とある休日 
今日の夜は外食しようか ということで

銀座のキラリトの7階にある  
バーンヤード という
カリフォルニア料理のお店に行きました

バーンヤードの外観

どうしてこのお店かというと
HPを見たら 
気になるメニューがあったのですよ!

それは ガンボ!

ガンボの写真

読み手の皆さんは ガンボをご存知ですか?

ガンボは 
アメリカ南部 ルイジアナを中心とした地域の
郷土料理で

濃いスープ 肉または甲殻類 とろみ成分
そして「聖なる三位一体」と呼ばれる
セロリ ピーマン タマネギといった
具材からなります

具材いっぱいのスープを 
お米にかけて食べます

とろみは なんと 
オクラが使われることもあります

書き手が初めてガンボを食べたのは
昔 学会で訪れた 
ジャズの街 アメリカの 
ニューオリンズ

ニューオリンズの街並み

お米の料理が恋しくなって 
ホテルの人に聞いて
ガンボが売りのお店に 食べに行きました

ガンボが売りのお店の外観

南部の雰囲気漂う 
なかなか良い雰囲気のお店で

南部の雰囲気漂う店内

注文して出てきたのが これ

本場のガンボ

カレーのような濃い色のスープ 
具材はチキン

真ん中には 
お子様ランチで出てくるような 
型取りされたライス

日本のお米とは異なる 
パサパサした細長いインディカ米です

食べると 
意外にスパイシーで コクもあって 
日本人の口に合います!

ということで 
ニューオリンズ滞在中はガンボ三昧

色々なお店でガンボを楽しみました

小さなカップで出てくるお店もあれば

小さなカップで出てくるガンボ

2種類のソースが一度に楽しめるお店もあり

2種類のソースが一度に楽しめるガンボ

ファストフード店でも 
プラスチックの容器で 
ガンボを楽しめました

ファストフード店のガンボ

そして それぞれのお店で 味が微妙に異なる

お店の方に聞くと
ガンボは 
日本のお味噌汁のような家庭の味で
お家によって お店によって 
それぞれ味が異なるそうで

まさに 地元のソウルフードなのですね

そもそも ガンボができた歴史を紐解くと

18世紀 アメリカ南部が
フランスやスペインの植民地だったころ

18世紀のアメリカ南部のフランス スペイン領の地図

アメリカというと 
イギリスの植民地というイメージが強いですが

フランスやスペインも 
しっかり新大陸に植民地を持っていたのですね!

宗主国フランスのブイヤベースに  
現地で獲れた魚介類や野菜が使われ

さらに 
アフリカから連れられてきた奴隷が
持ち込んだオクラが加えられ
独特のとろみを持った一品が出来上がったとか

まさに クレオール料理 です


クレオール  とは

ヨーロッパ諸国が  
新大陸の国々を植民地として治めていた時代に

現地で生まれ育った人たちが
自国の習慣や文化と 宗主国の習慣や文化を 
うまく良いとこ取りをして
独自の新しい文化を築き上げたことで

ガンボはまさに
アメリカ フランス
そして連れてこられた奴隷の故郷のアフリカ

それぞれの食文化がミックスして出来たものです

書き手は 
クレオール文化や料理に 
とても興味があります

学生の頃 今福竜太さんが書かれた 
クレオール主義 という本を読み
その成り立ちや文化に 
とても興味を持ちました

クレオール主義という本

自分のルーツの文化を大切にするという 
ぶれない姿勢と

宗主国の文化の良いところは
取り入れようという
フレキシビリティに

いたく感心したものです


そして 
クレオールの女性は きれいな方が多い!

クレオールの女性の肖像画

そこも 
書き手がクレオールに魅力を感じる
大きな原因かもしれません(苦笑)

ということで 久々に味わうガンボ
日本でガンボが楽しめるとは 
思ってもいませんでした

しっかりと 
聖なる野菜もシーフードも 
たくさん入っています

日本のレストランのガンボの外観

お米は 
インディカ米ではなかったようですが
黄色い穀類が入っていて 
独特の味わいを出していました

お米

最初にご飯をとって 具材を載せて 
たっぷりとスープをかける

たっぷりとスープをかけたごはん

美味しいです!

もうちょっと 
スパイシーでも良かったかな?(笑)

汚い写真で申し訳ありませんが 
しっかりと残さずに いただきました!

完食した後のお皿

クレオールに思いを寄せながら 
美味しくいただけて
とても幸せになったディナーでしたが

あ とろみにオクラを使っていたのか 
お店の方に聞き忘れました!(笑)





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