左利き肝臓専門医ブログ

2018.07.18更新

世界日本
喫煙に対して厳しく臨みましょう という流れになってきていることを
説明してきましたが

そうはいっても タバコ産業は現実として存在していますし
業界としては なんとか生き延びていきたい

タバコがないと仕事が進まないよ という愛煙家さんもおられるでしょう

だから “マイルド”とか“ライト”などの 
なんとなく耳あたりがよい言葉を使い

軽いタバコなら大丈夫ですよ~ という感じで広告したい

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そんな気持ちも解る気がしますが

WHOは “マイルド”とか“ライト”という体によさそうな言葉を
タバコに使用することに きっぱりと反対しています

大体 タバコの箱に表示してあるタール ニコチンの量は
一定条件下で機械が吸引した煙を分析した値であって
タバコ1本に含まれている量ではないのです

tbk102a

たとえ“マイルド”でも 体に入る有害物質の量は期待するほど減らない

喫煙者は機械と違うので
“軽いタバコ”を吸うときには 無意識のうちに吸い方を変えたりして
結果的には ふつうのタバコを吸ったときと同じくらいの量のニコチンを
体内にとりこんでいることが多いそうです

海外からの反対もあり
2013年2月から マイルドセブンの名称はなくなりました


それでも業界は 手を変え品を変えで 色々と新商品を出しています


<ガムタバコ>

ガムタバコは 2003年10月に世界で初めて首都圏で発売された
ガムに葉タバコを混入したもので 外見上はチューインガムと変わりません

tbk103

しかし 世界各国で口腔癌等の口腔疾患の発症リスク
高めることが実証されています

また

*子供へ使用拡大が最も懸念される
*未成年者のタバコ依存の開始を増大させる
*ニコチン補給の行為が周囲から見えなくなる
*禁煙のための禁煙補助薬と誤解する
*煙が出ないので安全なタバコであると誤解する
*喫煙場所の制限と禁煙教育で高まった禁煙動機を低下させ
 禁煙開始を遅延させる

といったリスクも懸念されています


<非燃焼・加熱式タバコ 電子タバコ>

非燃焼・加熱式タバコは
葉タバコの加熱により ニコチン含有エアロゾルを発生させて吸引するもの

電子タバコは
液体(ニコチンを含むもの 含まないものあり)を加熱して
エアロゾルを発生させて吸引するもの です

2014年末頃から 世間に出回り始めましたが 最近よく見かけますね

tbk104

煙が出ていないので 無害なようにも見えますが

タールが削減されているだけで
依存性物質のニコチン その他の有害物質は葉タバコ同様に吸引されるので
結局 タバコが関連する病気のリスクは変わらないのでは?
と考えられています

また 煙はなくても
エアロゾルにより受動喫煙者の健康を脅かす可能性があります


tbk105


日本呼吸器学会は これらの新しいタイプのタバコに関して

*非燃焼・加熱式タバコの使用は 健康に悪影響がもたらされる可能性がある
*非燃焼・加熱式タバコ 電子タバコの使用者が呼出した
 エアロゾルは周囲に拡散するため
 受動吸引による健康被害が生じる可能性がある

従来の燃焼式タバコと同様に
全ての飲食店 バーを含む公共の場所 公共交通機関での使用は認められない

との公式見解を出しています

tbk106


やっぱり 電子タバコより 禁煙パイポの方がいいようですね?

tbk107

私は これで 会社を辞めました

このCM 懐かしいです(笑)
若い方たちは ご存知ないでしょうね

 

2018.07.17更新

日本の社会は喫煙者に甘い という批判を受けて

ようやく日本でも
喫煙を抑制しようという さまざまな動きが起こってきています


@日本呼吸器学会 日本循環器学会 日本癌学会などは
 喫煙と健康に関する 一般の方への啓蒙用パンフレットを出していますし
 医療関係者への禁煙治療のプロパガンダも積極的に行っています

tbk90

@厚生労働省は
 健康日本21という 生活習慣病の発症予防 重症化予防を行う政策や
 禁煙支援マニュアルという 喫煙と健康に関する健康教育用テキストを発行し


tbk90a

喫煙を 生活習慣病の重大な危険因子と見做し
2022年度の成人喫煙率12%という数値目標を設定しました


tbk91


特に最近は ニュースなどで度々報道されているように
都や国が争うように 受動喫煙対策の法規制の強化を行い

街中での喫煙できる場所を厳格に絞り込んでいく動きが盛んです


tbk92

jkbj


禁煙支援マニュアルでは
5つのもったいない という興味深い指導も行っています

日常生活での 喫煙による5つのもったいない は

*喫煙により 時間が奪われる
*老けて見える
*タバコ代がかかる
*病気になって医療費がかかる
*受動喫煙で家族も道連れにする

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仕事場での 喫煙による5つのもったいない は

*知らぬ間にお客様に嫌がられている
*仕事をさぼっているようにみられる
*病気で休みがちになる
*ストレスがさらに増える
*火事の原因にもなる

このようにして禁煙を誘導しようという試みは 面白いです

tbk94



@禁煙に関する社会への呼びかけとして
 日本学術会議は2008年3月に 下記のような提言をしています

tbk94b

少し長くなりますが 要点を抜粋します


#タバコの直接的・間接的健康障害につき なお一層の教育・啓発を行う

*わが国では いまだ 喫煙は趣味・嗜好の問題であるという意見が根強いが
 喫煙はニコチン依存症であると認識するべきである

*すなわち 喫煙者はニコチン依存を伴う喫煙関連疾患保有者であり
 そのような疾患の予防と進行を防ぐための禁煙の重要性につき
 なお一層の教育・啓発が必要である

tbk95

*本人のみの努力による長期禁煙成功率は5%程度にすぎず
 専門的治療をうけても長期禁煙成功率は30~40%程度である

 その意味でも
 タバコをやめたくてもやめられない60%以上の喫煙者にとって
 喫煙を単なる趣味・嗜好の問題とみなすことは正しくない

*タバコ規制先進国では タバコの広告を全面的に禁止する一方で
 政府予算によりテレビなどのメディアを通して
 喫煙防止・禁煙支援のキャンペーンが大々的に行われている

*学校などでの喫煙防止教育は
 喫煙防止のキャンペーンやタバコ価格の値上げ
 公共の場所の禁煙などの対策とあいまって初めて効果が上がる

*喫煙はニコチン依存症であるとの観点からの
 禁煙支援のキャンペーンを繰り返し行うことにより
 喫煙者は禁煙に動機づけられ 禁煙を試みる者が増加するであろう

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#喫煙率削減の数値目標を設定する

*「健康日本21」がモデルとした 米国のHealthy People 2010 においては
 成人喫煙率(目標:12%) 喫煙開始年齢(同14 歳)
 未成年者の月1回以上喫煙率(同16%)
 過去1 年間に1 日以上禁煙したものの割合(同75%)
 屋内喫煙禁止の職場(同100%)
 など詳細な数値目標を設定し モニタリングを行っている

*日本も 喫煙率削減の数値目標を打ち出し
 国民に対して政府のタバコ規制に関する明確な意思表示を行うべきである


#職場・公共の場所での喫煙を禁止する

*職場 レストランやバーを含む公共の場における屋内と
 タクシーを含む公共交通機関での 全面禁煙を明示し
 罰則のある強制力を伴う法を整備する必要がある

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#未成年者喫煙禁止法を遵守し 次世代の国民を守る

*小学校低学年から
 受動喫煙を含むタバコによる健康障害とその予防に関する教育を行う

*教師の喫煙率の低減を含めた喫煙防止教育のなお一層の推進を
 学校現場に求める

*大学を含めた全ての教育機関の敷地内禁煙の早期実現をはかる

*タバコ産業は 一種の宣伝活動ともいえる
 未成年者喫煙防止キャンペーンを中止すべきである

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#タバコ自動販売機の設置を禁止し
 タバコ箱の警告文を簡潔かつ目立つようにする

*わが国ではタバコの自動販売機が56 万台以上設置され
 誰でもどこでもタバコを買える

*欧米でタバコ自動販売機の街頭設置が認められているのはドイツのみであり
 わが国の現状が国際的には異常であることを認識するべきである

tbk99

*タバコ箱の警告文は
 現在のような 吸いすぎなければ大丈夫
 という誤ったメッセージを含むものでなく

 写真入りで大きく読みやすく簡潔な表現による
 実効性の高い警告表示にするべきである


#タバコ税を大幅に引き上げ
 税収を確保したまま タバコ消費量の減少をはかる

*日本政府は これまでタバコ税の引き上げについて
 タバコ消費を減少させるための観点から
 その必要性を議論することには消極的であった

*このような政府のタバコ価格への取り組みのあり方は
 早急に改める必要があり 現実的な第一段階として
 現在のタバコ税を2倍に引き上げることを検討するべきである

*タバコ栽培農家の転作や
 タバコ小売業者の転業補助への経済的措置を講じる政策を考慮することも
 脱タバコ社会の実現に向けた施策を進めるために望まれる


#タバコの直接的・間接的被害より国民を守る立場から
 タバコに関する規制を行う

*タバコによる健康障害が明らかにされた以上
 喫煙はニコチン依存症である との認識に立ち
 その予防を含めて タバコの直接的・間接的被害より国民を守る
 という立場から タバコに関する規制が行われるべきである


とても厳しい内容の提案ですが
上述したように これらの提案のいくつかは 既に実行されつつあります

要するに 喫煙は病気であり
その健康被害から子供たちの世代を守るためにも
社会全体で しっかりとした禁煙対策を行っていきましょう

ということで

そして ひとりひとりが そうした認識を持って下さい

ということでもあるでしょう


愛煙家さんにはお気の毒ですが とても厳しい時代になってきています

tbk100

 


2018.07.12更新

世界は愛煙家には厳しい対応をしていますが

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日本はどうでしょう?


<WHOの対応>

世界保健機構・WHOは2003 年に
たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約
を採択しました

それによると

*タバコ価格・税の引上げ
*職場・公共の場所での喫煙規制
*包装上の警告表示
*タバコの広告・販売促進・後援の規制
*禁煙治療の普及
*未成年者へのタバコ販売禁止

といったことが 全世界規模で行われるべきと 推奨されています

tbk80


<日本の対応 問題点>


日本の喫煙対策は生ぬるい という意見が少なくないようです

@厚生労働省主導の「健康日本21」においても
 「がん対策推進基本計画」においても

 タバコ産業界などの反対により
 喫煙率削減の数値目標すら設定されていないのが現状です


@「たばこ産業の健全な発展」を目的とする「たばこ事業法」の制約もあり
 タバコ箱の注意表示は
 WHO条約が求める「大きく 明瞭で 読みやすい健康警告」
 とはなっていないうえに
 広告規制は業界の自主基準によるなど問題点が多い

tbk83

@さらに 2006年に実施されたタバコ税・価格の引き上げは
 1 本約1 円の小幅なものにとどまっています


このように日本のタバコ規制は WHOの勧告には程遠いのが現状で

2006 年に「ニコチン依存症管理料」が新設されて
禁煙治療が保険適用となったことが唯一評価できるという
厳しい意見もあります


@日本のタバコ規制対策を 客観的に評価してみると
 日本はヨーロッパ30カ国と比較して最下位に位置しており

 残念なことに 
 脱タバコ社会実現度の最後進国であることが判明しています

 職場や公共の場所における禁煙では
 22 点満点中3 点と極めて評価点数が低く
 全建物内禁煙を実施している職場は少ない状況でしたが

 最近になって ようやく改善傾向がみられてきていて
 愛煙家には厳しい世の中になってきつつありますが

tbk86


@タバコ価格の引き上げは 最も効果の大きい喫煙抑制政策で
 未成年者を含む青少年や
 収入の低い(健康管理の機会に恵まれない)人々の喫煙を抑制し
 彼らの将来の疾病予防や医療費減少にも寄与することになります

 しかし 日本のタバコは安すぎる

 タバコ1箱の値段は
 ニューヨークで約950円 イギリス約820円と高額ですが
 なんと日本は 先進国でもっともタバコの安い国のひとつなのです

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 カナダでは タバコ税を10倍にしたところ
 未成年者の喫煙率が46%から16%へ下がったと報告され

 WHOも
 青少年を守るために加盟国が一致してタバコ税を上げるように求めています


どうして 日本の社会は そんなに甘いのでしょうか?

tbk85


@世界各国におけるタバコ流行の動態

*男性の喫煙率の増加 (第1期)
*男性喫煙率の減少開始と女性(および未成年)の喫煙率の増加 (第2期)
*女性と未成年の喫煙率の減少の開始と喫煙関連疾患死亡の増加 (第3期)
*喫煙関連疾患死亡が減少 (第4期)

の4つのステージにわけられます

tbk87


すでに第4期に達して
肺がんなど喫煙関連疾患が減少傾向にあるイギリスやフィンランドと異なり

日本は 女性および未成年の喫煙率の増加がようやく減少に転じ
男女ともに喫煙関連疾患が増加している第三期にあります

第三期の喫煙関連疾患の増加は まだ10年以上続くとみられるので
まだまだ社会全体の努力が必要です

 

2018.07.11更新

喫煙している人の周囲にいる人が
自分の意思とは無関係に
喫煙者が吐きだすタバコの煙を吸ってしまうことを


受動喫煙 と言います


tbk61

たとえ自分がタバコを吸っていなくても
周囲の人が吸っているタバコの煙を浴びることで
健康障害が起きてしまいます

受動喫煙により健康障害を引き起こすことが
科学的根拠により証明されているのです

世の愛煙家さんたちには
自分が吸っているタバコの煙が 周囲の人々の健康を害している事実を
是非とも認識していただきたいと思います


<副流煙>

タバコの煙には

*タバコから直接喫煙者に吸い込まれる主流煙

*点火部分から大気中に散布される副流煙

があります

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副流煙は 喫煙者から吐き出される主流煙とともに生活空間を汚染し
周囲の人が吸入して肺に至ります

副流煙には 2000 種類以上の化学物質が含まれていて
不完全燃焼状態で発生する副流煙の方が 主流煙よりも化学物質の量が多く

発がん性の高いN-ニトロソジメチルアミンは
数10 倍も多いと報告されています


<受動喫煙による健康被害>

受動喫煙より

*短時間の受動喫煙でも 頭痛 頻脈 皮膚温低下 血圧上昇がおきる
*血がかたまりやすくなり 動脈が硬く細くなって
 心筋梗塞を起こしやすくなる
*30分ほどで心筋梗塞などが起こることもある

といった不具合が起こり得ます


家庭や職場の受動喫煙により
咳は2.6〜3.8倍 痰は1.4〜4.5倍 息ぎれは1.4〜4.5倍 増加し
気管支喘息は1.4〜1.6倍 慢性気管支炎は1.7〜5.6倍
それぞれ発症リスクが増加します

その他 さまざまな病気が受動喫煙により起こることが判明しています

tbk63

また 三大死因(がん とくに肺がん 心筋梗塞 脳卒中)が
受動喫煙により2〜8割増えるとも報告されています
(心筋梗塞死は1.2〜1.3倍 脳卒中死は1.8倍 肺がん死は1.2倍増加)

tbk64
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受動喫煙者の数%が 最終的に受動喫煙で死亡してしまい
毎年アメリカで数万人 日本で1万人が受動喫煙死しているのです


受動喫煙をうける人の1~3%が
受動喫煙が原因となった心筋梗塞で死亡します

タバコを吸わない人の心筋梗塞の死亡のうち
20%は周囲の人のタバコの煙が原因と考えられています

家族や同僚がタバコを吸っている人は 心筋梗塞のリスクが増えます

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受動喫煙の心筋梗塞リスクへの悪影響は
コレステロールが30mg/dL 血圧が30mmHg上がったのと
同じなのです!

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家族や同僚がタバコを吸っている人は 肺がんのリスクも増えます


喫煙者がいるお茶の間やオフィスは まさに危険区域と言えるのです

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<受動喫煙の子供への影響>

子供たちも 受動喫煙の被害を受けています

親の喫煙による低体重出生 気管支喘息などで
毎年数十万人のこどもが苦しめられています

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乳幼児突然死症候群は
家庭内の喫煙者の存在、特に父母の喫煙と密接に関連しています

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それ以外にも

自然流産1.1〜2.2倍 乳幼児突然死4.7倍 低体重出生1.2〜1.6倍
肺炎・気管支炎1.5〜2.5倍 気管支喘息1.5倍 咳 痰 喘鳴1.5倍
むし歯2倍 中耳炎1.2〜1.6倍

など 枚挙に暇がありません


このように喫煙は周囲の人々の健康に悪影響を及ぼしますが

その被害は アルコールにより健康被害と異なり
少ない量からでも顕著に表れるのが特徴です

ですから 厄介で 充分に注意しなければなりません

tbk69


受動喫煙の対策は 完全禁煙につきます

換気 空気清浄機などの対策では 受動喫煙は減らせません
完全禁煙以外に 受動喫煙から非喫煙者の健康を守る対策はないのです


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<喫煙が社会・経済に及ぼす影響>

ちなみに 受動喫煙とは直接関係ありませんが
喫煙は社会・環境にも悪影響を及ぼします

タバコは火災の原因となり
日本では全火災の9.6%(第3位)を占めていますし

陸起源の海岸漂着ゴミは タバコの吸殻やフィルターが第1位で24%を占め
道路でのポイ捨ても含め環境汚染の原因になっています


さらに タバコによる経済的損失も 意外に大きいのです

喫煙による経済的損失は

喫煙者の直接超過医療費が1兆2900億円
受動喫煙間者の直接超過医療費が146億円
喫煙による労働力の損失が5兆8000億円
火災による損失が2200億円

合計で 7兆3246億円と推計されています

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タバコを買うときに ちゃんと税金を払っている と
文句を言われる愛煙家がおられますが

タバコによる経済的損失は タバコ税収をはるかに上回っている現実は
もっと認識されるべきかもしれません

 

2018.07.10更新

女性の健康・妊娠 未成年の健康への 喫煙の悪影響について説明します


<女性の喫煙>

我が国の女性の喫煙率は 1965年以来ほぼ一定しています

年齢階層別に見ると
40歳代以上の年齢層では 年々減少傾向を示している反面

30歳代 20歳代と年齢層が下がるほど 喫煙率の上昇傾向が明らかで
この現状を反映して 妊婦の喫煙率も増加傾向がみられます

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女性は男性に比べニコチンに弱いこと が明らかにされ

*同じ本数の喫煙でも影響が強く出る恐れがある
*ニコチン依存度が高くなる傾向がある
*COPDは 男性より女性の方が危険度が高い

ことが報告されています

女性はアルコール代謝も男性より弱いのですが
タバコの害も より受けやすいのですね


具体的な悪影響としては

@卵巣機能への影響

*月経時疼痛 月経周期の不整 続発性無月経が多い

*喫煙者は非喫煙者に比べて約2 年 閉経が早まる


@美容への影響

*皮膚の弾力性が減り 皺が増加する

*頭髪の変化(白毛 脱毛)

*口唇の乾燥 歯および歯肉の着色

*口臭 声の変化

*男性型多毛

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@乳がん

*喫煙の乳がんに対する影響についてはいまだ議論があり
 喫煙によって乳がんのリスクが増加するという研究結果と
 リスクが減少するという研究結果が存在します

*後者の論文では
 対照とした非喫煙者中に受動喫煙者が含まれているものが多く
 論文数・比較対照の厳密性等から
 前者の方が優勢にあります

*乳がんリスクは喫煙によって増加しますが
 特に閉経前ではそれが明らかです

*乳がん発症には 受動喫煙の影響も大きい


@子宮頸癌 細菌性腟症

*喫煙との因果関係が明らかである


といったことが挙げられます


また 喫煙者が経口避妊薬を使用することにより
心血管疾患(狭心症発作)の発症率が12倍になるので 注意が必要です


<妊娠への影響>

@妊娠前の喫煙

妊娠前の女性の多くは 妊娠したら禁煙しようと考えていますが

喫煙が 不妊・流産・子宮外妊娠につながりますし
胎児の形成は 妊娠が判明する前にすでに始まっていることから

妊娠前から禁煙していないと 胎児奇形の発生は手遅れになります

妊娠を希望している女性には これらの情報を伝えるだけでも
十分な禁煙の動機となり得るので 積極的にプロパガンダすべきです

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@妊娠中の喫煙

我が国における妊婦の喫煙率は
若年女性の喫煙率が上昇するとともに上昇傾向にあり
今後 より上昇するであろうと推測されています

妊娠中に喫煙していると 以下のような悪影響が出てきます

*胎児の発育遅延 早産 常位胎盤早期剥離 前置胎盤
 喫煙本数が増えるほど危険性は増します

*前期破水が多い (2~3倍)

*新生児の周産期死亡率を高める
 相対リスクは 喫煙本数に比例して増加します


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*喫煙妊婦から生れる新生児の体重は
 非喫煙者よりも平均で200~250g 軽い


tbk55
 
 妊娠中に喫煙していた期間が短いほど
 児体重の減少の程度は小さくてすむので
 妊娠中のいつの時期でも 禁煙する意義があります

以上の問題点は
禁煙により頻度を下げることが可能なことが明らかとなっており
妊婦が禁煙する意義は大きいと言えます


一方
喫煙者では 流産の増加 子宮外妊娠の増加も見られ
ある種の胎児奇形と 妊娠のごく初期の喫煙との関連も
推察されていることから

先にも述べましたが これらを予防するためには
妊娠が判明する前から禁煙している必要があります


また 妊婦は
禁煙治療で使用されるバレニクリンやニコチン代替療法は
基本的には使用してはならないとされています



<未成年者への影響>

我が国の未成年者の喫煙率は
2000年前後まで上昇を続けていましたが その後下降に転じています

しかし 女子中高生の喫煙率は 著しく増加しています

喫煙経験率は
中学1年生で男女とも10%を超えており
学年が上がるにつれて上昇して

高校3年生の男子では 喫煙経験者が42% 毎日喫煙する者が13%
女子でも それぞれ27% 4.3%に達しています

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喫煙を始めたきっかけは
好奇心から なんとなく 友達から勧められて が多く

タバコの有害性や依存性を十分知らないうちに
些細なきっかけで吸い始めてしまう場合がほとんどです


喫煙は 成長期にある未成年の健康に 当然 悪影響を及ぼします

成長過程にある子供の身体は
大人に比べタバコ煙中の有害物質から受けるダメージが
著しく大きくなります


また 年齢が低いと
短期間でニコチン依存状態になることが深刻な問題

中学生前後の年齢では
数週間から数か月間吸っただけでニコチン依存に陥り
禁煙が困難になるといわれています


さらに 未成年で喫煙を開始すると
それ以降に開始した人に比べて 死亡率が有意に高い


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心筋梗塞での死亡率も高くなります

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一旦 喫煙習慣に染まりニコチン依存になった子供たちは
自分の意志だけで禁煙することは困難です

周囲の大人が 注意してあげなければいけません


未成年の喫煙者にも 禁煙治療のニコチン代替療法が有効です

比較的短期間のニコチンパッチ使用で
一旦は禁煙を達成できる場合が多いのですが

禁煙を継続することは容易ではなく
再び喫煙習慣に戻ってしまうことも少なくありません

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日本の社会が 未だに喫煙に対して寛容であることや
子供でも自動販売機で簡単にタバコを入手できる環境にあること等が
未成年の喫煙の主な原因と考えられるため

大人たちの意識改革が 未成年者の喫緊の重要事項といえます

 

2018.07.05更新

喫煙は さまざまな病気を発症させ 健康に悪影響を及ぼします


<がん>

タバコの煙に含まれている発がん物質のため
喫煙者では非喫煙者に比べて がんがより多く発生します

喫煙に関連するがんとして

肺がん 口腔がん 咽頭がん 鼻腔・副鼻腔がん 喉頭がん
食道がん 胃がん 膵臓がん 肝臓がん 腎・尿路・膀胱がん
子宮頸がん 骨髄性白血病 

などが挙げられています

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男性では 咽頭がんリスクは なんと32.5倍にもなります


タバコの煙が直接 肺に入っていくので 肺がん がやはり多く

*喫煙者は非喫煙者に比較し 数倍から10 数倍も多く肺がんが発生する
*男性では4.5倍 女性では2.3倍 肺がんで死亡するリスクが高い
*喫煙開始年齢が低ければ低いほど 肺がんの発生リスクが高くなる

ことが 明らかにされています

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しかし 喫煙をやめることにより
発生リスクは非喫煙者のレベルに近づき
喫煙量が少ない者ほど 早くリスクが減るとされています


<心臓・脳卒中・血管疾患>

タバコの煙に含まれるニコチンは
副腎皮質を刺激してカテコラミンを遊離し 交感神経系を刺激して
末梢血管の収縮と血圧上昇 心拍数の増加をきたします

また 強力な血管収縮および気管支収縮作用がある
トロンボキサンA2の遊離作用も有しています

さらに タバコ主流煙には 一酸化炭素が4%程度含まれており
血液中のヘモグロビンと強固に結合して(酸素の約250倍)
慢性の酸素欠乏状態を引き起こします

また タバコ煙はコレステロールの変性を促進し
血管内皮を障害するとともに
HDLコレステロールを減少させ 動脈硬化を促進させます


こうした機序により 喫煙者では 循環器疾患のリスクが増大するのです


一日喫煙量が多いほど
心筋梗塞などの冠動脈疾患死亡リスクが高くなります

一日20 本以内の男性喫煙者の
心疾患死亡率(年齢調整)の相対危険度は4.2 倍

20 本を越える場合には7.4 倍


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この傾向は 喫煙開始年齢が早いほど増大するため
若年で喫煙を始めた場合
壮年期になってからの健康への影響は深刻となることが予測されます

しかし 喫煙による冠動脈疾患の相対危険度は
喫煙をやめることにより減少・消失します

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また 喫煙による冠動脈疾患リスク上昇は 男性より女性で25%高く

タバコ煙が
女性に対してより強力な有害物質として作用している可能性が
示唆されています


脳卒中の発症リスクは
男女とも一日喫煙量が多いほど増加しますが

こちらも 禁煙により相対危険度は減少・消失します

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さらに 腹部大動脈瘤の発症頻度を増加させ
大動脈瘤径の増大 破裂および死亡の危険因子となります

閉塞性動脈硬化症の主要な危険因子でもあり
特にバージャー病の強い発症および悪化要因で
患者さんのほとんどは喫煙者です


<呼吸器疾患>

喫煙者の末梢気道では
炎症や萎縮 杯細胞化生 粘液栓 平滑筋肥大 細気管支周囲の線維化等の
形態学的な変化がみられます

また 肺の内部では 肺胞の破壊 小動脈数の減少等がみられます


喫煙は 呼吸器の機能にも悪影響を及ぼします

人は加齢とともに肺の働きが低下しますが
喫煙者ではそれがより急速で
呼吸機能(ガス交換)と非呼吸機能(防御機能 代謝機能)が劣化して
気道の閉塞に至ります


喫煙の影響を受ける代表的な呼吸器疾患が
慢性閉塞性肺疾患(COPD)

喫煙者のすべてがCOPDを発症するわけではありませんが
喫煙は本疾患発症リスクの80~90%を占めるとされています

tbk37


COPD以外にも
気管支喘息 特発性間質性肺炎 
睡眠時無呼吸症候群 急性好酸球性肺炎などが
喫煙により発症しやすくさせ 病態を悪化させます

自然気胸は 80%は喫煙が関連していると考えられています



<生活習慣病>

喫煙は 生活習慣病にも関与します!

生活習慣病患者では
喫煙により虚血性心疾患の発症率が飛躍的に高まります

喫煙していると

糖尿病では 5.2倍
高血圧 脂質異常症では 2倍
糖尿病 高血圧の両方があると 13倍も

リスクが高まります

tbk38


また 喫煙は 生活習慣病そのものの発症にも関連していて

*喫煙により 善玉コレステロールのHDLが減少する

*思春期に喫煙していると メタボになりやすい
*喫煙本数が多いと メタボになりやすい

tbk40
*喫煙本数が多いほど 糖尿病になりやすくなり
 腎症の発症や悪化がみられる

tbk39

といったことが明らかにされています


<その他の疾患>

ニコチンによる腸粘膜の血流障害などのため
胃・十二指腸潰瘍 慢性胃炎 クローン病などの
消化器疾患に罹りやすくなります

骨粗しょう症

ホルモン異常 とくに女性における更年期の早期発来
もみられます

聴力障害や白内障の頻度も高くなり
老化に伴う脳萎縮も高度になりますが
ニコチンなどが動脈硬化を誘発・悪化させていると考えられます

うつ病にもなりやすく 発症リスクは5~15倍にも上昇しています

tbk43


こうした喫煙による健康障害のほとんどは 極めて徐々に進行するため
初期段階は目に見えず危険性を自覚できないだけに厄介です

 

2018.07.04更新

健康に害があるとわかっていながら タバコがやめられないのは

ニコチン依存症

だからです


tbk21


本数をだんだん減らす方法では ニコチン依存症は克服できないので
きっぱりと止めることが大切です

tbk21a



ニコチンは
口腔内粘膜や皮膚からも吸収される 極めて吸収の良い物質で
煙を吸い込んで数秒以内に 脳血管関門を通過して 脳細胞に達します

喫煙で摂取される量のニコチンには
脈拍を増やし 血圧をあげる作用があります


@ニコチン依存

定期的にニコチン摂取を繰り返すと
ある時期以降には 脳細胞はニコチンを吸収しないと
以前と同レベルの活動を維持できなくなります

これが ニコチン中毒 ニコチン依存 と呼ばれている状態です


ニコチンは吸収が速く 体内から消失するのも速いので
常習喫煙者は 喫煙後30分程度で体内のニコチンが半分に減ってしまい
また タバコに火をつけたくなります


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このようにして より多くのニコチンを体が求めるようになり
次第に喫煙本数が増えるのです


体がニコチンを求めるようになるのは
ニコチンが 脳内の報酬系を刺激するからです

ニコチンにより ドパミンなどの脳内神経伝達物質の分泌が増加して
気持ちよくさせるのです

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成人では 喫煙を始めてから5~10年で こうした状況が形成され
喫煙者はほぼ毎日喫煙するようになります

喫煙者の約55%が 依存症と考えられています


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ちなみに 未成年は
大人よりも速い時期にニコチン依存が形成される場合が多いので
要注意です


@ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)

ご自分がニコチン依存かどうか 以下の質問に答えてみてください

問1 自分が吸うつもりよりも
  ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか

問2 禁煙や本数を減らそうと試みて きなかったことがありましたか

問3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに
  タバコがほしくてたまらなくなることがありましたか

問4 禁煙したり本数を減らしたときに 次のどれかがありましたか
  イライラ 神経質 落ちつかない 集中しにくい ゆううつ 頭痛 眠気
  胃のむかつき 脈が遅い 手のふるえ 食欲または体重増加

問5 問4でうかがった症状を消すために
  またタバコを吸い始めることがありましたか

問6 重い病気にかかったときに
  タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか

問7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても
  吸うことがありましたか

問8 タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても
  吸うことがありましたか

問9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか

問10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが
  何度かありましたか

5つ以上 Yesだと ニコチン依存症です


もう少し簡便なテストもあります

@ファーガストロームニコチン依存度テスト

問1 朝目が覚めてから何分位で最初のタバコを吸いますか

*61分以後 0点
*31~60分 1点
*6~30分 2点
*5分以内 3点

問2 禁煙の場所でタバコを我慢するのが難しいですか

*いいえ 0点
*はい 1点

問3 あなたは一日の中でどの時間帯のタバコをやめるのに最も未練が残りますか

*目覚めの1本 1点
*それ以外 0点

問4 一日何本吸いますか

*10本以下 0点
*11~20本 1点
*21~30本 2点
*31本以上 3点

問5 目覚めて2~3時間と その後の時間帯とどちらが頻繁にタバコを吸いますか

*その後の時間帯 0点
*目覚めて2~3時間 1点

問6 病気でほとんど寝ているときでもタバコを吸いますか

*いいえ 0点
*はい 1点

ニコチン依存度は 合計点数で判断し

0~2点:たいへん低い
3~4点:低い
5点:ふつう
6~7点:高い
8~10点:たいへん高い

となります

ニコチン依存の方は
朝起きてすぐにタバコを吸いたくなってしまうようですね


@ニコチン離脱症状

ニコチン使用の突然の中止または減量したあとに 出現してくる徴候で

*タバコを熱望すること
*倦怠感虚脱感
*不安
*不快気分
*易刺激性 落ち着きのなさ
*不眠
*食欲亢進
*口腔内の潰瘍形成
*集中困難

これらのうち2 項目があると 離脱症状があると判定されます

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読み手の皆さん 大丈夫ですか?

 

 

2018.07.03更新

紫煙をくゆらすって 大人っぽくて格好良いなあ

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でも タバコの煙って 紫色には見えないけどなあ

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と 書き手は小さい頃に 不思議に思っていました(笑)


確かにタバコは 大人の嗜好品 という感じがしますが

でも タバコを吸う人は 実は病人なのですよ

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日本では2006年から 健康保険適応による禁煙治療が開始されました

これは「喫煙は病気 喫煙者は患者」という考えに基づいています

喫煙者の多くは 喫煙を趣味・嗜好ととらえ
病気であるという認識は薄いのですが

喫煙は健康に害を及ぼす立派な生活習慣病で
タバコを吸う人は 病人なのです


こんな風に正面切って言われると
多くの愛煙家は 面喰うでしょうね(笑)

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<喫煙の健康への悪影響>

喫煙は がん 循環器疾患 呼吸器疾患
消化器疾患 歯周病 胎児の成長障害
その他さまざまな健康障害の原因になっています

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タバコの煙には 2000 種以上の化学物質が含まれ
そのうち発がん性が判明しているものだけでも40 数種類あります

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なかでも

*強い依存性を有し 血圧や脈拍数を増加させる ニコチン

*多くの発がん物質を含む タール

*血液中の酸素量を減少させ 動脈硬化を進展させる 一酸化炭素

は 代表的な3悪人です!


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@喫煙による死亡

現在 死亡者の10 人に1 人は喫煙が原因となっており
総数で年間500 万人以上もの人が死亡しています

日本でも
毎年11 万人以上が喫煙を原因として死亡していると推計されていて
これは死亡者全体の16.3%にものぼる数字です

喫煙は 死亡原因の最大のリスク要因ですが
喫煙関連疾患は 禁煙により発症が防げることから
予防可能な単一疾患としては最大の病気でもあります

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喫煙者は非喫煙者に比べ 
平均寿命が10年も短く 
壮年期死亡が多い

ことは従来から指摘されてきましたが


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喫煙者の半数が喫煙に起因する死因で死亡し
その40%は69歳までに死亡することから

壮年期の死亡の1/3から1/2は喫煙が関連していると考えられます

70歳での生存率は 非喫煙者81%に対し 喫煙者は58%に過ぎません

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@疾患発症リスクへの関与

*虚血性心疾患 1.7~3倍

 ただし 禁煙で2年以内に減少し 冠動脈疾患の改善には即効性があります

*突然死 1.4~10倍

*脳卒中 2~3倍

*大動脈瘤 6倍

と 心・脳血管系疾患の死亡率は 喫煙者で軒並み高値を示します


また 喫煙開始年齢が若いほど

*心筋梗塞の死亡率が上がる
*ニコチン依存症になりやすい

ことが明らかにされています


このように
喫煙は健康にとって百害あって一利なしなのは明らかです


<日本人の喫煙状況>

日本の成人男性の喫煙率は徐々に減少しつつあり
2005 年には39.3%となり初めて40%割れとなったものの
英米に比べると まだ突出して高いレベルにあります


日本の成人女性の喫煙率は2005 年には11.3%で
1965年以来ほぼ一定していますが

40歳代以上の年齢層では年々減少傾向を示している反面

30歳代 20歳代と年齢層が下がるほど 喫煙率の上昇傾向が明らかで
この現状を反映して 妊婦の喫煙率も増加傾向がみられています


最も喫煙高い年代は
男性は30歳~40歳代で42% 女性は30歳代で14.2%

若い女性および未成年の喫煙の増加が問題でしたが
未成年者の喫煙率は ようやく減少の傾向となっています

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ちなみに
患者さんに禁煙を指導する立場の 医療従事者の喫煙状況はどうでしょう?

人さまにご指導をする前に まず自らの襟を正さないといけませんから(笑)

我が国の医師の喫煙率は
男女とも国内の一般人口集団の喫煙率より低いものの
世界の喫煙対策先進国と比べると かなり高いのが現状です

さすがに最近は減少していますが
それでも 男性医師は10% 女性医師は2.4%で

ちなみに 他の国での医師の喫煙率は 軒並み5%以下です

お恥ずかしい!(苦笑)


ちなみに書き手は
二十歳過ぎてからは タバコは 吸っていません!(苦笑)


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年齢階級別では 男女とも30歳代が最も高かった

専門科で見ると
男性では さすがに禁煙指導の専門の呼吸器科が5%以下で
他科に比べて有意に低かったですが

産婦人科 泌尿器科 外科 精神科の喫煙率は16%を超えていて

女性医師は 呼吸器科と小児科で低い

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一方 看護職の喫煙率をみると
保健師では低率ですが
助産師 看護師および准看護師(いずれも女性)では
一般人口集団の女性よりも高率でした

確かに 病棟飲み会などで
紫煙をくゆらせているナースの方は多かった(苦笑)

喫煙率が高いだけでなく
喫煙に対して寛容な態度をとる者が非喫煙者にも多いことが
看護職の問題とされているようです

 

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