左利き肝臓専門医ブログ

2015.02.23更新

「めまいがします」と言われて来院される方は少なくありません

めまいは 「回転性」 「浮動性」 「前失神性」 の3つのタイプに大別されます

回転性めまい は 自分自身や周りがぐるぐるとまわってしまうタイプです

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急に発症して 吐き気 耳鳴り 耳が詰まった感じ 音が聞こえづらい 
といった症状をともなうことが多く
頭を左右に向けたときに めまいが増強することがあります

このタイプは耳の異常(平衡感覚をつかさどる中耳という部分)によりおこり
メニエール病 良性発作性頭位めまい症 前庭神経炎などが代表的な病気です


浮動性めまいは 
体がフワフワする 揺れている まっすぐに歩けないタイプです

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急に または徐々に症状があらわれ 
頭痛 顔や手足のしびれ 麻痺をともなうことが多いです

このタイプは 脳の異常によりおこり
脳出血 脳梗塞 椎骨脳底動脈循環不全 脳腫瘍などが代表的な病気です


前失神めまいは 
立つときにクラッとなる 目の前が暗くなるタイプで 
ひどい場合は失神することもあります

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このタイプは 自律神経や心臓の異常によりおこり
起立性低血圧 高血圧 不整脈などが代表的な病気です  


めまいがつらくて診察をお受けになるときは 
・上記のどのタイプにあてはまるか? 
 (グルグル? フワフワ? クラッ?)
・めまい以外にどのような症状があるか?
どれくらい続いたか?
 
(短い:数秒~数分 わりと長い:数十分~数時間 かなり長い:1日~数日)
誘因は何か?(頭の位置を動かしたとき 立ち上がったときなど) 
を教えていただくと 診断の助けになります


実際にめまいが生じたときは 以下の対処をお勧めします
気持ちを落ち着かせる(不安になると余計に症状がひどくなります)
いちばん楽になる姿勢で 目を閉じて安静に寝る 
目の前の動くものを見つめない 
・体や頭を動かすときは できるだけゆっくりと行う
大きな音を避ける

もしも 激しい頭痛 手足の麻痺 意識低下をともなう場合は 
救急処置が必要な可能性がありますから すぐに救急車を呼んでください


治療には 
・めまいそのものを抑える薬 
・吐き気を抑える薬 
・不安を和らげる薬 
などが処方されます


めまいの誘因はさまざまですが
肉体的疲労 精神的ストレス 睡眠不足 生活環境の変化 
などによっても起こります

思い当たる点がある場合は そうしたことの改善も重要です 

心配なときは 相談においでください  

 

2015.02.17更新

お知らせや花粉症のページにも書きましたが
日本気象協会は2/8に都内でスギ花粉の飛散が始まったことを確認しました

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いよいよ今年も花粉症の季節の到来です
今年の飛散量は昨年の2-3倍も多いと推定されています

花粉症は花粉に対するアレルギー反応ですから 
花粉の量が多ければそれだけ反応が強くなります
つまり今年の花粉症は症状がきつくなると予測されます

症状が出てから開始するより出る前から開始した方が 
症状を軽くすませることができますから
今年は特に早目から治療を開始すべきです


昨年も薬を飲まれて それで症状がうまくコントロールできていた方は 
今年も同じ薬の服用をお勧めします
今年初めて症状が出た方や 昨年までの薬の効果がもうひとつという方は 
新しい薬を試してみましょう

花粉症の薬の種類は多いですが どんな薬を使うか判断するうえで重要なのは
くしゃみ 鼻水に加えて 鼻づまりがあるかどうかです

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くしゃみ 鼻水
は 
肥満細胞というアレルギーの原因となる細胞から放出されるヒスタミン
知覚神経を刺激することにより生じます
ですから くしゃみ 鼻水には抗ヒスタミン薬が効きます

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一方 鼻づまり
ロイコトリエンという別の化学物質が鼻粘膜の血管を刺激して 
拡張・血流うっ滞を引き起こすために生じます

ですから抗ヒスタミン薬よりも 
抗ロイコトリエン薬の方が鼻づまりを改善します
また抗ロイコトリエン薬は効果発現に数週間を要しますから 
より早期からの服用が必要です

鼻が詰まって口を開けて息をしないと苦しい 
そんな症状がある場合は抗ロイコトリエン薬を試してください
(抗ロイコトリエン薬:オノン シングレア キプレスなど)

また症状がどれくらい重症か評価することも大切です
・くしゃみ 鼻をかむ回数が1日に10回以上
・鼻づまりにより口を開けて呼吸する時間がかなりある
・日常の生活や仕事が手につかないほど苦しい
こんな場合は重度の花粉症と診断され 
ステロイド点鼻薬の併用が勧められます

これらのお薬は点鼻薬 点眼薬も含め 内科で処方できますから
今年は症状がつらい 去年までの薬が効かない という方は 
早目にご相談ください 


で これからうっとおしい季節を迎える患者さんには申し訳ありませんが
糖尿病専門医も書き手も花粉症とは無縁です

花粉症患者さんの数は1970年代以降急増しているので
現代人で感受性の豊かな人が花粉症になると言われていますが
幸か不幸か 現代人でも感受性豊かでもないようです(苦笑)

花粉症が増えてきたのは寄生虫感染が減ってきたからだと 
一時期まことしやかに言われましたが 腸に寄生虫も飼っていません

やっぱり 鈍感なのかな?(最苦笑)

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