イヌは単純にパタパタと振るだけだけれど 
ネコのシッポは雄弁です
(イヌ派の方 こじつけてゴメンナサイ!)

毎月定期購読している「ねこのきもち」シッポ特集によると

シッポは真ん中に骨があり
そのまわりを左右対称に
6種類もの筋肉が取り囲んでいて

それが故に 
あんなに豊かな感情表現ができるそうです

ネコのシッポの骨と筋肉の図示

ちなみに骨は
1cmほどの小さい骨が連結してできているそうな

シッポの役割は 大きく分けて4つあります

*体のバランスを保つ
:ジャンプや高くて狭いところを歩くときに
 上手に振って役立たせます

*寒さから身を守る
:体に巻きつけたり 
 口や鼻を覆って息の暖かさを保持して防寒します

*自分のにおいをつける
:シッポの根元にある臭腺をこすりつけて
 マーキングします

そして いちばん大きな役割が 

自分の気持ちを表現すること

書き手はネコさまとお付き合いいただいてから
10年以上になりますが

うーん 正直言って 
シッポで表現される微妙な気持ちの綾までは
まだ充分に理解しきれていないと思います
(もともと女心を理解するのは苦手ですから?:苦笑)


<ピンと立てる!>

この気持ちは 書き手でもわかります!

嬉しいとき 
甘えたいとき 遊んでほしいとき 
ご飯の準備を待つとき

シッポをピンと立てて近寄ってきます

ローズなんて
フサフサのシッポを
プルプルと小刻みに震わせたりします!

シッポを立てて震わせるローズ

ホント かわいいです、、、


<ブンブン振る>

これもわかります

窓の外に見えるビルの屋上に
カラスやハトがとまっているのを発見したとき
お嬢さまたちのシッポは
ブンブンと左右に振り回されます

臨戦態勢! という感じでしょうか

あと 楓が挑みかかってきたときにも 
ローズはよく振っています(笑)


<ふくらます!>

これもわかります!

喧嘩するとき 相手を威嚇するとき 
びっくりするくらいふくらみます

倍以上の太さに見えることもあって 
凄くて驚いてしまいます

こういうときはシッポは下がっています


<お腹の下に巻きつける>

これはあまり見ない

不安や恐怖を感じたり
喧嘩しているときは
「降参」の意思表示になるそうです


<バンバンと床などにたたきつける>

はいはい 
ご機嫌が悪いときにはよくやられています(笑)

こういうときには 
黙って見守り 近づかないようにして
お怒りが醒めるのを待ちます(苦笑)


<先だけパタパタ振る>

これもよく見ます!

寝ているときに名前を呼ばれて
起きたり振り向くのが面倒(と思われているであろう)
なときには

シッポの先だけ 
ゆっくりとパタパタと振られます

呼ぶたびに振ってくれるのですが
面白がって何度も呼ぶのを繰り返していると
そのうちに振らなくなります(笑)

静止したデイジーのシッポ


<ゆらゆらと揺らす>

このときの気持ちを察するのが 
意外に難しいのですよ

基本的にリラックスして
気持ち良いと思われていると思うのですが

機嫌が悪いときにも 
ゆらゆら揺れていることがあって
そういうときにかまうと 
プイッと逃げていかれたりします

書き手はまだ 
ゆらゆらの解釈は100%できていません、、、

シッポを振らす楓

ちなみに 
シッポを立てながら
下僕が座るイスの下を通り

立てたシッポで何気なく
下僕のふくらはぎを触って
通り過ぎてから
下僕の方を振り返って見る 

という高級テクニックを ローズはよく使われます

これをされると 
下僕は100%仕事の手がとまります

下僕は思うのですが 
ローズに銀座で店を持たせたら
かなり繁盛するのではないかな?(笑)

ちなみに 最近 
楓もこの技を取得しつつあります

目指せ チーママ?(笑)
高橋医院