パーティなどの雑踏のなかで 
気になる異性を見つけたら
そのヒトのことを 
ついつい視線で追ってしまう

そんな経験をされた方は 
多い でしょうか?(笑)

で 運良く 
気になるヒトもこちらを気にしていてくれて
視線に気がついて 
向こうからも視線を投げかけてくれたりしたら

直接言葉は交わさないけれど 
遠くから互いの視線を認識しあう

そんなシチュエーションは 
かなりドキドキするものです(笑)

シュツットガルト・バレエ団のロミオとジュリエット 
を観てきました

シュツットガルト・バレエ団のロミオとジュリエットの宣伝ポスター

ロミオとジュリエットは 
多くの方が若き日に
胸をときめかせながら読まれた経験が
あると思います

はい 書き手も中学生の頃に 
ドキドキしながら読んだのを憶えています

ストーリーは悲恋ですが

前半の舞踏会のシーンで 
初めてロミオとジュリエットが出合い
お互いに一目ぼれしてしまい 
視線を投げかけあうシーンは

オジサンが見てもドキドキしてしまいます

ああいう一目ぼれって 
若い頃はしてしまうのですよね(苦笑)

この舞踏会のシーンでは 
もちろん遠くから視線を交わすだけで
ふたりは直接言葉を交わすことはありません

舞踏会のシーン

こういう状況は 
踊りとマイムで気持ちを表現するバレエには
まさにうってつけだと思います

まだ弱冠23歳の若きプリンシパルダンサーのふたり

ジュリエットを演じる
スペイン生まれのエリサ・バデネスと

ロミオを演じる
ブラジル生まれのダニエル・カマルゴは

まるで地でやっているかのような
若くて そして情感がたっぷりこもった踊りで 
観るものを惹きつけました

情感がたっぷりこもった踊り

そして いつもこの作品を観て感じますが

舞踏会のシーンの音楽は 
とても印象的です

これから展開していく物語が 
単なる甘いロマンチックストーリーではないよ
と暗示するような
ちょっとスリリングで
調和を乱すようなメロディ

それに この作品では 
衣装もそうした雰囲気にピッタリでした

そのなかで 
ふたりがときめきながら視線を交わし 
徐々に愛を語り合いはじめる
そんなコントラストが 
書き手にはとても刺激的に感じられます

そして続く 
あの有名なバルコニーのシーン

舞台装置が2階建て構造になっているのが珍しくて
目を惹きますが

ふたりが表現する愛の喜びとせつなさは 
まさに胸に迫るものがあって
とても好感が持てました

オヤジは ついつい 
遠い目になってしまうのですよ(苦笑)

でも 書き手は
ロミオとジュリエットという物語は 
バレエには不向きかも と思います

バレエには 
あまりこみいったストーリーは向かないように感じる

ダンスの美しさを存分に味わうには 
ロミジュリはちょっと、、

それに 
シェークスピアの物語は 
言葉の美しさ 楽しさを味わうものだから
余計に食い足りない印象を持ってしまいます

だから 
後半のジュリエットの寝室を主たる場として展開される悲劇のパートは
うーん ちょっと、、、かな(苦笑)

帰り道 隣で観ていた方にその話をしたら
「私もそう思う」と
同意していただいたのでホッとしました(笑)

さて 書き手にとって
 ロミオとジュリエット と言えば

今 なにかと話題のキューバで
作られている これ

ロミオ・ジュリエッタのシガーの箱

ではなくて!(苦笑)
(箱の中身が何かわかる方 
 煙を吸い込んだら 体に悪いですよ!:笑)

何と言っても 
オリビア・ハッセーです!!

"オリビア・ハッセー

若き日 
オリビアが演じるジュリエットを拝みに 
足しげく名画座に通ったものです

オリビア・ハッセーって 誰だ? 
という方の方が 今は多いのでしょうね

オリビア・ハッセー2

そんなオリビアが 
いつの間にか 布施明の奥さんになっていて

当時 書き手はびっくりしつつ 
とてもガッカリしたものです(苦笑)

オリビア 
今はすっかりおばあちゃんに
なったのでしょうか?

きれいなお姉さんならぬ 
きれいなおばあさん しているのかな?(笑)
高橋医院