NHKで放送していた 
スノーデン・ファイル 
に関する番組を見ました

NHK番組の画面

アメリカの国家安全保障局にいた
スノーデンさんが
その内部情報を暴露して 
アメリカ国内で指名手配になり
ロシアに亡命していることは 
知っていましたが

正直言って 
書き手はそれほど関心がなかったのですよ

スノーデンさん

スノーデンさんは
アメリカの諜報活動が 
市民のプライバシーを脅かしている危機的状況を
多くの人々に知らしめるために 
あの暴露行為を行ったそうですが

その行為に対しては 
裏切者か? 愛国者か? 
という賛否両論があります

スノーデンは裏切者か? 愛国者か? と問うポスター

ただ アメリカでは国民の55%が
罪を犯した者というより 
正当な内部告発を行った者として
好意的に見ているそうです

スノーデンさんを支持する人たちのデモ

さて スノーデンさんが問題視した

情報収集 諜報活動の現状ですが

従来 この手の活動は
007の映画に代表されるような
個人としてのスパイの活動などが
中心でしたが(今でもあるのでしょうが)

映画007のショーン・コネリー

今や 電話 メールなどの
デジタル通信情報を対象にした諜報活動が
そのメインになっているそうです

アメリカのNSA・国家安全保障局は
テロ対策を名目に 
Collect it all 全てを収集する
という施策を極秘裏に行い

アメリカのCollect it allの説明図

民間の通信会社 電話会社などから
通話記録等を大量に収集していたそうで

その対象は 
世界中の一般市民の 
電話 メール SNS が含まれており

ドイツのメルケル首相の電話まで
傍受していたことは
ニュースにもなりました

あらゆる情報を収集している様子

もともと 
東西冷戦における諜報・情報活動で
出来たシステムが
技術の進歩とともに 
さらに発展しているそうです


その最前線の様子といえば

XKEYSCOREという
世界中の情報を収集できる 
強力な大量監視プログラムがあり

個人のメール 電話の会話 ネットの閲覧履歴などを 
全て見ることが出来て

個人のパソコン スマホへの遠隔操作で
カメラを起動して
盗撮・盗聴もできるそうです

世界中の情報を収集できる 強力な大量監視プログラムの説明図

世界の通話のほとんどは 
海底テーブルでアメリカを経由するので
そこから情報を得るプログラムを使えば 
こうしたことが可能になるとのこと


さらに PRISMという
インターネット SNSなどの大手IT企業から
情報を入手できるプログラムもあり 
威力を発揮しているそうです


PRISMの説明図

こうした状況下では 
一般市民の生活の全てが傍受 監視可能で
もう 誰にもプライバシーはなく

使い方を間違えれば 
民主主義を破壊しかねないと
危惧されています

そして テロ対策・安全保障目的以外に
この情報収集システムが利用される危険性に
警鐘が鳴らされています


強力な大量監視プログラムXKEYSCOREの説明図

うーん なんだか 
自分とは関係ない 
何か違う世界の話のようですが

今回 新たに公開された
スノーデン・ファイルによると

強力な大量監視プログラムXKEYSCOREが
アメリカから日本にも提供された
という記述があるそうで

それについて日本の防衛省の関連部署は
コメントを差し控えているそうです


日本でも 
個人のメール 電話の会話 ネットの閲覧履歴などが
第3者に見られている可能性があるということ?

 個人情報が知らぬ間に第3者に盗み見られている様子

えっ そうなの?

書き手が 
XXXなサイトを覗いていたことも 
ばれてるの?(笑)

なんだか ちょっと妙な気分もしてきて 
番組を見続けました


高橋医院