左利き肝臓専門医ブログ

2017.10.04更新

昨年のインフルエンザの流行の様子を解説しましたが

今年もいよいよ インフルエンザのワクチン接種が開始されます

そこで ワクチンについて復習も兼ねて 再度説明します


インフルエンザワクチンを接種してから その効果が発現するまでに
約2週間かかります

体の免疫系がワクチン成分に反応して 体内に抗体を作成するのに
2週間ほどの時間を要するからです


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インフルエンザの流行は 例年11月中旬~末頃から始まりますが
年によっては11月に入ってすぐに流行することもありますから

10月中旬から 遅くとも11月中旬までには 接種した方が安心です


ワクチンの効果は 約5か月間持続しますが
接種後5か月すると 50%の人で抗体が有効水準以下になってしまいます

ですから

去年ワクチンを接種したので 今年はしなくても大丈夫!
というわけにはいきません

ましてや 流行するインフルエンザウイルスの亜型は年によって異なるので
毎年新たにワクチンを接種する必要があります


インフルエンザワクチンに どのような種類のウイルス亜型成分を組込むかは
日本では 国立感染症研究所が厚労省の依頼を受け決定します

世界的見地からの世界保健機構(WHO)の推奨や
日本での昨年の流行動態 抗体保有率などを参考にして
そのシーズンにどのような亜型が流行するか予測して
ワクチンに用いるべきウイルス亜型が決まります


今年のインフルエンザワクチンには

*A/シンガポール/GP1908/2015 (IVR-180)(H1N1) pdm09
*A/香港/4801/2014(X-263)(H3N2)
*B/プーケット/3073/2013(山形系統)
*B/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)

の4種類のウイルス亜型が用いられます

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日本人が これらウイルスの感染リスクを下げるのに充分量の抗体を
どれくらい保有しているか 昨年末に調査したところ

A型では A(H1N1)pdm09亜型 A(H3N2)亜型ともに
30歳以降の中高年層で抗体保有率が低く

また各年齢層ともに
A(H1N1)pdm09亜型よりも A(H3N2)亜型の方が
抗体保有率が低いことがわかりました


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一方 B型では 山形系統 ビクトリア系統ともに
A型に比べて抗体保有率が低く
やはり30歳以降の中高年層で その傾向が著明なことがわかりました


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前回 説明しましたように
今年はAH1pdm09亜型 シーズン終盤にはB型の流行が予想されますから

特に それらに対する抗体保有率が低い30歳以上の方は
ワクチン接種を受けられることをお勧めします


残念ながら
ワクチン接種したら絶対にインフルエンザにならないわけではありません 

統計によると ワクチンの効果は70~80%と言われていますが

ワクチンを接種しておけば 
たとえ感染しても 症状が軽くてすみ 重症化を防げますし
なにより会社や仕事を休まなければいけなくなるリスクが減ります


高齢の方や 糖尿病 呼吸器 循環器の病気などで治療されている方は
感染のリスクが高いことから 是非お受けください


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また 妊婦さんや授乳中のお母さんも ワクチン接種をお勧めします

妊婦さんは 赤ちゃんへの安全性の面から
抗インフルエンザ薬を服用しにくい場合があるので
余計に予防接種が推奨されますし

授乳中でも予防接種は問題なく行えます



当院でのインフルエンザワクチン接種は 10月2日から開始しています

既に一昨日も昨日も 接種に来られた患者さんがおられました

接種費用は昨年同様 税込み3200円 です

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今年度のワクチンの生産量 供給量は
昨年と同様~やや少なめとの情報が 厚労省・医師会等から伝達されています

ですから 感染リスクが高い方は 早目に接種された方が良いですし
13歳以上の方には 適切に1回のみの接種が勧められています

当院では 昨年とほぼ同数のワクチン確保を予定していますので
昨年接種され今年も接種を希望される方
今年から新たに接種をご希望の方は 
お早めにお問い合せ下さい

不明なことがあれば 遠慮なくお問い合わせください

 

2017.10.03更新

毎年9月末に インフルエンザワクチン のお知らせをしていますが
今年もそんな時期になりました


まず 去年冬のインフルエンザ流行がどんなだったかを
国立感染症研究所と厚労省がまとめたレビューを参考に見てみましょう

去年 インフルエンザの流行が始まったのは 11月中旬
例年より1ヶ月ほどスタートが早く

ピークは今年の1月下旬~2月上旬で 例年とほぼ同じで

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インフルエンザで医療機関を受診された患者さんの数は1672万人で
過去2シーズンよりやや多いものの 例年とほぼ同程度でした

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ちなみに 東京都内において インフルエンザの

*流行開始が宣言されたのは 11月24日
*流行注意報が出されたのは 12月28日
*流行警報が出されたのは      1月26日

でした

流行開始が宣言されてから 約2か月間でピークに達する のがわかります



では どんなタイプ(亜型)のインフルエンザウイルスが
流行したのでしょう?

以前 説明しましたように

インフルエンザウイルスには A型とB型があり
感染時に出現してくる症状が異なります


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また A型とB型は流行の時期も異なり
シーズン始めはA型が流行し 終盤にB型が流行するパターンが多い

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A型ウイルスの表面には
HAタイプとNAタイプの抗原が発現していて

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HAには16種類 NAには9種類の異なる抗原性があるので
その組み合わせによってH1N1〜H16N9までの亜型に分類されます

一方 B型ウイルスは 山形系統とビクトリア系統に大別されます



このように インフルエンザウイルスには多くの亜型がありますが

毎年 主に流行する亜型が異なります



去年 主に流行したのは AH3亜型で
シーズン全体に占める割合は85%に達していました

またシーズン終盤の2月末からはB型の流行が始まり
3月末以降はB型がA型を上回っていました

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一方 一昨年の2015~16年シーズンは
AH1pdm09亜型が主流であったものの 48%にとどまり
B型などの他の亜型の流行も高頻度に見られました

さらに興味深いことに その前の年の2014~2015年シーズンは
昨年と同様に AH3亜型がメインで

2013~2014年シーズンは 2015~2016シーズンと同じで
AH1pdm09亜型が主流で B型も多かった


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上に示した 昨年から過去4年間のシーズンの
ウイルス亜型ごとの流行の経時的変化の棒グラフを見ると
1年おきに パターンが似通っているのがわかります

また下に示す
各シーズンに流行したウイルス亜型の頻度を表す円グラフでも
流行する亜型のパターンが 1年おきに似通っているのがわかります


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このように
主として流行するウイルス亜型が 1年ごとに交代する現象が観察されます


この興味深い現象が生じる理由のひとつとして
前年に流行したウイルス亜型に感染した人は抗体を有していることが
推察されています


ということで
これまでと同じような1年おきに流行する亜型が異なる状況が続くならば

今年の冬に流行しそうなのは
一昨年と同じAH1pdm09亜型で シーズン終盤にはB型の流行も推測されます


はたして 予想通りになるでしょうか?

そして インフルエンザにかからないためには どうすればよいのでしょうか?

 

2017.08.15更新

夏にしつこい咳が続く場合
夏風邪でなく 夏型過敏性肺炎 を疑う必要があります

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<原因はカビ>

夏に増殖する トリコスポロン というカビによるアレルギー反応
気管支炎 肺炎になる病気です

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カビの胞子を吸い込むことでアレルギー反応が起こりますが

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このカビ菌は 温度20℃以上 湿度60%以上になると活動をはじめ
高温多湿になるほど繁殖し胞子をたくさん飛ばします

エアコン キッチン 浴室 寝具など
湿気の多いところで繁殖することが多く

マンションなどの部屋の気密性の高さが
カビの繁殖に適した室内環境をつくる要因となり

とくに風通しが悪く湿度が高くなりやすい場所は要注意です


<症状>

乾いた咳がずっと長く続く場合は 疑うべきです
ひどい場合には 呼吸困難が見られることもあります

初期は微熱も出ますが
慢性化すると熱は軽微で 咳だけが目立つようになります

痰をともなうことは ほとんどありません

初期症状(発熱 咳 頭痛)が夏風邪に似ているので
夏風邪と間違えられることが少なくありません

血液検査でトリコスポロンの抗体があることが認められると
夏型過敏性肺炎であると診断されます


<特徴>

毎年 夏になると熱がでて咳がとまらなくなる場合は
夏型過敏性肺炎を疑うべきで

6月~10月にかけて発症し 11月になると治まるのが特徴です

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また 自宅や職場のカビ菌が原因となるので
旅行などに行って自宅や職場から離れると症状が治まる
場合が多いのも特徴です

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<治療>

ステロイド薬
軽症の場合は約1週間 重症の場合は2~3週間服用します

短期間の服用なので 副作用はほとんどありません


<対応策>

家の中で トリコスポロンが増殖しやすいところを徹底的に掃除します

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水洗いできる場所は
通常のカビ取り剤などで除去し 乾いてから消毒用アルコールを塗ります

キッチンや洗面所などの水回りは
カビを除去したら日頃から水はねをふき取り湿気を防ぐ

浴室は入浴後に壁などの湿気をふき取るだけで
カビの発生をおさえることができます

カーテンに隠れた窓辺もカビが発生しやすいので

ホコリや汚れをためないようにこまめに掃除し
エアコンも週に一度は掃除します


エアコンをつけているときは窓を開けない人が多いですが
エアコンは室内の空気を循環させているだけなので
換気にはならなりません

ときどき窓を開けて風を通し カビの胞子などを外に出すことも大切です



2017.08.10更新

夏風邪の治療と予防について解説します


<治療>

夏風邪の治療は 対症療法が中心になります

相手はウイルスですから
抗生剤は効かず
残念ながら インフルエンザのようなウイルスを排除できる薬もありません

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解熱剤や咳止めなどが処方されますが

腹痛や下痢に対する下痢止めの使用は注意が必要です

というのも 

下痢はウイルスを排出するための症状でもあるので
下痢止め薬で便秘になると、症状が長引くことになりかねないのです



<日常生活での対処法>

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@食事


夏バテと勘違いしやすく お腹の調子がよくないのにも関わらず
体力をつけなきゃいけないと 無理に食べてしまうと
余計に症状がひどくなることがあります

かといって 何も食べないと体力が消耗して治りにくくなるので

おかゆなどの消化の良いもの 手軽に食べられるもので
栄養を補うことが大切です

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@水分補給

高熱や下痢・嘔吐により 体内から大量の水分やミネラルが失われるので
しっかりと水分補給することが大切です

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水分補給をするときは 塩分やミネラルも十分に補給する必要があり
熱中症の解説で紹介したオーエスワンなどが便利で有効です


@睡眠

夏バテをして体力が低下している時にウイルスに感染しやすくなりますし
夏場は熱帯夜が続き睡眠が浅くなりがちなので

睡眠をしっかりとって 体力を回復することが重要です

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<予防>

@免疫力を保つことが肝要です

夏風邪をひかないために大切なのは 免疫力と体力を保つことで

そのためにも バランスの良い食事と十分な睡眠が必要で
規則正しい生活リズム 食生活 睡眠の維持が重要です


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@手洗い うがいは風邪予防の基本

外出から帰ったら すぐに手洗い
そして 水やうがい薬を使用してうがいをするように心がけましょう


@タオルを共有しない

冬の風邪は 主に飛沫感染が多いのに対し
夏の風邪は 経口感染が多いのも特徴なので

家庭内に夏風邪を引いている人がいる場合は
バスタオルやトイレの手拭きなどを共有しないようにしてください



<エアコンの功罪>

@上手にエアコンを使い 体力消耗を防ぐ

体力の消耗を防ぐためにも
エアコンなどで室内を快適な温度に保つのが重要ですが

エアコンの温度は高めに設定し タイマーなども活用するとよいでしょう

但し 冷やし過ぎは禁物で 26~28℃くらいが最適です

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@夏風邪の原因としてのエアコン


エアコンの効きすぎで 寒い場所に長時間いると
それがストレスになるだけではなく

既に説明したように
外との気温差に体が慣れず 体温調整が上手くできなくなり
自律神経が乱れ 免疫力が低下してしまいます

室内と屋外の温度差が5℃以上あると 自律神経が乱れがちになりますから
エアコンの設定温度を低くし過ぎないことが大切です


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また クーラーの効き過ぎている職場では
靴下を履く 薄手の長袖を羽織る 膝掛や腹巻などを使用するなどして
冷え過ぎ対策を心がけてください


@寝るときの注意

夏風邪で来院される患者さんの多くが
一晩中エアコンをつけっぱなしにされていて 朝に調子が悪くなられています

エアコンが作動するときは
空気中の水分も一緒に吸収するので水分がなくなり乾燥し
寝ている間に 喉に炎症を起こしやすくなっています

ですから
水を張った洗面器などで湿度を保つ マスクをつけるなどの対処や

寝る前にクーラーをつけて部屋を冷やしておき 寝る前には切る
タイマーを使うといった工夫が必要です


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熱帯夜などで寝苦しいのは事実ですが
エアコンをかけっぱなしにしていると 体力を削がれ 喉をやられてしまう

ジレンマです

睡眠の質を保つには 寝入りから3~4時間の間の睡眠が重要なので
タイマーなどでその間だけ冷えるように調節するのが
いちばん良いと思われます

また扇風機の風が直接当たると 睡眠の質が落ちるので要注意です


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2017.08.09更新

代表的な夏風邪といえば

手足口病 ヘルパンギーナ プール熱 です

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それぞれについて解説します


<手足口病>

今年 大流行している夏風邪で
コクサッキーA6 A16 エンテロ71ウイルスによって起こります

咳 くしゃみ 鼻水などによる飛沫感染 接触感染
おむつ交換時の糞便感染などにより感染し
3~6日間の潜伏期間を経て 症状が出てきます

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微熱や食欲不振からはじまり
手の平や指の間 足や足の裏 ひざ 舌や唇 口の中などに
赤い発疹が現れるのが大きな特徴です


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水泡は 赤くて米粒大ほどもあり 全身に出る人もいます

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38℃以上の高熱が出ることは少なく
ほとんどの場合 3~7日で回復します


以前は2歳以下の子どもだけの病気と思われていましたが
最近は大人にも しばしばみられることが報告されています

そして 子どもの場合は ほとんどが軽症で済みますが
大人の場合は 痛みがあったり高熱を発したりして
寝込むケースも少なくありません


大人が感染する場合は その大半が子どもからの感染で
夏風邪 手足口病の症状のある子どもがいる場合は
十分に注意する必要があります

子どもの食べ残しを食べない 食器やタオルは別にする
咳やくしゃみが出ている場合はマスクをさせて感染を防ぐ
といった対処が必要です



<ヘルパンギーナ>

エンテロウイルスのコクサッキーA群の感染で起こります

感染者のくしゃみや咳を浴びた時に感染する飛沫感染が多く
潜伏期は2~4日です

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口内に水疱が多数でき
喉の奥が真っ赤になり プツプツとした白い水疱ができて
食べ物や飲み物を口の中に入れられないほど痛みを感じる場合もあります



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突然39度前後の高い熱が出て その後38~40℃の高熱が2~3日続きますが
通常は3~4日で症状も改善して治ります

コクサッキーA群の複数のウイルスが原因となるため
何度もかかることがあります


幼い子供が感染しやすいウイルスですが 成人でも発病することがあります



<プール熱・咽頭結膜熱>

アデノウイルス感染により発症します

飛沫感染や咽頭分泌物や目やになどからの接触感染が主たる感染経路で
感染者がウイルスの付着した手でタオルや物を触り
感染していない人がウイルスの付いた部分に触れて目や口に触れると感染します

結膜や目やになどからも感染するため
同じタオルを使うことで感染するケースも少なくありません

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潜伏期間は5日〜6日程で
目が真っ赤に腫れあがり 結膜炎を併発するのが特徴的です

発熱 喉の発赤 結膜炎 が3大症状で
38~40℃前後の発熱が3~7日間続きます


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感染力が強いため
学校保健法で「主要症状が消失した後 2日経過するまでは登校できない」
と指定されています


大人の感染の大半は プール熱の子供を看病しての二次感染によります


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通常 大人が感染しても症状は子供ほどひどくはならないと言われていますが
発熱や頭痛は子供よりもひどくなるとの報告もあります



2017.08.08更新

今年は例年より 夏風邪で来院される患者さんが多いので
夏風邪の解説をすることにします

風邪というと冬のイメージですが 夏でも風邪をひくことが意外に多いのです

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<夏風邪は長引く>

夏風邪は冬の風邪と異なり 症状が長引くことが多い

風邪と自覚されず 夏バテ 熱中症と勘違いされ
放置されることが多いからです

夏バテは 夏の暑さによって水分不足になったり 内臓が疲れたりして
疲労感 だるさ 食欲不振にはなりますが 熱は出ません

ですから 微熱で体がだるい場合は 夏風邪の可能性が高い

但し 夏バテによって体の免疫力が落ちると 夏風邪を引きやすくなります

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また体力 免疫力が低下しているので
一度治っても別の種類の夏風邪ウイルスに感染しやすく 長引いてしまいます



<夏風邪の症状>

夏風邪はよく お腹の風邪と呼ばれますが
冬の風邪と大きく異なるのが 腹痛や下痢が高頻度にみられることです

夏場はエアコンなどで体が冷えるので お腹を壊しやすい状況にありますが
何日も下痢が続く場合には 夏風邪を疑ってみる必要があります


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喉の痛みも 夏風邪に特徴的な症状です

空気が乾燥しているわけでもない どちらかというと湿気が多い夏場に
喉が痛くなって咳が出始めたら要注意です


もうひとつの特徴的な症状が 口内や手足の水疱

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水疱が破けたときに激痛が走り
ツバを飲み込むのもためらってしまうほどです



<夏風邪を起こすウイルス>

風邪の原因の80~90%はウイルスですが
夏風邪を引き起こすウイルスは 高温で湿度の高い環境を好みます


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代表的なのが エンテロウイルス アデノウイルス ライノウイルス

エンテロは腸 アデノは喉を意味することからわかるように
夏風邪をひくと お腹をこわしたり 喉が痛くなりやすいのは
これらのウイルスの性質のためです


エンテロウイルスは
コクサッキーウイルス エコーウイルスなど10種類以上のタイプがあり
感染すると 胃腸障害を伴うことが多い

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アデノ
ウイルスは
喉の痛み 苦しくて激しい咳 発熱 結膜炎が主たる症状ですが
下痢や胃腸炎をもたらすこともあります

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エンテロウイルスもアデノウイルスも子供の感染が多いのですが

ライノウイルスは
大人に多い鼻かぜウイルスで 鼻水が特徴的な症状です

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<なぜ夏風邪にかかるか?>

過度な冷房などにより 室内と屋外の温度差が大きくなりすぎると
自律神経が乱れて体温調節が上手くできなくなり
免疫力が低下して風邪を引きやすくなり 症状が長引いてしまいます

自律神経の乱れを防ぐには
室内の温度を25~28℃にすると良いとされています

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また 高温多湿の環境やクーラーの使い過ぎによる夏バテも影響します

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蒸し暑い夏は 食欲不振や倦怠感などで体調を崩しやすくなり
熱帯夜のせいで睡眠不足にもなり 生活スタイルが乱れがちです


高温多湿の環境は 夏風邪のウイルスを活性化させる一方で
人間の体力と免疫力を低下させるのです



2016.11.26更新

厚生労働省は11月25日に

全国的にインフルエンザの流行シーズンに入った と発表しました

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11月14日から20日までの1週間に
定点観測をしている医療機関からの患者さんの報告数が
流行開始の目安となる 定点あたり1.0を上回ったそうです

沖縄 栃木 福井 北海道 岩手 石川 群馬などでは
報告数が2.0を越えています


また 東京都福祉保健局も24日に

都内での患者さんの報告数が1.57となり
東京都でもインフルエンザの流行が始まった と発表しました


中央区でも
休日診療所を20日 23日に受診された患者さんの
約1/3ほどの約20名が インフルエンザの疑いで受診され
インフルエンザA陽性の方が それぞれ3名おられたそうです


昨シーズンは 年明けの1月15日に流行開始が発表されたので
今年は1か月以上も早い!


下の折れ線グラフの赤丸が今シーズンですが


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12月に大流行して 年明けにはピークが過ぎていた一昨年(紺色)と
ほぼ同様の立ち上がりを見せています


ちなみに 昨シーズンは 1/15に流行開始が宣言されてから
約2週間ほどで
定点あたりの報告数が10人を越えて 流行注意報が発令されました

そうしたことを考慮すると
これから徐々に気温も下がり 空気も乾燥してきますから

12月になると かなりの勢いで流行してくるかもしれません


インフルエンザの予防接種の効果が現れるまでに 約2週間必要ですから

まだワクチン接種されていない方は
大急ぎで接種されることをお勧めします


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下の地図のオレンジ色や黄色で示された
世田谷 大田 中野 葛飾 練馬などでは患者さんが多いようですから
それらの地域にお住まいの方 勤務されている方は
特にお気をつけください


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中央区は まだ患者さんの数は少ないようです


また 小学校(下図の棒グラフの緑色の部分)での流行が増えていて
学級閉鎖の数は昨年同時期の4倍程度です

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小学生のお子さんがおられる方は
感染予防や健康管理に 充分に気をつけてあげてください



東京都のHPにも出ていましたが
インフルエンザの対策のポイントは下記の4つです

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@こまめな手洗い

外から帰ったら 必ず手を洗う習慣をつけること

効果的な手洗い方法は こちらを参考にされてください

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@充分な休養・栄養・水分補給

気合いだけでは予防しきれませんから

体力 抵抗力を充分に保つために
栄養と水分をたっぷりとって よく寝ることが大切です


@咳エチケット

くしゃみや咳のしぶきには ウイルスがたくさん存在しています

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人さまに迷惑をかけないためにも 咳をしている人はマスクをしましょう

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また 咳をしていなくても
人込みではマスクをしていると予防効果があるようです

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@適度な室内の加温・加湿

インフルエンザウイルスは
寒くて乾燥している環境が大好きで繁殖しますから

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室内を暖かくして 特に就寝中などは 室内の加湿を心掛けてください


インフルエンザにかかると
ご自身も熱や悪寒で苦しむことになりますし
会社も休まなくてはいけなくなります

そんなことにならないですむように
早目にワクチンを接種され 日常生活でも予防対策をとられてください



今日は 土曜日のネコブログの予定でしたが
厚労省と東京都からのインフル流行の発表がありましたので
急遽ネタ変更になりました

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最近 ネコネタが枯渇気味だったので
ちょっとホッとしている書き手でした(苦笑)



2016.11.10更新

かぜシリーズの最後に
今年 大流行の兆しが見える マイコプラズマ の最新情報を提供します


マイコプラズマは 非定型性肺炎を起こす原因として紹介しました


かつては流行のタイミングが4年に1度のペースで
ちょうど夏季オリンピックの開催年に重なっていたことから
「オリンピック病」と呼ばれたこともありました

そうか 今年は リオ・オリンピックだったし、、、

というのは ちょっと早とちりで(笑)

ソウル・オリンピック(1988年)を最後に
このような4年周期の流行の規則性はなくなっています


日本で最後に大流行が見られたのは  2011~2012年シーズンでしたから

それからすでに 4~5年が経過しており
いつ流行がみられてもおかしくないとされていましたが

国立感染症研究所の10月の発表によると

今年10月のマイコプラズマ感染者の報告数は
2011~2012年シーズンの同時期のそれを上回っています

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赤のグラフが 今年の患者さんの数です

ご覧のように 東京都内でも患者さんの報告数が増えています

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また 世界的にもマイコプラズマ肺炎の患者さんの増加が報告されていて
今年は当たり年になりそうな気配です



で マイコプラズマ肺炎 って なに?

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マイコプラズマ・ニューモニエ

という微生物により引き起こされる肺炎で
1年を通じてみられ 冬にやや増加する傾向があります

子どもや若者に多くみられ
近年の報告では 約80%が14歳以下で発症しており
そのピークは小学校低学年(7~8歳)です

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大人では その病状は一般に軽く 肺炎に至る例は感染者の3~5%で
多くは感染しても 上気道炎 気管支炎などですみます



さて このマイコプラズマ

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自己増殖可能な最小の微生物
ウイルスと細菌の中間的な性質を有する病原体です

ウイルスのように 他の生物の細胞の力を借りて増殖するのではなく
細菌と同様に自分の力で増殖しますが

ウイルスに近いほど小さく その外側には細胞壁はありません

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マイコプラズマは

*患者さんの咳のしぶきを吸い込んだり
*患者さんと身近で接触したりすることで感染し

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家庭のほか 学校などの施設内でも感染の伝播がみられます

感染力が強く 家族内感染が多く見受けられるので
すでに診断された人が身近にいるかどうかが 診断に重要な情報になります


このように 感染経路はかぜやインフルエンザと同じですので
予防のためには 普段から 手洗いをすることが大切で

また 患者さんの咳から感染しますので
咳の症状がある場合には
マスクを着用するなど咳エチケットを守ることも予防上大切です



感染してから発症するまでの潜伏期間は長く 2~3週間くらいで

そのため 感染拡大の速度は遅く


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人が多く集まる保育園 学校 会社 病院などでは

施設内で流行が始まると
それが落ち着くまで 何か月もかかってしまうこともあります



代表的な症状は 発熱 と  で


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咳は 乾性咳嗽と呼ばれ 痰をともなうことが少なく
発熱から数日遅れて出現することもあり 経過に従い徐々に強くなり
熱が下がっても 頑固な咳が長く続く(3~4週間)ことも多い

また 全身倦怠感 頭痛 筋肉痛 関節痛などを伴うこともあります



2015年にマイコプラズマ抗原簡易検査キットが販売され
インフルエンザや溶連菌と同様に
より早期により簡便に測定できるようになりました (保健医療です)


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治療は 抗生剤を用います

抗生剤の中には
細菌の壁を壊すことで効くものが多くありますが

マイコプラズマは細胞壁がないので このタイプの抗生剤は効きません

したがって マイコプラズマに効果があるのは
細胞壁には作用せずに効果を示す抗生剤で

*タンパク質合成を阻害する マクロライド系 


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*DNA合成を阻害する ニューキノロン系

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という種類の抗生剤が用いられます



ということで 

最初に述べたように
今年はマイコプラズマの当たり年になりそうですから

頑固な咳でお悩みの方は 早目に受診されてください



2016.11.09更新

ウイルス性のかぜであれば わざわざ医療機関を受診しなくても

家で安静にして 水分や栄養を充分に補給して
暖かくして たっぷりと睡眠をとれば 1週間ほどで自然に治癒します


しかし 忙しい方は そうそう家でのんびり休めないでしょうし
症状がつらくて 我慢できないことも多い

そんな訴えで来院される患者さんには お薬を処方します

でも、、、

<かぜは薬で治るのか?>

患者さんの多くは

*症状がつらいから 早く治して欲しい
*仕事が休めないから 一発で治る注射をして欲しい

といった希望を持たれて 医療機関を受診される場合が多いです

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しかし そうした期待に沿えずに申し訳ありませんが
残念ながら かぜを一発で治せるような薬や注射は ありません


かぜで処方される薬は 症状を和らげる薬(対症薬)です


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つまり 薬はかぜを根本的に治すものではなく
あくまで症状をやわらげる手助けをするものにすぎず
内服したから早く良くなったり 悪化を防ぐわけではありません


かぜで当院を受診される患者さんに よくお話しするのですが

かぜを治すのは あくまで患者さんご自身の体力や免疫力であって
薬は症状を和らげますが 根本的に治すわけではありません


かぜを治すには 薬を服用するだけでは不充分で

*安静にして
*水分や栄養を充分に補給して
*暖かくして たっぷりと睡眠をとる

ことが不可欠です

そして 薬を飲んでも 1日や2日では治りません
体力 免疫力で治すのですから 改善するのに数日はかかります


なるべく早く患者さんのかぜを治して差し上げたいのですが
上述したような事情を ご理解いただけると幸いです



<かぜに抗生剤は必要か?>

一方 問題となるのは かぜにおける抗生剤の使い方です

以前にご紹介しましたが

不必要なシチュエーションで抗生剤を使用することは
百害あって一利なしです

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不適切な抗生剤の使用は
抗生剤に耐性を持つ細菌を増やしてしまうことになり
結果として 人類全体に不利益をもたらしてしまいます

ですから 世界保健機構・WHOも 各国の医療・保健機関も
安易な抗生剤投与に警鐘を鳴らし その対策を積極的に行っています


ましてや これまでにご説明しましたように

かぜの原因のほとんどは 細菌でなくウイルスなので

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かぜに抗生剤を投与しても 効果は期待できません


抗生剤は ウイルスには無力なのです


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そして 基礎疾患のない若い方の多くは
抗生剤など使わなくても 対症療法だけで自然に治癒します



もちろん 原因がウイルス以外の
細菌もしくは非定型病原体による場合は
それぞれに適した抗菌薬を投与します

抗菌剤を使うべき状況としては

*痰に色がついたり ねばねばした汚い痰がでたり
*咽頭への白苔の付着が見られ

細菌感染の合併が疑われる場合

*熱が1週間以上も続く場合

などがあげられます



一方 欧米の学会では 不適切な抗生剤使用を避けるための手段として

*かぜで来院された患者さんに対しては
 受診当日に抗生剤を処方せず 再受診時に処方する
*最初に処方する場合は 症状が悪化してから服用するように指示する

といったことが推奨されています

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かぜで受診されて
早く治したいので抗生剤をくださいと希望される方は
実際のところ少なくありません

世の中の “抗生剤信仰” は かなり根強いのが事実です


ですが これまでに説明しましたように

原則的に かぜには抗生剤は効きませんし
不適切な抗生剤の使用は 結果的に人類に不利益になります

ですから 抗生物質の処方を希望されていても
症状 診察所見などから抗生剤は必要ないと判断される患者さんには
その旨を説明するのですが

正直なところ 説明が上手くいかず
納得していただけないことも多々あります

そうした場合は
患者さんも医者も お互いにフラストレーションが溜まってしまいます

ストレスは かぜに良くないのですが、、、(苦笑)


ですから 抗生剤は必要ないと思われる状況なのに
どうしても抗生剤が欲しい と希望される患者さんには

上記のことをよく説明して

抗生剤は処方しますが 予防的に飲むのはやめてください
高い熱が出てきたリ 汚い痰や鼻水が出てきたら
そのときに服用してください

とお話して ご理解いただくようにしています

2016.11.08更新

かぜの予防法と 
医療機関を受診した方がよいタイミングについて説明します


<予防法>

@手洗い

手洗いは 最も効果的な予防法とされています

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*家に帰ったら 石鹸 流水で汚れを落とすようにする

*モノを触る前 触ったあと 食事をする前に
 速乾性アルコールで手指消毒をする

こうしたことを 特に冬の間は 習慣にしてください

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最近は飲食店などで 速乾性アルコールが置いてあるところもあります

当院でも受付に速乾性アルコールがありますので
来院された際 お帰りになる際に 手指消毒されることをお勧めします


手洗い方法のポイントは

*流水と石鹸で 約15~30秒かけて洗う
*指の間 親指の根元 爪などを 特に注意して洗う

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速乾性アルコールによる手指消毒も 同様に行います

洗い残しが起きやすいのは こうした部位ですので
特に注意して洗ってください

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「あわあわ手洗いのうた」の動画を見ると参考になります

このうたを見ると 医学生のときの外科実習で
手術室の手洗い場で 手洗いを習ったことを思いだします

あの頃は こんな解りやすいのは なかったな(笑)


@うがい

手洗いと同様に よく推奨されますが
最近は 手洗いほどの効果は認められないとする説もあります

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また うがいをするにしても 
わざわざヨードやイソジンでする必要はなく
水で充分とされています


@マスク

かぜをひかれている方が
自分のくしゃみや咳で ウイルスをまわりにまき散らさないことが大切です

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また 人ごみの多いところ 満員電車などでは
予防的にマスクを着用することで ウイルスの侵入を防ぐことができます


ちょっと脱線して恐縮ですが
マスクをしている女性は とても美人に見えることがあります

目力が強調されるからでしょうか?

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そして マスクをとると えっ? ということもあります(苦笑)



@手で顔を触らないようにする

かぜは 手に付いたウイルスが
その手で目 鼻 口などを触ることによって感染します

ドアノブ 電話などに付着したウイルスが
数時間も生存することが報告されていますから

外出先などで 知らぬ間に手にウイルスが付着していることもあり得ます

ですから 外出時に
手で 口 鼻 目を なるべく触らないことが必要です


@日常生活での対策

*生活環境を暖かく保つ
*早く休んで 温かい食べ物をとり 栄養補給する
*水分を充分にとる
*睡眠を充分にとる
*室内の加湿・加温を心掛ける

といった注意が必要です

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かぜを根治させるのは 本人の免疫力と体力ですから
充分に栄養と水分を摂って 暖かくして よく休む のが基本です

また ストレスはかぜのリスクになりますから
上手くストレスと付き合うことや

習慣的な運動はかぜのリスクを減らしますから 適度に運動することも

かぜの予防には大切です



<医療機関を受診した方が良いタイミング>

かぜは 自宅でよく休んで 栄養や水分を充分に補給していれば
自然に1週間程度で改善する病気ですが

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早目に医療機関を受診して治療を受けた方が良い状態もあります


@症状では

*39℃以上の発熱があり 悪寒戦慄があるとき
*鼻汁が 黄色や緑の混濁したものになってきたとき
*咽頭痛が激しく 喉が腫れているとき
*咳が激しいとき
*咳をすると胸が痛む 呼吸が苦しい 血痰がでるとき

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@患者さんの背景としては

*65歳以上の高齢者
*慢性呼吸器疾患 心疾患 糖尿病がある人
*妊婦

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@症状の時間的経過としては

*1週間前後で治癒しない場合
*いちど治りかけたのに また悪化する場合


こうした場合は

ウイルスによる最初の症状の改善後に
二次性の細菌感染が起きている可能性がありますから

早目に医療機関を受診してください



<いちど受診したあとでも 再受診した方が良いとき>

かぜの症状が完全に出そろうには 2~3日かかることが多いので
症状が出てからすぐに受診した場合は
かぜの症状が出揃っていないことがあります

ですから いちど医療機関を受診して治療を開始した後に

*症状が変化してきた場合
*治療により一旦症状が改善したあとに 再度悪化する場合
*治療中にもかかわらず 38℃以上の熱が出現する場合

などは 治療方針を修正する必要がありますから
再度 医療機関を受診することをお勧めします



医療機関を受診される際には

*最初はどんな症状があって
*それが どのように変化していって
*現在いちばんつらいことは何か

を 具体的に話されると 医者も判断がしやすいです

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また 高い熱が出たことがあるかどうかも
併せてお話しいただけると さらに診断の手助けになりますから
宜しくお願いします



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