はクラブチームに劣ってしまう
というのが現実なのですね

ふと 国民国家とグローバリゼーションの関係を 思い浮かべてしまいました


それに絡めて話を転がしますが

普段はシニカルにかまえる嫌味な書き手をもってしても
日本代表の予想外の健闘には 心が熱くなりました

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また メッシもロナウドも
クラブチームでの栄冠は既に十二分に得ているのに
それでも レベル的には見劣りするかもしれない代表チームでの栄冠を
必死に求めていたように思います

そういう意味では
チャンピオンズリーグでは見られない情熱のようなものが
ワールドカップにはあるように感じました

やっぱり 国 民族の血が騒ぐのでしょうね


書き手はサッカーよりラグビーの方が好きなのですが
代表チームへの思い入れは サッカーの方に強く感じてしまいます

というのも ラグビーの国代表チームは 民族に拘らない
一定期間 その国に住んだことがあれば
国籍を有していなくても 代表チームの選手になれるのですよ

だから ラグビーの日本代表チームには
名前を漢字でなくカタカナで示される選手がたくさんいます

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それはそれで とてもグローバルで懐が深いと思うのですが
うーん 書き手には正直言ってレベルが高すぎる気もします(苦笑)

サッカーのワールドカップを見終わって ふと そんな風に思いました


ということで
期待していた以上に サッカーのワールドカップ 面白かったです!


そして アルファベットの読みで名前が始まる(面白い!)19歳のあの選手

若さとスピードに目が行きがちでしたが 細かいテクニックもすごかった!

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この先 どんなふうに化けていくのか とても楽しみです!


選手の皆さん サポーターの皆さん 暑い1か月間 お疲れさまでした!

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2018.07.06更新

梅雨の晴れ間の日曜日

お気に入りのヴァイオリニストのギル・シャハムさんが来日して
ソロでリサイタルを開いたので
久し振りに 彼の音色を楽しみに行きました

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彼の長年の友人であるピアニストの江口玲さんとの共演です

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プログラムは こちら

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前半のウィーラー ドルマンは聴いたことがありませんが
プログラムノートに書かれているように
ギルさん自身がとても好みの曲のようなので楽しみです

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いつものように 楽しそうな表情を浮かべて ギルが登場

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期待が高まります!


でも前半の後半に入り始めたとき
突然 不協和音のような音が響いてきて

あれっ? 急にヴァイオリンの調子が悪くなった?

思わず隣に座る糖尿病専門医さんを見ると
彼女もなんとなく怪訝な面持ちです


ドルマン作曲の ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニグン

全く初めて聴く作曲家さんのソナタですが
うーん スムーズで心地良い感じは 全くしないなあ

むしろ 少し心が不安になるような聴き心地です

ちょっと難解な現代音楽を聴いているような感じ


でも 曲が展開していくうちに 違和感はなくなってきて
不協和音に聴こえた激しい旋律も 次第に心地良くなり

最後のアダージョ フィナーレは
満足して聴き終えることができました

それにしても この曲は インパクトがあった!


プログラムノートによると
ドルマンさんは 1975年生まれのまだ若い
ギルと同じイスラエル人の作曲家さんで

今回のヴァイオリン・ソナタは
ギルと 妹のピアニストのオルリさんのリクエストで作られたそうです

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ニグン

初めて聞く単語でしたが
ユダヤの伝統音楽のことを指す言葉だそうです

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ドルマンさんは 作曲にあたって
東欧のクレズマー音楽や 北アフリカから中央アジアなど
世界各地に伝わるさまざまなユダヤの伝承音楽を調査されましたが

その根幹に存在する共通性に気がついて 驚かれたそうです

そして それらからインスパイアされたイメージと

各地域によって異なる非ユダヤ系音楽的伝統 
東欧 グルジア マケドニアなどの民族音楽の要素も取り込み
綜合的に曲を構成されたそうです


面白いですね!

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ユダヤの伝統音楽に触れるのは 初めての経験でした

確かにユダヤの民は 西暦紀元直後から起こった
民族の離散・ディアスポラによって
世界中で暮らすことを余儀なくされました

このあたりは 結構デリケートな問題なので
軽々しく話題にするのは 憚られる気もしますが

離散を余儀なくされた人々が
自分たちオリジナルの伝統的なユダヤ民族音楽を
移住した地域の民族音楽と融合させながら
世界各地で それぞれの新たな音楽世界を形成していった

ということには 歴史やロマンを感じずにはいられません

しかも 根本に流れているユダヤ音楽の共通性は 失われていない

そうなんだ~! 興味があります!


東欧 ロシア 中央アジア 北アフリカ
ユダヤ人たちが世界の各地でどんな音楽を作っていったのか?

そして どんな部分が共通エレメントなのか?

ドルマンさんに聞いてみたくなりました


それにしても
民族音楽でよく聴かれるフォルクローレ風の響きは
哀愁を帯びていて 心に訴えかけるものがあって良いですよね

初めて聴いたニグン

とても興味深かったので
すぐにCDを購入してしまいました!

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ユダヤの伝統音楽ねえ

新しもの好きの書き手は またも簡単にはまってしまいそうです(苦笑)

ギルさん 新しい世界を教えてくれて どうもありがとう!

彼は いつかニグンをオーケストラで演奏したい と言っていたので
それを聴ける日が楽しみです!


アンコールで演奏してくれた
ボルコムのポップス風の曲も素敵でした!

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初めて彼の演奏を聴いたときも ハリウッドの映画音楽でしたが

ギルは守備範囲が広く なんでも楽しそうに美しく聴かせてくれるので
いつも大満足です

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良い気分で会場を出ると 見事な紫陽花を愛でることができました

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あ ちなみに 糖尿病専門医さんは
やはりバッハやフランクの方が安心して聴けて
ユダヤ伝統音楽はパスだそうです

CD買って そんな旋律を部屋で聴いていたら
楓が驚いてテロするよ!
と忠告されましたが 今のところまだ大丈夫です(笑)

 

2018.06.20更新

書き手は非国民です 申し訳ありません!

だって 絶対に負けると思って
昨晩はテレビを見ずに 早く寝てしまいました

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で 朝 起きて びっくり!

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えっ コロンビアに勝っちゃったの?!


ホント?

日本代表の選手の皆さん サポーターの皆さん
本当におめでとうございます!

斜めにかまえて
シニカルなコメントをしていた天邪鬼な書き手を
どうかお許しください(苦笑)

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それにしても
まさか日本に負けるなんて思ってもいなかったであろう
コロンビアの監督

記者会見では さすがに目がうつろでしたね

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でも 懲りない書き手は
反省もせず ついつい こちらの方に目がいってしまい、、、(再苦笑)

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あ 再度 どうも申し訳ありません

セネガル戦は 正座して観戦するようにします(再々苦笑)


ちなみに 書き手が留学していたときのボスは コロンビア人でした

マニュエル 今頃 怒ってるかな?(笑)


2018.06.18更新

サッカーのワールドカップ・ロシア大会が開幕して
世間さまは たいそう賑わっていますが

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書き手としては
ずっとご贔屓のオランダが なんと予選敗退して出ていないし

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日本も3戦全敗かな? なんて思っているので
(サポーターの皆さん 非国民をお許しください:苦笑)
いまひとつ 盛り上がりに欠けます


そして 生来の天邪鬼な性格もあり

興味は この時期に行われている
ラグビーのテストマッチに向います(苦笑)


6月は 北半球 vs 南半球の テストマッチ月間

春にご紹介したように
北半球は 2月~3月にかけて6か国対抗が行われ
見事にアイルランドが イングランドの3連覇を阻止して優勝しました

そして 南半球は
相変わらず 書き手ご贔屓のNZ・オールブラックスがリードしています


6月の毎週末に それぞれ3戦ずつ行われているのが

*オールブラックス vs フランス
*南アフリカ vs イングランド
*オーストラリア vs アイルランド

のテストマッチです


16日には それぞれの第2戦が行われましたが
書き手はJ-portsのオンデマンドで ライブで楽しむことができました


まずは オールブラックス vs フランス

昨年 日本にも苦戦して不調だったフランス
6か国対抗では少し復調してきましたし
もともとオールブラックスには善戦するチームです

キャプテンは
オールブラックスが怪我のリードに代わり サム・ホワイトロック

ホワイトロック オールブラックスデビューの頃から見ていますが
遂にキャプテン代行になるまで成長されました、、、

対するフランスは 120Kgの巨漢センターのバスタロー
いつも体を生かしたスゴイ突進をする選手です

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さて 最近の書き手の御贔屓選手は ダミアン・マッケンジー

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175cmと小柄ですが まるで牛若丸!

とにかく動きが俊敏で
彼がボールを持つと 思わず身を乗り出してしまいます

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彼は 所属クラブチームのチーフスでは 司令塔のスタンドオフをしていますが

オールブラックスのスタンドオフには
2年連続して世界最優秀プレーヤーの栄冠に輝いている
ボーデン・バレットが君臨しています

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しかも 今シーズンは
オールブラックスのロック フルバックに弟たちが選ばれ
3兄弟で一緒にプレーしているのですよ

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第1戦でも フルバックはダミアンが入ることが多かったのに
バレット弟が先発して ダミアンは控えスタート

ダミアンは途中出場して大活躍しましたが どうして先発じゃないの?

まあ 確かに スタンドオフとしての安定度は
バレットに一日の長があるとは思いますが

でも ダミアンのトリッキーなプレーも面白いと思うけれどなあ、、、


で 第2戦では バレットが早々に怪我で退いたこともあり
ダミアンがずっとスタンドオフでゲームを仕切り
バレット弟のトライも演出して

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見事にフランスに連勝!

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でも オールブラックスの出来は イマイチだったかな?

試合後の論評でも
ダミアンは陣形が崩れたときには エクセレントな仕事をするけれど
未だ発展途上である というような評価をされていました

ダミアン 頑張って欲しいなあ!



さて ヨーロッパチャンピオンのアイルランドとオーストラリアの戦い

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第1戦はワラビーズ(オーストラリア)が勝ちましたが
アイルランドのスタンドオフのセクストンが復帰した第2戦は

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シーソーゲームになりましたが しっかりとアイルランドが勝ち切りました

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北半球のラグビーは南半球に比べて
連続性やスピード感に劣っていて面白くないと感じていましたが

さすがは6か国対抗を制しただけあって
アイルランドラグビー 流れも見事で面白かったです

来週の第3戦が楽しみです


そして イングランド vs 南アフリカ

第1戦は42-39で 南アフリカが接戦をものにして勝利

2015年のワールドカップで
監督として日本代表を率いて南アフリカを下した
名将エディ・ジョーンズさん

彼が監督に就任してから
テストマッチ18連勝と破竹の勢いだったイングランド

まさか 南アフリカに敗れるとは とびっくりしましたが

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なんとこの試合でも 南アフリカに終始ペースを握られてしまい

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しかも 連覇が途切れた6か国対抗でもみられたような
余計な反則を繰り返してばかりで
元気者のイトジェのファイトも 空回りです

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ということで 23-12のスコアで連敗して 意気消沈

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なんと 6か国対抗から テストマッチ5連敗になってしまいました

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イングランドのマスコミでは
エディさんの進退説も噂に昇り始めたとか

来週の試合で3連敗したら マジでヤバイかも?

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どうしたエディさん? どうするエディさん?

もしかして これも
来年に迫ったワールドカップを見据えての 敢えて計算ずくの低空飛行なの?

 

2018.05.25更新

ルドンは後半生になり がらりと作風を変化させます

40代後半から 明るく 色彩豊かな画風になったのです

それまで描いていた 暗くどんよりとした世界を抜け出して
鮮やかな色彩を これでもかとばかりに 用いるようになります

この大きなギャップには 驚かされます

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ルドンは自ら 色彩と結婚した と語っていたそうです


どうしてルドンは 突然 色彩を多用するようになったのでしょう?


解説者の方々は その理由について

内面から外部へ
メッセージを伝えたいと思うようになったのではないか?

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黒の時代にも 描いていたのは 光を感じる黒だった

常に光は感じていたが
黒の時代は 色彩はいつでも使えると考えていたのではないか

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などと 推測しておられます

満を持して 色彩の世界に登場してきた ということなのでしょうか?


でも 書き手は
ルドンの色彩は 印象派のそれとは 大きく違うように感じます

色に 思いが込められた感じ 深みがあるようで
単純に一筋縄では味わいきれない色彩 のように思われます

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例えば 展覧会の解説でも指摘されていましたが

彼は 色彩あふれる作品のなかで
ワンポイントの枝や花などを 赤で描きこんでいることが多く
色になんらかの意味を持たせようとしたのではないか とも思うのです

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ご贔屓筋が故の 深読みのしすぎでしょうか?(苦笑)



で いよいよこの企画展の目玉とも言える

グラン・ブーケ の登場です

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この作品は 高さ2.5mの巨大なパステル画
ルドンが60歳のときに描かれました

まずは 見上げるようなその大きさに 圧倒されます

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そして 暗い展示室のなかで
まるで後ろからライトをあてているかのように 光輝いて見えるのです

パステル画だから ということもあるでしょうが
その あふれる色彩と輝きに 再度 圧倒されてしまいます

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この作品は 1900年にブルゴーニュのドムシー男爵が
自らの城館の食堂に掛ける 装飾画シリーズとして発注し
ルドンが1年半かけて描いた16点の連作の1点です

連作の他の15点は 既にオルセー美術館が所有していましたが

このグラン・ブーケだけは
ずっと城館にとどまり 一般公開されていませんでした


それを 2008年に 三菱一号館美術館が購入しました

購入の際のいきさつを 企画展のカタログのなかで
美術館の高橋館長が語られていますが

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うす暗い城館の食堂で 初めてこの絵画を見たとき

なんとしてでも 購入しなければならない!! 

と 直観的に思われたそうです

そして今や この美術館の”顔”となっています

出会いは そんなものですよね(笑)


さて この企画展では 他の15点もオルセーから借りてきて
ドムシー城の食堂の模様を再現しようとしています

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他の15点も 穏やかな色彩で描かれていて 美しいのですが
やはりグラン・ブーケは 連作の中で異彩を放っています

淡いパステル調 ゴージャスさ 鮮やかな色彩

高橋館長は ミステリアスさ 神々しさ を感じる 
と表現されていました


必ずしも描写的ではなく
現実に存在しない 不思議なもの 花らしきものも描かれていますが

ルドンお得意の 見えないものを見る 画風が
このインパクトの大きい作品においても
しっかりと踏襲されているようです

見ていて 飽きません!


ドムシー男爵は ルドンの作品をとても気に入り
パトロンのような存在として
ルドンをイタリアへの美術探訪の旅に 連れていったりもしました


彼は 奥様の肖像画も ルドンに描かせていますが

これが よく見る肖像画の構図とは大違いで

画面の半分以上を 淡い何も描かれていない色彩の空間が占めていて
まさに ルドンの世界!

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この肖像画 奥様は 気に入ったのでしょうか?(笑)


帰りに売店で ルドンの自伝を購入してきました

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パラパラと読み始めていますが なかなか面白そうです
読み終わったら ブログで紹介します(笑)


集中して観たので ちょっと疲れて
美術館の3階から前の広場を見下ろすと
皐月の新緑がとてもきれいでした

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2018.05.21更新

ルドンは 20代はじめに 画家を目指してパリに出て修行しますが

画一的な 写実ばかりを重視するトレーニングに馴染めず
失意のうちにボルドーに戻ります

そして故郷で ふたりの人物に大きな影響を受けました


そのひとりが 放浪の版画家 ロドルフ・ブレスダン

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彼は自然描写が得意でしたが
目に見えない自然の神秘を描くことに熱心で

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ルドンは彼から 見えないものを見る創造力の大切さを学んだそうです


もうひとりは 博覧強記の植物学者 アルマン・クラヴォー

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ルドンは彼のもとで
顕微鏡を覗かせてもらい 未知の生命の世界を知りました

そして 目に見えない生命との出会いに 大きな刺激を受け
自然が有する不思議さのようなものを描くきっかけとなりました

いわば サイエンスとアートとのポジティブな関わり とも言えます


NHKの番組で解説していた方が

ルドンの自然観は
西欧的な人間中心の自然との関わり方ではなく
日本人の感性に近いものがある

と 興味深いことを語っておられました


またクラヴォーは 植物学だけでなく 芸術や文学にも造詣が深く
ルドンに ボードレールの詩集 惡の華 を
発刊直後に読ませたりもしました

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彼はルドンの さまざまな領域への関心を導いたのです


実際 ルドンの 得体の知れない怪物のようなものを描いた版画には
当時の科学の最先端だった ダーウインの進化論 をもじったのか
「起源」というタイトルがつけられています

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そして39歳で 石版画集「夢の中で」で やっと画壇にデビューします

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それは 色彩を一切使わない モノクロの世界でした

彼の前半生は 不思議で 怪奇的な作品が多く
独特のモノトーン モノクロの世界を表現していたので

黒の時代 と呼ばれています

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暗闇に浮かぶ目玉

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ヒトの頭を付けた植物

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黒い怪物 昆虫

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水のなかでうごめく 原始生命のようなもの

そんな奇妙なモチーフが 好んで描かれました


不思議な ファンタスティックなイメージ
内面的で 引き篭もった スピリチュアルなイメージ

まさに 自然の神秘 生命力 見えないモノ を
描こうとしていたようです



黒は ルドンにとって とても重要な色でした


彼は 黒を
最も本質的な色彩で 優れた精神の代理人と見做し

見えないものを表現するための色 心や精神を表す色
と考えていたそうです

ごまかしがきかない 誠実な気持ちの表れとしての黒


色彩は 見えるものを表現できるが 心や精神は表せないから
色彩に引きずられてはならない

とも語っていたそうです

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この作品 気に入りました!


うーん 黒というと
色々な絵の具を混ぜ合わせるとできてしまう色 といったイメージで

黒という色について そんな風に考えたことはなかったので
かなりびっくりしましたが

なかなかの奥深さを 有しているのですね!

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さて この時代のルドンの作品は ごく一部の人々にしか評価されず

しかもそれらは 芸術としての評価でなく
オカルト的な評価に過ぎませんでした


それでも 彼の作品を芸術的に高く評価する人もいて

例えば ポスト印象派のポール・ゴーガンは

ルドンの描くものには 本質的に人間的なものがある と評価し
心の声が聞こえてくる 生命の輝きがある 

と 讃えたそうです


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